刺身を食いたいな～と思い
スーパーで買って来た
少し前にもサーモンは買って「美味かった」ので今回はリピート買い
サーモンは想像できるので、久しぶりに「ブリが食いたい」と期待に胸膨らませ、ブリを先に手をつけたが・・・
美味くない・・・
ヒラスでは味わえないブリの「旨味」が感じられない
まあ、身を見ても新しいのがわかる
身も歯ごたえがあったので、ヘタすりゃ〆て間もないかもしれない
いや～、やっぱブリは寝かさなきゃ・・・
できれば身が少々黒っぽくなるくらいのほうが味の素を降りかけたような旨味が増す
腐敗と熟成は紙一重
まあ、スーパーで売ってるような物をそんな一歩間違えば食あたりになるような物を売れませんから致し方ないとは思いますが
巷でも「新鮮な魚＝おいしい」「さっきまで泳いでいた魚＝おいしい」という風潮は未だに根強い
いまだに教科書のように口にする者達が多い
牛や豚の「肉」は「熟成肉」ってのが美味いということが随分アタリマエになってきました
あきらかに旨味成分が寝かせたほうが爆増するのです
まるで味の素をかけたような、昆布を巻いて旨味を移したような旨味が出るのです
「魚肉」だって一緒です
そろそろ「いけす料理」ってのもやめてイイ気がする
ストレスタップリの小さないけすに何日も入れられ
網で掬われビチビチしてるのを〆られ
死後硬直のキリキリとした切り身を食べて
「あ～やっぱり新鮮なお魚はおいしい」って判ったようなセリフを言う
歯ごたえはあるだろうが「旨味」は絶対的に時間を置いた方がおいしいのです
今回のブリはせめて翌日に食えばよかったな・・・
オレが子供の頃くらいまで
流石に田舎の島とはいえど「冷蔵庫」はありましたが
正月時分には大きなブリを買って軒先に吊るして
そうそう、こうやって刺身や煮物にするために片平（かたひら）切り落としてはまた吊るす
そして
正月休みの期間は雑煮に入れたりして数日間食べました
オレは雑煮の「餅」がキライでしたが、餅以外は美味いと思ってました
「新鮮な魚は美味くないね」ってもう少し浸透しないかね