私の結核治療(4) | 食道がんと闘います

食道がんと闘います

65歳食道がんサバイバー。
初発は2013年、ステージ3aリンパ節に転移。
手術で切除し抗がん剤治療。
しばらく無事でしたが2016年に肺転移、切除手術。
以来、異常はありません。
定年退職後、大学で医療系を学び卒業、再度就職するも3か月で解雇、その後思いきって開業。

皮疹、痒み対策です。

皮疹、痒みに対してはステロイド軟膏を塗布しました。

もともとステロイドに対する警戒心が強かったのですが、もはやそんなことは言っていられない、ネットで調べてみましたがステロイドの塗布は体内に吸収される際に相当量が分解されるとのことで、その辺りはステロイドの内服ほどには危険はないとの由、また子どもからも安心して使用して大丈夫とのアドバイスもあり、最盛期にはほぼ顔から上を除く全身にわたって塗布するほどに使用していました。

特にシャワーの後でステロイド軟こうを塗ると結構な時間、痒みを抑えてくれました。

内服薬としては抗ヒスタミン剤、抗ロイコトリエン剤が処方されました。

抗ヒスタミン剤はおなじみの痒み止めといったところですが、抗ロイコトリエン剤は一般的には花粉症の薬として知られており、これが処方された意味はよくわかりません。

加えて、原始的な方法ですが、痒い箇所にアイスノンを押し当ててマヒさせるということもやりました。

これは寝る前、あるいは痒みで眼が覚めた時などに有効でした。

こういった手段を講じておりましたところ、2月の上旬あたりでしょうか、皮疹も痒みも徐々に退いていきました。

最後に残った箇所は両足の膝から下でしたが、この箇所であればあまり心配はいらない、ついに服薬中止の危機を脱したのでした。

繰り返しになりますが、服薬を中止すると薬物治療の内容やスケジュールが大きく後退する恐れがあったので、中断なく継続できたことは結核治療の上で大きなプラスでした。

これで退院に向けてまっしぐら、そう思っていたのですが、好事魔多し、この後とんでもないことが起きるのでした・・・