たまたま、YouTubeのトップ画面の中に
アスファルト中に落ちた犬のサムネに目が留まりました
なんじゃこりゃ・・・
湾岸戦争の時の海鳥を思い出した
当初、アメリカの発表は「イラクが原油をペルシャ湾に流した」とした(それもこんな海鳥が原油まみれで死んで行く映像と共に「イラクはこんな悪いヤツ」と発表した)が・・・
のちにアメリが軍がイラクの石油製油所をミサイル攻撃したため流出した原油だったらしい、戦争ではよくあるハナシだ
大きな環境破壊と、まったく関係なく犠牲になる弱き者たちが問題になった
ほとんど動かなくなったアスファルトに落ちた犬を男女二人で必死に引き上げようとしている
おそらく抜くのは大変だと思う
引き上げた時にはわずかに腹が動いてるからかすかに息はある
しかし「これまでだな・・・」って思わない?
オレは思ったわ「このまま死ぬ、助かるワケがない・・・あと数十分で息絶えるだろう・・・」
「外見がアスファルトまみれになってるだけじゃないハズ、おそらくアスファルトの池でもがいてる際中にアスファルトも飲んでるだろう、肺にもアスファルトが入ってるかもしれない、体のアスファルトを洗い落とせばイイだけじゃないハズ、そのアスファルトだってどうやって落とす?おそらく中性洗剤ごときじゃなく溶剤で流さないとムリだろう、それも体の一部じゃない全身だ、全身を溶剤で洗うなんて・・・」
そんないろいろなことを考えてしまう
おそらく彼らだって、裕福な生活をしてはいないだろう
「ムリ、ムリ、じきに死ぬ」という対応じゃなかったんだな
いや~、驚いたぜ
助かるんだな・・・
彼らに教えられました
もし、オレが引き上げていたら、勝手に「ムリ」とか「助かるワケがない」と判断したでしょう
人生の中で見て来たハズなんだけどね
釣りだって、釣り上げてもう干乾びているコッパグロ(小さなメジナ)を2~3匹防波堤の上に雑に放って釣りを続けたがその後釣れないので2~3匹持って帰ったって、と思ってクロを手に取ってみると、まだわずかないエラが動いてるので、生き返るか!?と思って海に放る・・・「逃がした」というよりは「持ち帰るにはインパクトも無いので「捨てて帰る」」くらいな三流のノリですな・・・そんなノリで海に返した(捨てた)クロが
始めは干乾びた体で水面に浮いています
しかし、水に戻ったという感触があるからだろう、干乾びてこわばった体が僅かにクネクネ動く
早く水中に戻らないと、トンビに見つかったら一発で捕られます
そのうちクネクネが大きくなるし、干乾びてこわばった体も少しずつふやけて来るし、柔軟になってくる
動きも次第に活発になり、水面でクルクル動き回りだす
動くと、エラを通る水量も上がりどんどん復活してくる
そのうち、ス~っと潜行するが、フワッとまた水面に浮く・・・これを繰り返し始める
そして、そのうちス~~~~と海の中深く潜って帰って行った
こんな経験はガキの頃からしてるし
ヒラスズキ釣りに行って、フックがエラを傷つけ出血多量でランディング「こりゃ助からん」そう思う
そりゃそうだ、体重60~70kgある人間様でも、目の前のヒラスズキの出血くらいハデに出血すると、だいぶアセるハズ
まして、60~70kgではない、2~3kgの体の者がこの出血したら致命的・・・そう思う
釣りは続けたいので、近くの潮溜まりに放り込むと周囲の海水を赤く染めながらハフハフするたびに口からエラから血を吹きながらひっくり返って腹を水面に出して浮いている
助かるワケがない・・・まあ、この犬と一緒だよね
でも、それからしばらく釣りを続けて潮溜まりに戻ってみると
浮いたヒラスズキが居ない
「ん?」と思ったら、泳いでいるから目立たないのです(白い腹だして浮いてると思ってるからね)
ましてや少々大き目の潮溜まりに放り込んでいたので・・・捕まえられない、捕まえられない
そこそこ元気に逃げ回るので捕まえることすら出来ないのです
こんな人生経験もしてるハズなのに
この犬は助からない・・・勝手に判断するんですな
やっぱ、思い込みや先入観はNGなのです
YouTube動画は共有で貼り付けできなかったので
動画を観たいひとはコチラのリンクから