雨漏り修理 | ぎっちょ31  

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蒼き時代より共に生きる

家がボロいので

今季の梅雨に雨漏りした

 

いやね、家を買った11年前当時から雨漏りはしていたのです

数年間空き家の間にも雨漏りしていたので、天井板は腐っている部分があったり、カビが生えてる部分があったり、水分でグズグズになって落っこちてる天井板も何枚もありました

 

やはり、永くノントラブルを願うなら

ベランダ部分があったり、屋根の形を複雑にするのは経年劣化した時にトラブルの種になりやすいので「二階建てにするなら総二階」&「単純な形状」がイイと思うし、昔、大工にもそんな感じに聞いた覚えがあります

 

ウチの家は昭和52年に建ってますが

当時は輸入木材(ラワン)&ベニヤで作ったような安普請の家が流行ったというか・・・そんな時代でもあったので

ウチも安普請の家だし、手掛けた大工もポンコツなので余計に経年劣化が出やすいし、出た時の修繕もポンコツがやった仕事なばっかりに・・・の影響を数十年越しで受ける

 

あとは、家主がどんな家にするか!?というそもそもの希望も影響

 

この家を建てた主はクリーニング屋だったので、今、オレのクルマを入れてる車庫の部分は洗濯機械がイロイロ置いてあったと思われる

そんで二階には広いベランダもあるんだが、洗濯物干し場だったかもしれない

 

この「ベランダ」があるのがまた経年劣化した時に厄介になる

 

ベランダってコンクリだよね

コンクリって経年劣化するとヒビ入るよね

早いと数年でヒビ入ったりするよね

そんなコンクリの面が広くあると、どこのクラックから雨水が侵入するかわかりません

新築時やら築数年程度ならコンクリもまだキレイだし、防水塗料も効いてるから漏れないでしょう

 

でも、経年劣化すると当然ながらコンクリもヒビひとつ入らないなんてほぼムリ

弾力性のある屋上塗料なども日光や経年劣化で防水機能を果たさなくなったりします

 

まして、ウチの家のように40年以上、もうすぐ50年になろうかってくらい古い家は

「漏れて当然」という考え方もできるでしょう

ベランダがあるのにベランダの下の部屋に雨漏り一滴もしないなんて50年経過の家にはほぼムリでしょう

だから「総二階」のほうがベターなのです

 

クルマを出そうとした時に雨漏りに気付きました

未使用で保管中だったスポイラーの箱が水浸しです

これじゃフニフニで持てないでしょう

 

天井から水膨れしています、プクプクに膨れた水疱もできてます

も~~~

 

まあ、引っ越し当時と1~2年後に再度手を入れたあとはほぼやってないので

10年ほど持ったので「仕方ないか」「また修繕して家として使うだけ」のハナシでしょう

 

二階のベランダに出て、車庫の雨漏り位置付近を見てみると

一見すると漏れてそうなポイントはわからない

しかし、ワイパーで水切りすると

塗料も剥がれてるし、クラックむき出しが見えた

そりゃコレじゃ漏れないほうがオカシイ

 

そしてこの付近は少し凹んでいるのか

雨が降ると完全に排水せずに軽く水溜まりになる場所

数日は水溜まりも消えない

それだから黒いコケのようなものも生えるし沈殿物もあるのでワイパーでこそいで「剥がれてる」というのが露骨に見えたようなもん

 

ちなみに2020年1月1日の朝

こうやって水溜まりが完全に干上がるには何日も日照りが必要ですし

真冬の冷え込みにはその水溜まりに氷が張る

 

こうやって水分がクラックに浸透したり、氷が張ったり膨張&溶解を経年で繰り返せば余計にクラックは劣化していくよね、自然の風化のシステムと一緒です

 

ホント、逆に今までよく漏れなかったってくらい

 

11年前に引っ越し当時にベランダ修繕したコーキングなどが浮いてるのを指で摘まんで引っ張っただけでこれだけ剥がれた

ほぼ効いてない

 

クラック部分のコーキングと塗装を剥がすと、コンクリも劣化していてパリパリ剥がれて穴ができた

塵取りのゴミもこれだけ出る

 

この後、穴にモルタルを流して

2~3日固める

 

その間に、ファクトリーの上あたりのクラックもチェック

実はこちら側も軽く雨漏りが出始めていたファクトリーの天井裏で「タン、タン」と雫が垂れる音がしていて、ファクトリーの冷蔵庫前付近が濡れることがあった

 

見た目では「ココか!?」ってくらいの小さな塗装の割れや浮きが見える部分を剥がしてみると、どこまで剥がしてもクラックが濡れている

本来、この位置は軒と一階の家の境界なのでこのクラックの下に部屋は無いのだが

一旦このクラックから浸み込んだ雨水はどっから一階の天井裏まで伝うかわからない

実際、こうやって塗装が割れた箇所は数ミリが2〜3箇所でも毛細管現象のようにクラックに伝って雨水が広範囲に侵入して濡れている

グラインダーで削ったあとは熱も出て乾燥するのに、削ったハナからジュワ~~とクラックが濡れていく


ほかの場所も

もうこの位置は一階の天井裏の位置なのでクラックを伝って一階の天井裏に雨水が侵入しても不思議ではない

ね!?こんな風に濡れていきます

 

雨が数日降らないようなタイミングでやらないとダメなので

雨が続いたこれまでは、いわば「やられ放題(雨漏りされ放題の放置プレイ)」

修繕作業は雨が数日止まないとできませんからね

 

こんな風にクラック部分の塗装を剥がして

3日ほど天日で干して

 

昨日、FRP樹脂を塗り防水対策

 

そして、本日、屋上用の防水塗料を2回、重ね塗り

たぶん、これでまた「10年」まで期待はしませんが5年くらいは持つかな!?

 

今回は道路に面した一辺だけの修繕です

手持ちで持ってた防水塗料もこの一辺くらいしか塗れないだろうって推量でとりあえず漏れた箇所だけね

 

逆にこの一辺が一番持てた気がします

逆に水が溜まるので、カリカリと日照り殺されないから塗装もコーキングも劣化が少なかったかのか!?とも思います

ほかの3辺の修繕部分のほうが防水塗装面にクラックが入ったりしてその部分だけ間に合わせ的に修繕をしながらこれまで来ています

ほかの場所のクラックは早いと3年くらいで修繕しないと雨水の侵入がありました

 

オッサンの体や旧車と一緒で

ダマシダマシで使っていくような類の家です