一年生には不可解ばかり「計算が合わない」 | ぎっちょ31  

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蒼き時代より共に生きる

一昨日、雄蜂の巣蓋が散らかっていた件で

「無王」なのか「再度分蜂」なのか、一年生には判断がつかない

 

しかし、シロウトはシロウトなりに

これまでの流れから、いろいろと考えてみる

 

まず、最大の背景は

待ち箱に入ってすでに「2カ月」経ってるということ

 

ニホンミツバチの寿命は約1カ月らしい(長い個体はもう少し生きるようですが、ほぼ「1カ月」(羽化してってことだと思う、卵~幼虫~蛹~羽化までに3週間ほど掛かるらしいから卵から計測して約2カ月(暖かい活動期)という大雑把なスパンがあるかと思う)

 

ウチの待ち箱に入ってすでに2カ月、ってことは、最初に引っ越して来た連中が今も毎日せっせと蜜を運んでる・・・とは考えにくいよね

そんで、待ち箱に入った時から(鯰マニアさん曰く「強群」)と言うように大群のようにシロウト目のオレからも見えました

もし、現在入ってる群れが「女王不在」で働き蜂が産卵してるのなら、生まれて来るのは「雄蜂」ばかりのハズ

でも、2カ月経った今でもたくさんの働き蜂(メス)が居ます

たとえ多少長生きした個体が居たとしても2カ月経って、目測で分蜂して入った時以上に「居る」ということは

この巣箱の中で新しい世代が生まれて「内勤~外勤」と育ってブンブン飛んでないと、今のこの光景は無いんじゃないかと思うのです

 

「2カ月」が経ってるのに減らない・・・ってのが「中には女王が居ないと説明がつかない」と思うのです

コレもシロウト考えなのか?

 

でも、教えられたニホンミツバチの性質を加味して考えると

もし、女王が居なけりゃ、減って行ってるし、とうに雄蜂ばかりになってる・・・ってことじゃないの??

 

じゃあ、引っ越しから2カ月後の今、せっせと働いてる蜂は誰が産んだ蜂なの??って思う

アート引越センターで一緒に引っ越して来た蜂たちはほとんど残っちゃいないでしょ??って思う

 

そして、もうひとつ解せないことがある

引っ越して来たあと「1カ月後の時騒ぎ」です

 

「時騒ぎ」を調べてみると若い内勤の蜂たちがいよいよ「外勤」(外に飛び立って蜜集めを始める)に出る時に

巣の周辺をブンブン飛びまわったり巣の周辺にたむろしてたりと騒がしくなることのようです

まあ、ちょうど高校や大学を出ていよいよ社会に出て働きますっていう新卒若者のようなもんです

 

これもね、調べてみると

ざっくりな流れだと

卵~羽化までは約3週間程度

その蛹から羽化したばっかは2~3日食べ物だけ貰ってぐ~たら過ごすらしい(人間も蜂も一緒ですね)

その後、幼虫たちの子育てや巣内の掃除、巣門の門番や旋風行動など飛行訓練を経ながら内勤を約2週間、そして「時騒ぎ」して巣の場所を覚えて外勤蜂となって約2週間・・・これが約1カ月の彼らの寿命らしい(卵からでも約2カ月程度ということになる)

 

オレが不思議に思ってるのは引っ越して来て「1カ月後の時騒ぎ」がどうにも解せないのです

 

時騒ぎ(内勤蜂~外勤蜂)になるってことは2週間程度は内勤やってた蜂ってことでしょ?

まだオレが知らない性質があるのか?計算が合わんのです

引っ越して来た1カ月後に「時騒ぎ」した蜂たちは、約2週間内勤をしていたなら、その蜂たちが生まれるまでに3週間を要するなら「一体いつ女王が産卵した連中だ?」ってならない

 

ネットでイロイロ検索すると

その「卵~羽化までの期間」をざっくり「1週間&1週間」の2週間と記したものもある

それを根拠にしたって「引っ越し後1カ月に時騒ぎ」はギリの日程

しかし、引っ越し直後から産卵ができるような巣房も作ってない巣箱なわけですから

イロイロ考えても意味が解らないのです

 

「若い蜂たちも一緒に引っ越してきたんじゃない?」って言うかもしれないけど

内勤から飛行訓練なんかをしながら外勤蜂になっていくと説明されてんのに

外勤もやってない蜂がいきなり分蜂の引っ越しをしてくるなんて、その説明からはつじつまが合わない

 

いやね、ただ、養蜂のマネごとで巣箱置いて、ミツバチ入ってくれた「やった~」であとは大した疑問もわかずに見守る人もいるでしょう

そんなタイプはずっと疑問にすら思わないかと思います

 

1カ月後に時騒ぎした蜂たちはいつ生まれて、いつ内勤を終わらせて、今がある??と思う

勉強した内容からしたら、1カ月前に時騒ぎした蜂たちですら居なくなってるハズです

だって「1カ月の寿命」つったってそれは「内勤期間も入ってるでしょ」

外に出始めて「2週間(せいぜい2~3週間程度ということでしょう)」だから「時騒ぎ」してからは2週間程度あとには死んでるんですよ

だから、今、毎日せっせと働いてる蜂たちは、1カ月前に時騒ぎした蜂たちよりも後の世代、ということになります

 

理屈から考えたら女王が居なきゃ説明つかないと思わない?

 

じゃあ、誰が産んだのよ?ってハナシでしょ?

 

女王蜂が命を落とす最大のタイミングは

女王蜂として生まれて1~2週間後にボディガードの蜂を20匹程度引き連れて外に飛び出て雄蜂を探しその雄蜂たちと10~15匹程度と交尾をする、いわゆるヤリマンで精子を溜めて巣に戻るらしい(一遺伝子ではなくいろんな遺伝子(多様性)を考えてもヤリマンは理にかなってる)

この時に唯一、外に出るらしい

この外に出た時に鳥などの外敵に食われると無王になるらしい

その後は巣の中で「ひきこもり状態」でひたすら卵を産み続けるので命を落とす危険性は激減する

あのエイリアンの女王のようなものです

だからさ、その説明どおりに理解すると

巣に戻って来て、産卵活動を始めた女王は、基本的に「居る」ってこと(病気などの可能性はゼロじゃないでしょうが)

 

そして、ウチの巣箱の群れは引っ越して来てすでに2カ月経ち

群れの総数は減ってるどころか目測増えているし、今でもたくさんの「働き蜂(メス)」がせっせと働いている・・・ということは世代交代がこの巣箱の中で正常に行われてる・・・ってことにならない?一年生のオレにはそうとしか思えないんだけど

女王が居なきゃ、どっから補填された蜂たちだよ・・・なハナシ

 

じゃあ「雄蜂の巣蓋」の考えられる、あとの要因は

巣の中に女王が一匹じゃない!?新たな女王が生まれた!?群れが大きいから再度分蜂!?

分蜂の準備段階になると雄蜂が生まれるらしい

雄蜂が生まれると巣箱の周辺に雄蜂の特融の穴の開いた巣蓋がたくさん散らばる・・・とのこと(なぜ外に散らばるかというとわざわざ働き蜂たちが巣の世話の一環で外に捨てるかららしい)

 

しかし、一年生のオレには、今年は行った群れが再度分蜂するかなんて知らない

それもたった2カ月で・・・再び分かれることなんてあるんだろうか!?

 

もう少し様子を見てみましょう