読書感想になります
「日本の貧困女子」
読んでて、毒親とモラ夫のオンパレード。
虐待とDVのオンパレードな内容です。
内容的には、「最貧困女子」よりはマシ・・・ですが、微妙だな。
ラギーの家は、父親は逃げちゃってるんだよね?母親は死去。お婆ちゃん子なわけですが、ラギーは虐待は受けてないと思う。でも、ラギーの周囲はどうなんだろう? チビちゃんたちは?
もしかすると母親が娼婦とか、放置子たちをラギーや婆ちゃんが面倒見てるのかも?・・・なんて思っちゃいますね。
それはさておき・・・この本は、そんなに古い本ではありません。そうなると・・・私と同世代や私より年下のDV男も多いってことか。DV男が、どんどん生産されている・・・・そう考えると、アンガーマネジメントを幼少期からどうにか身につけないとアカンのでは?と思う一方で・・・母親はダブルワーク、昼の仕事と夜の商売。子供には「きちんと食べとけ」「学校は遅刻するな!サボるなよ!」な放置育児しか出来ない。そんなだから、DV男の再生産に歯止めが効かないのかなあ。
そして、DV男に引っかかり、女は金も精神も搾取され、夜の商売をせざるを得なくなり・・・また不幸な子が生まれる。エンドレス。
被害女性というか母親は、高卒が多いです。スクールカースト上位者は高卒でプア充生活。一方でイジメなどがあり地域に居場所がない子は、高卒では、あっという間に転落。また、ご近所繋がりの強い地方で大学へ進むのは、地域によっては裏切り者。大学を出て成功すればしがらみから抜け出せるも、失敗したら搾取対象。
女子大生でも引っかかるケースもあり。
地方における家や近所繋がりの強さの要因の一つ・・・一人暮らしする金銭的余裕が無い。仕事が無い。一軒家なら数世帯一緒に同居しなければ生きていけない。さらに、そんな中で普通に起きるDVや虐待。
DVや虐待を、どうにかできれば、断ち切れないものかな・・・と思うものの。
水商売が、行き場を無くした女子のセーフティネットになってしまってる現状。
最後に憤りを感じたのが、沖縄の闇金融。自営業者が借りる公金が闇金融に回ってしまう。お父さんがパチンコやギャンブルで、仕事のために低金利で借りた公金を飛ばしてしまって、闇金融に・・・結果、破産し。しかし離婚再婚して苗字が変われば、もう一度借りることが出来る。
農業行政で貸す方に少し関わってた私としては・・・マジか?沖縄では、そんな事態が起きてるの?と。私が勤めた県では、そんな事態が起きてなきゃいいけど・・・地方は似たり寄ったりなのかな?
沖縄は、警察も腐ってて読んでて溜息しか出ない。DV彼氏をどうにかしたくて被害届を出しても、被害者側の問題扱いで却下。被害者はモラ彼氏から搾取され、夜の世界へ。闇と警察がつるんでちゃ話にならないですね。
思うんだけど、教育困難校の学校崩壊状態をなんとかした地域。ここまで酷くないんでは?
教師も諦めが入ってる地域があると思わざるを得ないというか・・・
追記)
沖縄とは別に、北関東の貧困も事例として幾つか載っているのですが・・・その中で、ん? これ、小鳥の繁殖みたいだな、と思ったのが、不倫売春。
ダブルワークをしている母親が、ママ友の口コミで、夜の仕事の続きで、特定の数人と不倫しお小遣いをもらう。そもそも、母親が夜の仕事をしてるのが普通な地域なので、浮気も普通なのかも・・・ですが。
家計のために夜の仕事・・・だけでなく不倫。北関東では、男性が女性にチップのようにお金を渡すのが慣習になっちゃってるそうです。女性も、それが楽しみというか趣味の一つになっちゃってる感じ。
小鳥が浮気するのは、メスは自分の遺伝子を番のオスだけでなく、少しでも優秀なものを残したいため。オスも然りなんですが・・・それでも番で子育てしないと、雛は育ちません。オスは他所のオスの子が混ざってるかもしれない雛たちを育てる。ちょっとした対価なのかもしれません。雛の中で誰が他所の子か見分ける手段はないので、クマやライオンのように子殺しして排除することが出来ないというのもあります。