衝撃のDevil Fish番外編4[英会話小説] | The Lilies And Roses

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自由にのんびりと書きたいお話を載せていきたいと思います。
Laylaの完全自己満足&文章力UPの為の修行場です(´∀`)

魔人sei様のブログから【リク罠128】リク罠1行お題は前回「たこ焼き」と「衝撃の…」でした。
今回は続編ですにひひ


*英語は直訳ではない時もあります
*設定時期はホワイトデーの少し前くらいです
*ギャグでキャラ崩壊しています汗どんな蓮様でも愛せる方のみどうぞ↓


~衝撃のDevil Fish(番外編4)~  


セツカの心臓の鼓動がどんどん高鳴り、体温が上がっていく―――。

ドクドクドクドクドク・・・・

ドクドクドクドクドクドク・・・・・



そしてセツカの首元から響いていたリップ音は少しずつ下の方へと進んでいった。

キョーコは自分の心を ひとまず落ち着かせようと目を閉じて カインに身を任せた。

しっ心臓・・・・!私の心臓・・落ち着いて・・・・!!


その様な状態になっている彼女の耳元に カインは静かに囁く―――。

「・・・・・・・・・・・・・セツカ・・・」

「セツ・・お前にとって1番大切なのは何だ・・?」
(What the most important thing...for you?)

「・・・・・・・俺じゃなかったのか・・?」(..Isn't it me..?)


「・・・やはり お仕置きが必要だな・・・・」
(I'm gonna punish you)



その言葉にキョーコは はっとした。 私さっき―――…。


「・・・・・・セツ・・・別にいいんだぞ・・」
(...It's okay, Setsu)


「このまま海賊映画観てても」
(You keep watching that movie..)



カインは妖しく微笑み、セツカの鎖骨へ自分の唇を近づけていく。

こっこんな状態じゃ えっ映画なんて観れませんーーーーー!!

つっ敦賀さん・・・・!

さっき私が少しセツカの役からブレて、兄さんより海賊映画を優先した事に怒っているんだわ・・・・・!  


「..I love you..Setsu....」

「.....I love you..so much...Setuka....」


カインはセツカに何度も その愛の言葉を繰り返した。

そして優しく彼女の髪を梳く―――。

「セツ・・セツは言ってくれないのか・・?」
(Won't you say it?)


カインはセツカにそう問い掛けた。


あああ愛してるなんて・・・!米英人は家族同士でも良く言いますけど日本人は普段 言いませんよーーー!! 

はっ破廉恥です・・・!

でも・・・セツカならきっと毎日兄さんに言うはず・・・・!


『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・っ』


彼女が無言のままで一瞬 自分の世界に入っていると

「・・英国ではよく言ってたじゃないか・・?」
(You always said it in the UK)


今度はくぅ~んと カインの顔が子犬の様に変わっていった。


『・・・・・・・・・・・・・・・・・!!』

くっ・・可愛い・・! また
その顔でその言葉ですかーーー!!

彼女はその可愛い表情に落ち着きを取り戻し

『そうね・・言っていたわね』(You're right, I said so)




『愛してるわ...I love you, Cain』

カインの目を見つめながら そう言った後セツカはカインの胸に顔をうずめて 背中に手を回した。


きゃあぁぁぁーーーーー!!

言っちゃったわ・・・・セツカさん・・!!

なっ何とか言えたわ・・・///

そう彼女は心の中で思いながらも今度は恥ずかしくてカインの胸から なかなか顔を上げる事が出来ない。


『・・・・・・・・・・・・・・///////』


セツカはそのまま ぎゅっとカインに抱き着いていた。

しっかりと抱きついたまま動こうとしないセツカに彼は「どうしてくれようかこの娘は」と考えつつゆっくりとそのまま静かに彼女をソファーに仰向けに寝かせた。

そして 上からセツカの顔を見つめようとしたその時
、玄関の方から音が鳴った。

ピンポーン


カインは一瞬止まりかけたが、気にせずにセツカの顔を見つめながら優しくそっと彼女の頬を撫でた。

するとまた
呼び鈴が聞こえてきた。

ピンポーン

『にっ兄さ・・・』

セツカが何か言おうとした時「・・・・・・チッ・・」と舌打ちをしたカインがその場から立ち上がり、玄関へと足を運んだ。

「・・・・誰だ・・・・?」(....Who's threre?)



『ご注文のお飲み物をお持ちしましたー!』(I brought your drink)


邪魔をされてBJの様な顔つきになったカインが 玄関の扉を開いた。


ホテルの従業員は彼の顔を見てひっひぃぃぃぃぃーーーーーー!!と心の中で叫びながら飲み物を渡す。

『あ・・あのっコーラとウィスキーを・・』
(You know, here's your coke and whisky)


「・・・・・・・・・・・・・・あぁ」

カインは不機嫌に飲み物を受け取り扉を閉めた。


そして従業員は ひぃぃーー!

だから俺あの部屋行きたくなかったんだよ・・・!

もう耐えられない! 女の子は可愛いけど・・・!!

