この数ヶ月、色々ありました。
事のハジマリは夏。
2016年8月31日(水)
半年ごとの検査結果を聞きに行った8月の最後の日。
いつものように10分程度で終わると思ったので仕事を抜けていくことに。
ガラリとした午後の待合室のTVにはは築地移転の延期をしらせる小池百合子都知事が。
待っている人は私ひとりだけど、少し待ち、呼ばれて中にはいると、先生もなんだかバタバタしてる。
「肺に影がある」
「えー!やだー!」
私の第一声。
なんだかあほっぽい。
やだよねーっと先生も言った。
見せてもらったCT画像にはきれいなまんまるがうつってる。
2.2cmあるそうだ。
それが大きいのか小さいのか私にはわからないけど、肺の断面図の中でその存在を主張していた。
弱気になったら一気に攻め込まれる気がして。
それをわかっているから、ぐっと奥歯をかんだ。
ぐっとぐっとこらえても唇がふるえる。
視界がゆがみ、我慢できないくらい涙が溢れてきた。
旦那になんと言おうか。
両親になんと言おうか。
ごめんなさい。
そばにいた看護師さんがティッシュを取ってくれ背中をさすってくれた。
いつもいつもこの人は優しいなぁ。
主治医の見解はこうだった。
見た所、腫瘍は1つの塊。
1つなので手術でとってしまいたい。
そしてその細胞から遺伝子変異もしらべて、今後に備える。
この後の段取りは、呼吸器の受診。
皮膚科の主治医に雰囲気のよく似た豪快なかんじの人だった。
手術自体はよくやるやつで2時間くらい、術後3〜4日で退院できるというびっくりな話。
内臓切るのにそんなもんなん?!
というのが私の感想。
たしかに以前、原発の入院時同室だった肺の患者さんは高齢でもずっと早く退院していった。
手術は約1ヶ月後。
それまでに一応の全身チェックのため、PETが予定に組み込まれた。
初のPET検査。
その日は、その他の術前検査をすませた。