厨二のままさ | ぎっちょ31  

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タイトルで釣ろうって三流記事が目立ってつまらない

なにが「新型GT-R」なんだ?新型でもなんでもないただのカスタムカーだろ?

そんで「超カッコイイ」か?

 

そのカスタムされた姿がこちら

これカッコイイか?

造形の基本が「派手」なんだな・・・

 

まあ、当然ながら「カッコイイ!」ってセンスの者達もいるから需要と供給が成り立つんだどうがさ・・・

 

コテコテな造形が逆にダサい・・・(-_-;

中古でも1,000万や2,000万するクルマをこんな子供向けのヒーロー番組のクルマみたくして何がカッコイイのやら

世の中には「過ぎたるは猶及ばざるが如し」って言葉があるのをご存知ない者が多い

ヤンキーや街道レーサーの趣向もそのベクトルだよね

 

オレはハズくって街中、コレは転がせないな

オコチャマじゃないんだから・・・

 

100歩譲って、あっちゃこっちゃにカナードが効果ゼロとは言わない

でもね、日常的にサーキットをコンマ1秒短縮を目指すレーシングマシンではないのです

あくまで「ストリートマシン」なのです

「造形のみ」を目指し

「少しでもハデに」のベクトルで進んでいくと

ガキんちょ大喜びのヒーローの乗るヤツになってしまう

それか、精神年齢おいくつ!?って造形とか・・・

このベクトルと大差無い

 

厨二のままさ

 

かつて、オレも若かった頃に

RS.YAMAMOTOという日本一のカリスマチューナー山本豊史氏にZを預けた

RSヤマモトで組まれたエンジンはボンネットを開けても一見「ノーマル然」とした見た目

ホース類すらアールズなどすら使わず純正が一番イイと、若いオレにしたら「いかにもチューニングエンジンらしい見た目にしてほしい」のがホンネだったが、職人気質のカリスマチューナーにそんなことは言えないし、言っても一蹴され、ヘタすりゃご機嫌も悪くなる

新しく配管されたパイピングすら当時のキット物のトラストの青いパイピングではなく黒いパイピングでハデさはまったくなかった

当時は空燃比計なども無かったのでタービン交換されたクルマなどは定番のように排気温度計がつけられていた

いわば、コックピット周りに排気温度計までついてると「ブーストアップ程度じゃなくタービン替えて追加焚いてんのか」くらいが想像できた

でも、エンジンルームは一見ノーマル

当時、小僧だったオレは、そこが物足りなかったが

作ったクルマは確実に「速い」

同じパーツを組んだ他店よりも速いマシンを作った

本当はエンジンルームも赤や青でヘッドカバーも塗り、アールズホースだらけでいろんな後付けパーツが目に入るような「いかにもフルチューンエンジン」が希望でしたが、やった仕事の「速さ&確実さ」を取ってRSヤマモトに依頼しました

よく聞いたのが「ストリートマシン」ということ

そうサーキット走るレーシングカーではない、普段は通勤の足に使う人も多い、そしていざとなったら踏みさえしたらバカっ速、カリカリのチューニング、見た目が派手な数値(パワー)ですぐ壊れました・・・はせめて1レース持てばイイのレーシングカーならそれでもイイだろうが、あくまで「ストリートマシン」

「速くて、壊れないマシン」

「造形もノーマル然、空力のスポイラーも最小限」

そんな山本社長のスタンスも今では解るんだけどね

 

今のオレのZは、ボンネットの下はそこそこハデですが・・・

 

外見は

ハデ目じゃないFスポと、冷却と軽量化のためのボンネットくらい