明治5年創業のフランス料理屋、上野精養軒が出している洋食屋さん。白いレースのカーテンに、白いテーブルクロス、といういわゆる老舗の洋食屋っぽい感じの内装になっている。名物はどうやらビーフシチューのようだ。池袋東武のレストラン街にはたくさんのお店が並んでいるが、ここはいつもそう混み合ってもいず、ゆっくり食事をしている人が多い。客層としては、年配の女性同士が多いが、意外に男性の姿も見受けられる。
ポークカレー（サラダ付き 1,100円）
まずサラダはドレッシングを2種類から選ぶことができる。私が行った時はフレンチドレッシングか、ゆず風味の和風ドレッシングから選べた。サラダ自体は季節の野菜をつかっているし、大きさもそこそこあって、付け合わせとしては十分な量だった。
カレーに関しては、残念ながら1100円の価値があるかと問われると、無いと思う。別にまずいってことも無いけど、何の取り柄も変哲も無いカレーだし、お店の雰囲気も特におしゃれでも何でもないし、あれに1000円以上払うのは非常に納得がいかない。ルーは非常にベーシックな日本風のカレーで、ルーに含まれる小麦粉が多いタイプ。もったりしていて重い。
具も非常にベーシックで肉とじゃがいも、溶けた玉ねぎなど。上に彩りとして茹でたブロッコリが乗っているのだけれど、茹で過ぎで食感が台無し。肉も若干臭い気がした。ベースのスープの味も特にこだわってるような味でもなく。精養軒は贈答用のレトルトカレーを売っているので、ある程度こだわっているのではないか、と勝手に思っていたのだけれど、全然たいしたことなかった。伝統はあるんだろうけど、その上に鎮座して、努力を怠るとこういうことになるのかな…と思った。
店名：上野精養軒 キャセロール
最寄：池袋
住所：東京都豊島区西池袋1-1-25 スパイス池袋東武 12F
電話：050-5815-0674
営業：11:00～22:00(L.O.21:30)
定休：無休