彼は半泣きになりながら少し転職を考えたのだった。


『兄さん、アタシお風呂入って来る』(I'll take a bath)


セツカは何事も無かったかのように風呂場へと向かった。


ああぁぁ!!もうドキドキしたわ・・・!飲み物注文しておいて良かった・・・!

ダメよ しっかりキョーコ!!彼はカイン兄さんで敦賀さんじゃないんだからーー!

そして彼女は風呂場で座り込み真っ赤になって悶え出した。


一方、カインの方は
ついさっき彼女が口にしてくれた言葉を思い浮かべていた。

『愛してるわ....I love you...Cain』

もし いつかクオンの時に彼女がそう言ってくれたなら・・・・。

『愛してるわ....I love you Kuon...』

「・・・・・・・・・・・・////////」

それを想像していると自然と頬が緩み彼は誰も見ていないのに口元を押さえていたのだった。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「そういえば・・映画が終わっていたな・・」
(Come to think of it, the movie finished..)


「いつの間にか・・・」(before I knew it)


トラウマの海賊映画デビルフィシュの事を思い出しそれを観ずに済んだ事に安心しつつ

「このタイミングであの映画が放送されるなんてこれはやはりタコの呪いなのか…?」とぐるぐる頭の中で考えていた。


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その後もたこ焼き地獄は続き――。

『ただいまー兄さん!』(I'm back, Cain)


『って・・兄さん?もしかして・・』
(You know, don't tell me..you..)


『たこ焼き作ってたの?!泣』(Were you making Takoyaki?)


「・・・・・あぁ・・・」(Yeah)

『何を入れたの・・?ドクロ
(Then, what did you put in the Takoyaki?)


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

なっなんで無言なんデスカーー?!! あっ怪しい・・・・・!

『アッアタシは食べないわよ・・もう力説
(I won't eat it anymore..)


でも意外と 良い匂いしてるのよね・・焼き方も大分慣れて来たようだし・・・

「セツ、これ食べてみろイケるぞかお」(Let's try eating, it's good)


普通に食べているカインの様子を見てセツカは意外に大丈夫なのかしらと思いつつ 怪しいたこ焼きを1つ口に入れる。

すると口の中でカリカリとした食感がして、なかなか美味しかった。

『兄さんこれ・・』(What is this..)


「あぁ・・・柿ピーだぴーなっつ」(I put in Kaki P)


「こっちはポテチだ・・ポテチ
(There is some potatochips in this plate)


『へぇー!兄さんやるじゃない・・!笑顔』(Oh, you nice work)



ポテチ入りの方もたこ焼きの生地と相性が良くてまあまあ美味しい。

すっかり警戒心の無くなったセツカが

『じゃあこれは?』(What's this then?)


「あっそれは・・・・!」(Ah, this is....!)


カインが止める間
も無く、セツカは他のお皿にあった たこ焼きを口にした。

するとセツカの顔色がどんどん変わっていく。


なななななにこの怪物はぁぁぁーーーーー!!!!!!あせるあせるあせる叫び叫び


『にっ兄さん・・?汗

『・・・何いれたのコレ・・?むかっ』(What's in this?)


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

『・・・・・兄さん?じーむかっ

実はそのたこ焼きには トマトとウィスキーが入っていた。


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《30分前》

テーブルの上に置いてあったポテチと柿Pで 意外に美味しいたこ焼きが作れたカインは調子に乗り 冷蔵庫にあったサラダの残りを取り出した。

そしてウィスキーを飲みながら たこ焼きの生地を作り 混ぜていたその時

「あっ・・・・・!」

カインの手が滑り、ウィスキーが生地の中に入ってしまった。

「・・・・・・・・・・・・・・」

一瞬どうしようかと考えたが、どうせ口に入ればどうやって食べようが同じだろうとそのまま 気にせずに焼き始め中にはプチトマトを入れてみたのだった。

(他にもキュウリやレタス、梅干しなどを入れて作っていた。)



ロシアンルーレットだったのね・・真実を知ったセツカはウィスキーのせいもあり頭がぐるぐると回って来てベッドに倒れ込んだ。 

なんか最近敦賀さん変なのよね・・・。 たこ焼き食べだした日から・・・・。

彼女は彼の行動に違和感を覚え そして・・・

実は怨キョが必死に巨大タコとずっと戦っていたのであった。



怨キョ・リーダー
「皆っ!!今までよく頑張って戦ってくれた!・・そして・・次の戦いで最後になると思う・・!!」

怨キョ・戦士達
『おおおおおおおおーーーー!!巨大タコをやっつけるぞーーー!!』

怨キョ・戦士No.218
「やられた仲間達の為にも・・・・!ぐすっ」

怨キョ・戦士No.769
『ええ先輩・・・色々ありましたね・・ここまで来るのに・・・!!』

全員
『総攻撃ーーーーーー!!!!!爆弾メラメラ

『おおおおおおぉぉぉーーーーーー!!!!』

巨大ダコ
『アギャァァァーーー………!ガーン


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こうして怨キョ戦士達の勇敢な戦いにより巨大ダコはやっつけられて、デビルフィッシュの呪いは無事に解けたのでした。

終わり