『INDIGO / 佐藤竹善』 | My Wonderful Music Life

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ミュージシャンなシュウの音楽ライフ(時々、その他諸々ライフ)。

濃紺の・・・と言うより透きとおった青色の夏空が自然と目に浮かぶような・・・そんなアルバム。


ソロとしては3枚目(カバー、ベストアルバムは除く)となる今作は、いい意味で力が抜けた竹善さんの自然体が詰った作品集になっているな、と感じた。


楽曲の素晴らしさ、今回は自身のものによるものだけでなくコラボレート作品もいい曲揃い。小田和正とのPLUS ONEとしての楽曲「カオ上げて」、J-R&BプロデューサーチームFACE 2FAKEとの共作「潮騒通り」、新鋭ミュージシャン岡野宏典との「届いたらいいな」いずれも劣らぬ名作揃い。


楽曲の世界観を損なう事の無いサウンドメイク、そしてそのひとつひとつを作り上げていくバンドメンバー。その中でもとりわけ浅野祥之氏のギターは今回のこのアルバムの空気を作り上げる重要な役割を果たしている。アルバムだけでなくツアーでもこのサウンドを再現したいと思っていただけに、氏の急逝は悔やまれるところだ。


良質で大人も安心して聴けるポップス。音楽大好きだけど刺激的なものよりは安心して聴けるものがいいなと思ってる音楽好きな人にはもちろん、イマドキJ-POPなんて辟易だ・・・って言う音楽にうるさい人にもオススメ。


(このアルバムの制作に至るまでの背景、心境を知る事ができるインタビューDVDも興味深い。但し、こちらはコアなファン向きか。)