外国人 | 山口 悟のブログ

山口 悟のブログ

ナグモクリニック名古屋院長
乳房再建術、乳房美容手術、性別適合手術などに従事している私の日常を書いてます。東海ラジオにて毎週土曜日23時〜「ドットーレ山口のドキドキラジオ’84」を放送しています。

さて、日曜日😊




東京です😌




先週は忙しい週でした😣




今回は医師として悩ましい話を✋




先日、入国管理局から不法滞在の患者さんの問い合わせが来ました




当院の患者さんが不法滞在しており、強制送還の可否を聞かれたのです




管理局としては医学的に日本で加療が必要なら送還を延期?する意図があるのか、、、分かりませんが、、、





不法滞在者は、意図的に治療を長引かせたり、病変をでっちあげたりするとも聞きますし、それで確認を取るのでしょう





医師は国境なき医師団、みたいに医療に国境はない、とかいわれますが、、、天から医療品が降ってくるわけではありません





私も一人の日本国民であり、国益に反するなら、法に触れるなら、、、と患者さん側と国側のどちらかを選ばなけならない?みたいな状況になりました





もちろん、最終的には完全に中立の立場で、医学的な意見だけを具申しましたが




あと昔、市橋容疑者が愛知に逃亡した際、名古屋中の美容外科に容疑者の顔の整形手術をしなかったかと警察から問い合わせがありました




私はまったく関与していませんでしたが、、、




対人的な仕事をしている以上、図らずも犯罪に加担してしまうこともあるかもしれません




性を変えるようなことをしていると尚更です





性別違和の話では、特例法で戸籍が反対の性別になれば、現在保険でホルモン療法が受けられています(実際には地域差がややありますが)




近年は、外国人で日本の保険証を提示する方が増えました




彼らは、母国の法律で性を規定して来日されます




場合によっては手術も何もしないで戸籍(のようなものを含む)が変わった国から来た方が、生物学的には反対の性として保険証を出されます




そうなると、保険でホルモンを投与となるのですが、、、




同胞である日本人の患者さんは、お金を貯めて手術をして、戸籍を変えてからでないと保険でホルモンが受けられないので、彼らを横目に言葉も怪しい外国人に保険を適用する、、、




そんな時、なんともやるせない気持ちになります





これがグローバル化ということかと、、、





イギリスなんかで、外国人である日本人がNHS(National Health Service)、日本の保険みたいなシステムで無料で医療を受けた、なんて話も聞くので、国単位として辻褄は意外と合っているのか、、、なんて考えたり、、、





外国人を巡る話は現場ではいろいろあります





言葉がまるで出来ないのに、無理やり押しかけて来たり、、、




予約のルールを守らなかったり、、、





言葉が通じないイライラを暴力に訴えてきた方もありました





すべて些末な事といってしまえばそれまでかもですが、、、





現代ならではの悩みです✋



暖かすぎる部屋‼️で気持ちを落ち着けます😌