オレも魚に竿を持って行かれたことが2回あります
石鯛釣りの置き竿のハナシでオレは竿も飛ばされたことが無いと何度もブログに書いたのを覚えている人からしたら
「な~んだ、やっぱあるとやっか」とツッコむでしょうが
竿を飛ばされたのは石鯛ではありません
一回目は子供の頃、ヤエン(ロケット)釣りでミズイカを釣ってる時
当時は春には3kgオーバーのミズイカが普通に釣れましたし、狙ってる釣人も少なく需要と供給も釣り合ってて毎年、春には巨大なミズイカが普通に釣れてるような時代でした
当時は子供ですので、防波堤に釣りに来てはいるんですが、友達と遊びだすワケです
エサの中アジを放り込んだままでね
釣竿を管理してる時は、定期的に仕掛けの打ち返し、潮が入って来れば流れて藻場に行き藻に掛かったり、ほかの魚が突っついてエサが傷んだりする管理をしながらやってます
ミズイカがアジを抱いて道糸がス~~っと張り始めたら「来た!」こんな生命反応が楽しいんですがね
友達と遊びだすと、竿はほったらかしになります
そんな中にガチャーンと竿が海に飛んでいきました
「あ゛ーーーーっ!!」
急いで竿のトコまで行くと(そばにすら居ない)
竿は堤防の際の水面に浮いてます
竿が飛んだ衝撃でミズイカはアジを放してるようで竿は動きません
しかし、さっさと拾わないと竿の中の空気が抜けたら竿は沈んでいきます
安物の竿でが、そこは子供の釣道具、簡単には買えません
たぶん、友達の竿にロケット結んで道糸を拾って引き揚げたと思います
二回目は、マダイ狙いで夜のカゴ釣りに行っていた時
その日は見事にアタリがありません、潮がまったくダメだったような記憶もありません、タナもいろいろ変えてみますがイッサキ1匹、クチビ(イトフエフキ)1匹釣れません、てゆ~かウキすら動きません
夕マズメから3時間ほどやりましたが、そんな調子なので、一緒に行ってた友達に「帰ろか?」と言い最後の1投はそのまま放り込んだままで、手近なトコから片付けを始めた途端に、ガシャーン
足元に置いていた竿が海目掛けて飛んでいきました
「あ゛ーーーーっ!!」
キャップライトで竿が落ちた付近を照らすと
スーーーーーーーーっと沖目掛けて竿が引っ張られていきました
時々、ウキのケミが沖で緑色の光を放つ、潮の流れとは逆の方向にどんどん離れていく
魚は掛かったままだったんでしょうね
あの引っ手繰り方は大型マダイっぽいとは思いますが、なにも3時間竿を手に持ってる時にはアタリひとつ無くて
竿を置いたのを見ていたかのように竿が飛ぶ
あと、石鯛釣りでは2回ほど
竿は飛びませんでしたが「放置プレイの竿」にアタったことがあります
そんな時に限って何時間もアタリが無いんですね
潮が何度か「時合かな」と感じてもアタリが来ない
こりゃダメかな・・・と
その2回は2回とも、次回用のマキエを釣座の近くでマキエ採りをしてる時にアタりました
頭の中は「ど~せアタらん」と思ってるので、ちょくちょく置きっぱの竿に目をやることもなく
ガシガシガシとマキエ採り
マキエをバッカン2つほど採って足場の高いトコに上がって竿を見ると
竿受けごと曲げられて竿先は海の中
「あ゛ーーーーっ!!」
しかし、その光景を見た時点で竿に生命反応はナシなので焦って竿の所に戻るワケでもない
竿の所に戻って仕掛けを上げてみると
1回は瀬ズレワイヤー、もう1回の時は道糸から飛んでました
この暴力的な倒し方はおそらく石鯛だったと思います
ガキやポッポではこうはできません
でもね、そこまでのアタリでも竿は竿受けに乗ったままでした
もちろん尻手ロープも取ってません
溝が薄い石突きは飛ぶ可能性ありますが引っ掛かりがある程度の溝の石突きなら
設置角度さえ「飛ばない角度」ならそうそう飛ばないと思ってます
小ザメでもお客さんの釣果写真を撮ってあげてる時に竿受けごと曲げられて
あの小ザメの西側の切って落としの壁に竿が張り付きましたが竿は飛びませんでした