溶けるような熱さ(暑さ) | ぎっちょ31  

ぎっちょ31  

蒼き時代より共に生きる

「溶けるような暑さ」という表現がある

 

実際「熱い」と溶けるものがある

 

チューンドエンジンで燃料マップなどを書き換えて

パワー重視のセッティングを施したクルマでもない

 

ただのビップカー(昔で言うところのハイソカー)

ハイオクすら入れてないし

ガソリンも最安のスタンドばかり選んで入れてるとのこと

 

そんなY30が調子悪いとのことで車屋に入っていた

 

そんで、オレが立ち寄った時に

「コレ、見てくださいよ~~!コレでよくエンジン掛かってたって思わんですか?」とプラグをオレに見せた

ま、マジや~~・・・

 

スパークプラグなんて見たことないって人も居るでしょうが

電極がどちら側も無くなってます

車屋が言うように「よくコレで掛かっていたな」です

 

普通プラグはこんなふうにビーチクが飛び出てます

出っ張り「無し」まで溶けてます

 

このY30のエンジンは「VG20ET」という

V6の2リッターのシングルカムのターボエンジンが載ってます

少々マニアックなことを言うと、見た目は「3リッター(ビッグバンパー)」ですが先代の「430」と同様に

2リッターオーナーがニッパチや3リッターモデルのビッグバンパー仕様に「見た目」をしてる・・・ってパターンですので

エンジンは「VG20ET」が載ってます

シロウトながらに点火時期を触ったらしい

「位置は?」と訊ねると「めいっぱい」とのこと

そんで「パンパン、アフターファイヤー出るとですよ」とも以前から言っていた

そりゃそうなるっしょ・・・

 

まったくシロウトが何も解らずに手を出すと、ちょっとしたことで「全損」しかねない(エンジンブロー)

 

オレも続ける「コレ、ピストン溶けとるっちゃね~や?」

車屋「そうなんですよ。オレも溶けててもおかしくないなって・・・」

オレ:「昭和の追加焚いて、排気温度見ながらそれっぽくセッティング・・・の時代じゃなかとぞ。オマケにチューンドピストンのごと鍛造じゃなく純正の鋳造ピストンやろもん。シリンダー壁こじるほど溶けとらんにしたってピストントップちっとは溶けとるぞ、コレ・・・」

 

点火時期を進めると、空燃比が薄い状況になる

希薄燃料は高温になりピストンを溶かす

昭和のイチかバチかの谷田部最高速トライだの9秒台狙いのドラッグじゃないんだからさ

 

ヘタな手出ししたらホント全損させるぞ

 

最近、ウチの260RSのエンジンの掛かりと、加速時のフィールの違和感を感じ

念のためにプラグチェックした時も薄かったが

オレのがカワイイくらい

でもウチのはヘタな手を加えてない

車屋と二人「またガソリンがアヤシイんじゃ??」とウワサする

以前あったからね、Zは完全に掛からなかった

経営者も変わり、フルサービスで経営状態も圧迫されれば、どっかで利幅を取らなきゃ潰れるしかなくなる

オレがスタンドに居た昔っから「油売っても儲からない、油外(ゆがい)で稼ぐ」のが常套手段だった

それは今も変わらないというか、今は益々厳しいはず

油に「まぜもん」したとしたら、当然ながら「まっとうなガソリンではない」「まっとうなハイ・オクタン価なハイオクではない」可能性を考えれば「まぜたぶん空燃比も薄くなる」つじつまが合う気もする

 

点火時期を勝手に目一杯進めたのも悪いが

それに加えてガソリンも粗悪・・・の可能性も無いか?