出しては止まり、引っ込んでは流れを繰り返した鼻血が
ようやっと収まった。
気に入ってた部屋着の一番目立つところに鼻血がついて、
あーあって唸ったら、
声が部屋の中で小さくディレイしてた。
誰も聴いてない新宿の隅で
僕はここだ、って歌うことに、
うまいこと目隠しが上手くなってしまったら、それこそ僕は活動を辞めるし、
不満があるから曲が描ける。
創作意欲なんて、
できないことをやろうとしたときに手段を選ばないことを前提に生まれる。
そうして、僕は音楽を続けているんです。
周囲の逆風、
新年に入って、増して猛烈に感じて、
いまだに新年を上手く明けれてないです。
「まだ、音楽とかやってんの?」
「金にもならないのになにやってんの?馬鹿じゃないの」
笑われます。あなたの見下す顔、見たくもない。
それが悔しくて、
どんなにいい作品や空間を作れたと思っても、
「それ金になるの?」が辛すぎて
急に胸が焼けたり、足がおぼつかなくなるのです、最近。
昨年半年間いろんな声を聴いて
体が上手く働かなくなって、人が嫌いになって、
今年に入っても、どうせ似たようなもの。
人間との不仲と酷く長く付き合って行かないと、いけないの。ね。
安い。
人間なんてくそほど安い。
それよりも、
僕の音楽の方が、安いんだろう。悔しい。
今は、やるしかないってのも、整理できたから。
スカスカになった体、半年前は付き添って撫でてやるくらいしかできなかったけど、
今年は、鞭を打てるようになったよ。
無理やりが、できるようになった。
さあ、これからだ。
無理やり、動く。
そしたら変わるよ。きっと。
僕の、アナンとしての活動も手伝ってくれて、
その前々からずっと付き合いがある、小野くん。
留学でカナダに戻ったよ。
いろんなことがあって、日本に一度戻って、
これからどうしようってなってるの、見てたから、
カナダにまた留学できて、本当によかった。
僕が去年イベントでいろいろあって、
ライブもできない、生活も上手くできない状態になったときに、
よく相談やら愚痴やら聴いてくれた。
その時は、だらしない弱い葦の部分しか見せれてない。の。
帰ってきたら、きっと、何か決めてるし、
きっと何かを片づけてる。
ケロッと笑えはしないけど、少しは変わってるようになる。
がんばる。
お前もがんばれよ。
朝が来るね。
今年入って、睡眠障害のおかげで、日付の感覚がない。
もう、全部嫌だね。
嫌なものばっかり食べて、今日も明日も生きてくの。
もういっそ、無理やり生きるの。毎日を無理やりに。