An Adrorable Couple[英会話短編小説] | The Lilies And Roses

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自由にのんびりと書きたいお話を載せていきたいと思います。
Laylaの完全自己満足&文章力UPの為の修行場です(´∀`)



幼い君はあの時 俺の姿を見て 『妖精』と勘違いした

――10年前 京都のあの小川で――





~An Adrorable Couple~



《-京都の旅館-》



『クオン、何か良い事でもあったの?』
(Did anything good happening to you?)

「…え?どうして?」(...Eh? Why?)

『最近とても機嫌がいいから』(You're in a good mood lately)

「…へへ…そう?///」(Hehe...you think so?)






今日も俺は小川のほとりへと足を運ぶ

―キョーコちゃんに会う為に――。





『…あ! コーン!!』

「キョーコちゃん、おはよう」





景色は最高 天気は快晴

とても蒸し暑いけど



「…You're so cute, as usual」

『え?コーン何か言った?』

「ううん、何でもないよ」

『ふぅん…?』




************



黒髪のツインテールに 黒い瞳の少女――。


今 思い返してみると

あれが初恋だったのだろう――。




************





「母さん、遊びに行って来るよ」(Mom, I'm going out now)

『あら また?今日も?』(Oh, again? Today too?)

「うん お昼頃に帰って来るね」(Yeah, I'll go back about noon)

『分かったわクオン 気を付けてね』(Got it. Take care)







『クオンは毎日どこへ行ってるのかしら…』
(I wonder where is he going everyday?)

クー
『あぁ…少し心配だな…』
(Yeah...I'm a little worry about him)

『ちょっと後を追ってみるか…?』
(Why don't we follow hard after him?)







『コーンすご~い!!少しお空飛んでる!!』

(…跳んでるんだけどね…… 笑)

『…大人になったらりっぱな羽が生えるのよね…!!』

「…そうだといいね……(ぷぷっ///)」











『まぁ!何て可愛いらしいカップルなの!』
(Wow!! What an adorable couple!!)

『あぁ…そうだな』(You're right...)

『クオンの初恋ね…』(Kuon's first love, right?)

『そうかもしれないな…』(Could be...)

『もうすぐアメリカへ帰らなくてはならないのが残念だな…』
(It's too bad we have to go back to the US soon... )













「母さん、いつまで日本に居られるの?」
(Mom, how long we're going to be in Japan?)

『えぇと…後3日よ』(Well...3 more days)

「…そっか……」(I see....)






アメリカへ帰る日の朝

俺は宝物を彼女に渡した


空へかざすと色が青から紫へと変化する

魔法の石 アイオライト――。


どうか俺の代わりに

彼女の悲しみを吸い取ってあげて


もし魔法が使えるとしたら

またいつか彼女とめぐり逢いたい


それまで大切に持っていてくれたら嬉しいな―――。