”なりたい自分になる” | 銀とはぐはぐ日記〜メラノーマと着物

銀とはぐはぐ日記〜メラノーマと着物

2012年5月メラノーマと診断、リンパに微少転移ありでステージ3。
自分が何をやりたいのか考えた結果『着物』→『着付けの先生』→『着付け師』今は撮影着付けを勉強中。
そんな2016年8月、肺転移発覚。
この先の人生どうしたものかと、絶賛迷走中。。。

私の転移がわかった8/31の翌日、小林麻央さんがブログをスタートされました。

なんてタイミングだろうかと、びっくりしたものです。

それを読んではこっそり泣いていました。

 

「癌の陰に隠れない」

 

なんて力強いのだろうかと。

 

麻央ちゃんの言葉たちはまるで私の気持ちを、がん患者の気持ちを代弁してくれているようで涙があふれた。

 

転移はつらい。

最初の告知よりもずっとずっと、しんどい。

ココロもカラダも。

 

自分が転移といわれて、

いままで、患者会で転移や再発の方の話をあんなに聞いていたのに、ぜんぜん気持ちをわかってなかったんだなと、打ちのめされた。

 

わかった気になっていた自分がハズカシイ。

 

主治医の先生にも

「良くも悪くもいままで以上に、患者さんたちの気持ちに寄り添っちゃうね」

といわれた。

 

たしかに。

でも、いまの私にとってはとても良いこと。

 

ちゃんと同じ目線で同じ気持ちでいれるな、と。

4年前、きっかけをくれたあの人の転移がわかった時の「気持ち」が本当にわかった。

神様におねがいしたくなる、なんとかしてやるという気持ち。

でもね。

 

まだ、カーテンをしめたくなる気持ちはわからない。

私は、まだまだカーテンも窓もあけて風をとおすんだから。

 

今年の命日は会いに行きたいな。。。

 

私も「癌の陰に隠れない」で自由に生きて行く。

麻央ちゃん、ありがとう。