でこぼことひとびと | 夜、走ってく、隅っこへ

夜、走ってく、隅っこへ

ループマシン・アコースティックギター・声を使う
アコースティックソロユニット「アナン」
[日本語の濃淡、ループ音楽の可能性、十人十色の夜を語り辿る。]

そういうやつの、日記だ。

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日が照ってると小春日和で
夜が来たら寒いねって声かけちゃう
そんな凸凹な気候に揺れて、好きな曲ばっかりを聴いていっぱい歩いた。


工事中の河川敷に冬休みを迎えた青年のキャッチボールを見たり
いつか住んで町から見えるビルが一つ増えてるのに気づいたり
まだ言葉も喋れない小さなこと納豆だ納豆だって笑い合ったり
いかにもなコートばかりきて時折着物を羽織った女性が行き交う都会を歩いたり

凸凹な街の凸凹な風に、一日さらされて
いい具合に灰汁がとれたアナンの出汁

寒いなって上を向いたら白い気がそろそろって口から出たり入ったりしてた。
冬。冷たい手を冷たい手で温める不毛ばかりする。



一日で多くの人種を見て多くの人種と喋った。

めんどくさい人は、めんどくさいし
めんどくさくない人は、めんどくさくない
一種の特徴だけつかんだらそんな悪い点良い点がちらばってて当たり前だけど、
人なんてどこまで行っても人。

それぞれに特色を持って癖を持ってしても、
根底に持つのは36度前後の丁度いい温もり。

それが居心地良かったり、悪かったりする


そんな凸凹な環境は、分母が多くなって、木から森を見ようとするごとに平らになる。

平らに見えちゃ、だめなんだよね。
好き嫌いがある人の方が、本当に人を見ようとしてんだろうね。
わからないけど。



どんなことがあっても、
笑えたらいいね。


にこにこ、よりも、にんまりにたーって。



2月だ。雪、降らないかな。

晴れてばっかじゃ、不安になるから。


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