121819日、会派で県内調査に出かけました。

 私自身は個人で3年前に、中山間・離島調査特別委員会でその後、そして今回が3回目になります。そもそもは、今江津が面白い、と聞いて出かけたのですが、有名になった「ビジネスコンクール」(通称ビジコン)が、若者が集まりだした出発点になったのでは、と思います。その仕掛けを担っているのがNPO法人「てごねっと石見」。ビジコンで大賞を取った人をどう生かすのか、と始めた起業支援から、今では江津の子どもたちが故郷を誇りに思い、帰ってくることを願ってのキャリア教育、中心市街地活性化などなどたくさんの事業を担っておられます。また新しくできた駅前の「大きな公民館」パレットごうつの指定管理を受け、タウンマネージャーの盆子原さんが駅前の活性化に頑張っておられました。また、なんと群馬県出身で東京の「シマコトアカデミー」に出会って江津に直行した竹内さんが、地域コーディネーターとして活躍。ビジコンに合わせて「ゴウツアー」(現地の起業家を回る)や東京でのイベントを実施され、来年はゼミ形式の「ごうつ大学」を考えているとのこと。竹内さんは「ビジコンに出る人や江津で起業している人は、子どもの様な好奇心を持ち、大人だからそれを実現できる魅力的な人で、その人たちとの緩やかなつながりがいい」とお話しして下さいました。この2人の上司が横田さんですが、「若い職員それぞれの考えを大切にして、思い通りやってもらう。責任は自分が取る」と。上司にはこんな人がいいよな、きっと部下が育つ、と思いました。

 

 

 ビジコンの大賞受賞者でUターンして起業しているデザインオフイス「スキモノ」へも伺いました。3年前に行ったときは、駅前の閉店した銀行を使ってデザイン工房をされていて、江津のクロマツを使い、昔の布を裂いて織る「裂き織」を障がい者施設に作ってもらって椅子の座面に貼るなど、デザインももちろんですが、徹底して地域のものや人を生かそうとしている姿勢が素晴らしいと思い、いろいろな人に紹介してきました。今回行ってみると古民をショールームにされて、シェアハウスやゲストハウスもされていました。古民家の再生も手掛けておられます。地域のものを大切に使うこと、丁寧に暮らすことを提案していると話されていました。社員も3年前の23人から12人と増えています。毎年2人は採用するそうです。全国から応募があるとのことでしたが、狭い範囲の仕事ではなく、自分で考えることのできる職人を育てること、マネージメントできる人を育てる学校の様な所が欲しいと話されましたが、この考えが「てごねっと石見」の「ごうつ大学」構想に繋がったのかな、と思います。人と人とのつながりから、次々と新しいアイデアが生まれてきているのを感じることが出来ました。

 

 

 さらに、安保法案審議中の国会前で「民主主義ってなんだ!」と声を上げ、参議院特別委員会の中央公聴会で意見陳述をしたシールズの奥田愛基君の出身高校として有名になった「キリスト教愛真高校」に伺いました。全寮制、全校50人の小さな学校です。三食の食事は生徒たちが作りますし、トイレも汲み取り式で生徒たちが当番制でこえくみをします。また週2回作業の時間があって、園芸、菜園、修繕、水田山林、製パン、保存食品、養鶏、リサイクルの8つの班に分かれて活動するそうです。これらはみな教育目標である「豊かな知性と確固たる良心を合わせ備えた責任の主体たる独立人を育成し、聖書に基づく全人教育を行う」に基づき、労働は「必要なものは自分たちで整える」ことを学び、寮生活は生涯にわたる友情が生まれることを目指しています。(生徒たちは家から学校に来ると「戻りました」卒業生が訪ねてきても「戻りました」と言うそうです)また調理は「命によって生かされていることを知る」ことであり、生活のルールはみんなで考えて決めますが、その為に沢山の話し合いがもたれ、そんな中で各自が自覚して行動することを求められていることに気づき、ひとりひとりが自立していくのだそうです。

