ふと思った
♪次の汽車で君は帰って来るよ、新しい靴が少し痛い
夏井先生から誉めてもらえるようないろんなものが見える歌詞だと思いますが
子供の頃の移動手段は当然ながら公共交通機関
船やバスや汽車などを乗り継いでいろんな地に足を延ばすわけですが
ましてや島
島を出て佐世保や長崎に行くとて、そこはローカル線
母親と旅行などの時はこんな会話があった
「バスと汽車どっちがいいね?」
オレは小さな頃、なぜか病弱で病気も多かったし、乗り物酔いもしていた、船だけじゃない乗り物全部だ、ほぼ酔った覚えがないのは唯一「汽車」だった
なんだろうね、当時の船は船底に下った客室で独特のヘンな臭いがあったし、バスも臭かったし、タクシーも臭かった、まずあの臭いでオエ~っとなっていた
小学校、中学校、高校と成長するにしたがって病気もしないし乗り物酔いもいつのまにかしなくなっていた
オレは基本的には「バスor汽車」なら汽車のほうが良かった
しかし、当時の汽車は数駅ごとに何分待つんだ!?という具合で長崎市まで行くにも随分時間が掛かった30~40分止まった駅もあったんじゃなかったけか
スイッチバックはするなど、いうならば移動には関係ないような「余計な時間」が掛かった
だから、バスは苦手でも「多少早い」バスを選ぶこともあった
当時の駅前の光景をネットで見つけた
手前がバスターミナルから出てきたバス、奥がもちろん駅
懐かしいな・・・
今は面影すら無い・・・
オッチャンはこんな時代に生きてたのですな
そして、母親に「バス」と言うと
「大村経由と西海橋経由とどっちがイイね?」という選択肢が来る
当時は長崎自動車道も無い時代、ず~っと下の道を走るし、今のように便利なバイパスもあちこちに無いくねくねとした旧道を長崎市まで走る
それでも信号も少ないし、時間も多少早かった覚えがある「西海橋経由」と答えて、長崎市までのバスを少しでも具合が悪くならないように窓を開けてガマンして乗った
今でも、どっちかの移動手段で行くとしたら「汽車(電車)」がイイ
鉄オタじゃないけど、なんちゅ~か鉄道からの車窓越しの風景もイイし、カタンカタンという音もイイ
道路を他の車の流れと一緒に走るバスはなんとなく風情が無いとゆ~かね
長崎県内の路線は電化もされたエリアもあるが今でもディーゼル
オレが子供の頃はまだ「蒸気機関車」も居たが
大概乗るのはディーゼル車
まあ「電車」じゃないよね、だから「汽車」と呼ぶんだが
じゃあ、その当時から40年50年経った今の長崎県内のローカルな子供はなんて呼んでんだろ?
時代は変わっても「電車」じゃないしね
かといって「汽車」と言うと「え、汽車だって」へたすりゃ「汽車って何?SL?」なんて言うのではと思ったりする