<永久保存版>イカも石鯛も一緒だ | ぎっちょ31  

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蒼き時代より共に生きる

昨日のブログ記事の派生記事

 

アオリイカの寿命は1年と一般的には言われている

オレ個人的見解は「はたして100%か」という思いはあるが

生殖活動しない個体は死んでない可能性もないか!?

生殖活動できないように単個体で大きな生け簀で飼育してみたいとすら思う

 

しかし、一般的に言われるように

大概は1年というスパンの魚なのであろう

 

オレが小学生の頃

3~4kgのミズイカ(アオリイカ)は比較的釣れた

5kgという個体は見たことないが、4kgまでは実際に見た

 

当時は、お金も持ってない小学生

大きなイカを掛けても、取り込みのタモなんて持ってないから

浮かせた後は、堤防をずっと引っ張っていき、テトラが入ってるトコまで引っ張っていってテトラを下って手で掬う

3kgとか4kgのミズイカは「お姫様だっこ」のように両手で受けてテトラから上がって来ていた

 

そんなサイズのミズイカ

立派なサイズのミズイカである

そんなミズイカが5~6月には釣れた

 

今でも、もちろんそんなイカは居るが

30~40年前とは格段に異なる

 

昔は今のようにエギングなどなかった

餌木(イカガタ)はあったが、それは漁師が伝馬船で「イカ引き」で使う道具であって、おかっぱりからキャスティングするものではなかったし、誰もそんなことをしてる者は居なかった(オレは小学生の頃にアジを買う金が無かったので漁師が使うイカガタを堤防で投げてたけどね)

今ではエギンガーが至る所に居るし、その餌木を売るメーカーもありとあらゆる餌木を販売してあおりたてる

 

がっついて年がら年中、釣らなくたってよかろうに

メーカーも餌木を売るために「秋には数釣り!」などとあおりたてる

こないだ生まれたばっかで、ようやくコロッケサイズまで育ったたくさんの小イカをネコソギ捕ってやろうと、メーカーはミニ餌木まで作って売ろうとする

 

昨日の石鯛釣りのブログ記事で

「70cm捕りたいね~!」とか「オレの夢は70オーバー」と言う者が、70に満たない魚を片っ端からキープして命を奪う行為は己の求めるベクトルと相反する行動・・・と書いたが

石鯛は大型化するのに20~30年とスパンが永いが、イカは1年という短期間に凝縮するので、非常にわかりやすい

でも、結局は同じこと

 

もし、イカ釣りを産卵後~翌春先まで禁漁期間とすれば(低次元のアングラーが密漁をしだすだろうが)

今の状況とは比べ物にならないくらい3kgや4kgのミズイカはこの時期に釣れるハズである

そりゃそうだ

「秋シーズンは数釣りです」とメーカーはあおり、ミニ餌木を売りたがる

いくら商売とはいえ、このSDGsの世の中で、後先考えないイヤラシイメーカーもどうかと思うが

アングラーは「楽しい!」「楽しい!」と小イカをネコソギ釣る

ネコソギ釣って「ウレシイ!」「楽しい!」というだけのペラい層で楽しんでる

 

これらの個体が春まで生き延びれば

3kg、4kgまでなる個体数は確実に上がる

石鯛などのわかりにくい永いスパンではなくたった1年のスパン、1年間もし禁漁するなら翌年は3~4kgのフィーバー状態になるだろう

 

みんな「手前」で命を失えば、当然ながら大きく育つ個体数は減る

アタリマエのハナシ

 

片っ端から数を減らす行為をしている者が

「3kgのアオリを釣りたい」とどの口が言うんだ!?と思う

しかし、石鯛釣りと異なるのは、イカ釣りを楽しんでるのは「釣りの玄関口で楽しんでる」まだペラい層で喜怒哀楽してる者が多いので仕方ないとは思うが

・・・

・・・

石鯛だって一緒じゃね??

「手前の個体」を片っ端から潰しておいて「オレの夢は70オーバー」

どの口が言うんだ?と思う

イカ釣りの「片っ端」となんら変わらない

 

ここまで言っても

バカの反論は

「たとえ、オレが魚を逃がしたってその魚がオレの70オーバーに貢献するもんじゃない、オレが逃がしたって他の人が釣るだけ」

ホント、思考がちっせーと言うか

大海原で釣り糸を垂らすような趣味をやってて、人間がコマイと言うか、本来もっと大らかな心に育つくらい影響力があるのが釣りではないか!?

「人に釣られるくらいならオレがキープする」的なコマイ人間の思考がどっかにある

たとえ、海の中の全個体数に己1人のちっぽけな釣り人が「ネコソギキープ」or「リリース」どっち派になろうとも与える影響なんて微々たるもの・・・たとえそうだろうと、そんなことは極論どーだってイイ

たとえ影響力がゼロに近かろうと、問題はそこじゃなく「己の言ってることと日々の行動は逆ベクトルだろ?」ってこと

「そこに矛盾を発生させるのはオカシイ」という気持ちにならないほうがオカシイ

自分は平気で嘘をついてるくせに、子供には「嘘をつくな」と教育してるようなもの

どの口が言うんだってこと

 

 

28mの距離で

 

的を射るのだってムズカシイ

 

しかし、もし世の中の釣り人がすべて

こんな釣りをして喜んでいたとしたら

 

この的は

29m

30m

31m

32m・・・と離れていく

 

28mなら100回射れば1本ど真ん中に当てられたかもしれない(4kgのミズイカや、70cmの石鯛)

それが29m、30m、31m・・・・40m、41mと己自身の日々の行動は的を遠ざる行動、それなのに「ど真ん中を射たい!」と口にする

29mになれば150回射ないと当たらないかもしれない

30mになれば200回射ないと当たらないかもしれない

 

逆を言えば

もし、世の中のエギンガーのすべてが、禁漁期間をするなりオールリリースをやれたとしたら

的は27m、26m・・・はたまた半分の14mに的が来るかもしれない

 

先程言った、実際に己1人がキープしようが、リリースしようが的の距離はたとえ変わらないとしても

言ってることとやってることが矛盾することに違和感を感じないといけない

「的を射たい(4kgのミズイカや70cmの石鯛)」なら的を遠ざける行動は「矛盾」なのだ

 

逆に言えば

日々の魚はネコソギ持ち帰りたいのなら「70オーバーを釣りたい」とか「3kgとか4kgのイカを釣りたい」など口にしないことだ

そんなことを口にできる者は、69cmの石鯛でも平気でドッポーンとリリースできる者の目標なら・・・理解できる