 普通高校ですから、教科は普通に学びますが、少人数なので課題学習やレポート作成が多くあります。スマホは持たせない、インターネットは勝手に使わないルールがあるので、必然的に図書館を使った調べ学習になり、その結果を発表する機会も多いそうです。点数主義や詰め込み教育ではなく、自ら問題点を見つけ、解決の道筋を考え、真理を発見する力を大切にしているということでした。また仲間で生み出すハーモニー、合唱を大切にしているので校内は歌声があふれているとのこと、おりしもクリスマスが近いということもあって、行ったときにはクリスマスソングが流れていました。

また、平和を愛し、広い視野に立った国際的精神を育てることを大切にしているので、平和学習にも力を入れています。さらに特別授業では、社会人で人権や平和の為に働いている人を招き、話を聞き、世界に目を向け、生き方を考え、将来の進路を考える時としていて、ほとんどが大学や専門学校に進学しますが、将来自分が何をしたいのか、何を学びたいのかをしっかり考えて進路を選ぶそうです。

なにより校内で出会う生徒たちの顔が輝いていること、みんなが笑顔で元気よく挨拶する姿が素敵でした。中学時代に不登校だったり、いじめにあっていた子もいるようですが、ここでの学びや友情を通して自信と自尊感情を取り戻し、前向きに生きることが出来ているのだろうと思います。帰る時に作業小屋から飛び出してきて手を振ってくれた生徒がいたことも印象的でした。

公立の学校が失ってしまった教育の原点、学びの原点がここにあるような気がします。生き生きとのびのびと、こえくみでさえやらされるのではなく、自ら喜んで取り組んでいる姿はほんとうに素晴らしいと思いました。見学にきた親が「自分がここで学びたい」と言われるという話も頷ける気がしました。

残念なのは、この学校が県内でほとんど知られていないことです。賛否両論あるとは思いますが、もっと知られてほしいと思います。生徒も県外性が多いようで、県内の中学にはなかなか説明会に行かせてもらえないというお話でした。

 

今回の調査を通して、自ら考える人間を育てる大切さ、がテーマだったと振り返って思います。てごねっと石見の2人の若者も、スキモノの平下氏も愛真高校生徒たちもそういう人たちであり、またそういう人を育てようとしている人でした。「今江津が面白い」のは江津を愛し、江津を面白くしようと自ら考える人たちが育ち、その輪が広がっているからではないかと思います。

 

久しぶりの投稿です❗11月議会、質問戦3日目。


いよいよ明日13時から一般質問で登壇です。

今回はちょっと平凡な内容になりそう。準備不足だな~。

1、SDGsの考え方と県の施策について

2、自然災害、原子力災害BCPについて

3、獣医師の確保について

4、児童相談所への専門職配置について

5、会計年度任用職員について

6、ひきこもり支援について

どんな答弁がもらえるのか、後日報告いたします。

とにかく笑顔で頑張ります❗

長らくご無沙汰していました!

 

6月議会を飛ばして、9月議会のご報告です。

 

本日一問一答質問に立ちました。

 

1)DV被害者自立支援金について

 10年前、私の質問がきっかけで、創設された貸付制度ですが、この間生活保護が一時保護中に申請、開始されるようになったり、保護命令が取れると預金通帳を取りに帰れたりと状況が変わったため、3年ぐらい活用されていませんでした。制度設計を見直し、鳥取のように返済不要の助成金や給付金にするよう求めました。

2)県職員採用について

 最近大卒程度の応募が減っています。企業の求人が増えていることも要因ですが、島根県職員の給与水準が全国でも最低レベルであることも大きな要因です。人事委員会勧告で人材確保の観点も加味してもらうよう提言。さらに募集に当たっては、積極的に島根ならではの働き甲斐をアピールするよう提案しました。

3)隠岐の観光施策について

 今年度から、島民等への船賃の割引が始まっていますが、島民でない観光客は対象ではありません。すべての人を対象とするよう国に求めるべき、と知事に要求しました。

 またこの夏、県外の知人を隠岐に案内した経験から、ネット上の時刻表や接続バスをわかりやすくすること、島根県の七類港と鳥取県境港の位置関係を表示すること、接続バス便の充実を求めました。

4)高校魅力化の課題について

 この事業は島根県が現在はトップランナーですが、教育内容や生活環境を充実させなければ他県に追い越されてしまいます。教員がもっと授業に傾注できるよう、また生活の場である学生寮の質の向上と受け入れ人数の確保を求めました。

 

 執行部の答弁、詳しい内容は後日HPにアップします❗