この週末、大阪に行ってきました。

目的はdieciで行われたローズ・キャバット展
を見るためです。

最近子供が「新幹線乗りたいなー」って口癖みたいに言ってて、さらに嫁さん
も「どこか旅行行きたいなー」って事で、「じゃあ大阪行くか」と急遽行って
きました。

キャバットの作品を初めて知ったのは「CASA Brutus」でNIGOさんが紹介してる
のを見た時です。釉薬のどこか金属的な輝きとグラデーションが美しくて、細い
口に小さくて丸っこい型がかわいいなという印象でした。

正直に言うと、本来あまり私の好みの焼き物ではないのですが、ローズさん自身
が非常に高齢で、もう日本でこれだけの量の作品が並んでいるのを見ることも
できないだろうなと想像したため、大阪行きを決行しました(まあ実際は作陶の
多くの部分をローズさんのご家族が手伝っているそうなのですが)

私が訪ねたのは10/2(土)の夕方で、その時点で、ほぼ8割の商品が売約済み。
狭い展示スペースで、あれでもないこれでもないと迷っているらしきご夫婦が
数組。オーナーの田丸さん(奥様)がいらっしゃいました。

迷っていらっしゃる数組のご夫婦を邪魔しない様に、最初はEAMESのDCWに腰掛けて
「Robert Mapplethorpe Collection」Christie'sに目を通しました。確かにここ
に出ていますね。しかし素晴らしいコレクションでした。続いて、過去にローズ
のご主人のアーニーと一緒に開かれた展示のカタログに目を通す。

何と言ってもローズがFeelyを作り始めるきっかけとなったエピソードが素晴らしい。
私の奥さんは事務のお仕事をしていますが、繊細な女性で、実は掘り起こせば
豊かな発想が生まれてくるのではないかと実はぼんやり考えています。そう言えば
この間「陶芸教室に行ってみたい」って言ってたので、やらせてみようかな。

さて、どれを購入しようか迷われている数組のご夫婦ですが、本当のところは
どれを購入しようかと迷われている訳ではなく、「どれとどれを」購入しようか
と迷われていたのです。迷っている物を「これとこれはどうかなー」って感じで
ディスプレイした時の見栄えを確認されていたのですね・・・。

いや、作品自体はちっこいですが、それなりのお値段がするんです。みんな金持って
んなー(下世話ですいません)と・・・

作品自体はやっぱり私が磁器の美しさをまだ理解できないのと同じで、確かに美しい
のですが、「どうしても欲しい」と私を突き動かす衝動までは沸きません。どちらか
と言えば女の子が「かわいいー」的な感じで欲しくなる類の物に思えてしまいます。
まあ、私も金さえあれば欲しいという事に変りなく、ただのルサンチマンかも知れ
ませんが。。。

そういう訳で私は取り敢えず記憶と写真にその美しさを納めてその場をおとなしく
去りました。

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翌日、激しい雨が降りしきる中、天神橋のdieciに赴き「Adam Silverman」のBowlを発見して購入。オーナーの奥様はこの日はこちらにいらしたので、少し焼き物談義をしてお店を出て、雨の中GRAFまで歩きましたとさ(本当は2階のカフェで一服したかったのですが、何か流れでそのまま出てしまいました。シャイなもので・・・)


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恵比寿にあるジュエリーショップ「SOURCE」のblog で「Stone Bowl」の記事を
見て、是非見てみたいなと思い足を運びました。


まず特筆すべきは(?)、金曜日の仕事上がりに初台から恵比寿まで歩いた事
です。初台から新宿まで歩いて、そこから恵比寿まで山手線に乗って、さらに
そこから歩く事を考えると、直接恵比寿まで歩いても良いかなという気になった
のですが・・・。自殺行為でした。早歩きで休むことなく一時間半もかかって
しまいました。死んだ・・・

さてさて、「SOURCE」はPlaymountainの初代店長(?)である杉山さんが経営
されるお店という事で、ずーっと前から行ってみたいなーと考えていたお店
です。予想通り(予想を超えて)とても素敵なお店でした。

路面店であれば、やっぱり一面ガラス張りでお店の中がすっかり見通せる方
が良いですね。エクステリアは正直あんまり記憶がないのですが、いくつか
の鉢植えと、でっかい流木が飾ってあってこれも雰囲気が良かったのは覚え
ています。

内装は床には板が敷き詰めてあり、これも良いと思います。あまり内装に資金
をかけれないとは思いますが、床は是非板を敷き詰めたいです。

壁は白いペンキ塗りでした。

で、何と言っても什器が素晴らしい。基本的に商品のメインがジュエリーなの
で、ガラスケースが多様されているのですが、そのガラスケースを乗っけている
ベースの部分がとても雰囲気が良いのです。中には、これオリジナルのネルソン
ベンチがじゃない?ってのが、よーく見ないと分からないように置かれていたり、
要は什器として用意されていない物をうまく什器として使用してあって、それら
のほとんどが、アンティークのような味のある品々なのです。そしてそれらを
見出した確立された価値観というか世界観のようなものが、見事に表現されて
います。

商品の見せ方にも非常に気が配られているのが分かります。単に商品を並べて
いるだけではないというのは私にも分かるのですが、そこにどんなポリシーが
あるのか、どのようなルールで並べられているのかは私には分かりませんでし
たが、恐らくどう陳列すれば美しく見えるか相当な試行錯誤を継続されている
結果なのでしょうね。最も印象的だったのは、ガラスケースの中のジュエリー
と一緒にサルパネヴァなどのガラスの名品や、誰の作品かは私は知りませんが
セラミックスの作品がさりげなく並べてあって、ジュエリーの美しさを際立たせて
いたことです。本当にオーナーの杉山さんの世界観とその表現力にはため息
しか出ません。一度お話してみたいなー。残念ながら店頭にはいらっしゃい
ませんでした。確か旭川に行かれているのかな。

ところで肝心の「Stone Bowl」ですが、一時間半もかけて汗だくで見に行った
にも関わらず、イマイチ私の現在の好みではありませんでした。

が、こんな素敵なお店を見せつけられると杉山さんの審美眼を信じてみたくなり
結局購入してしまいました。ずっと石物が欲しいなーと思っていたことも一因
ですが、所詮、物って実際に購入して自分の物にしてしばらくお付き合いして
みないと本当に良い物かどうかって分からないですよね。

購入したものは淡いグリーンのパステルカラーの物。香港のトレードショーで
入手されたらしいのですが、原産国も作家さんも不明。anonymousなプロダクト
です(杉山さんならもう少し詳細な情報をお持ちなのでしょうか)。



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私はホワイトゴールドのローリーロドキンの結婚指輪をしているのですが、最近
指がかぶれてしまうので、ほとんどの場合外しています。取り敢えず指輪を置く
トレーとして使用してみようと思います。


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最近、自分が物を見る際の好みというものが、はっきり意識できてきました。

キーワードは「ミニマル」と「プリミティブ」。

はっきり言って、完全にLandscapeProductsの影響なのですが、家具はLandscape
の家具に特徴的な直線的でミニマルなデザイン。素材はウォールナットが好みです。

その他のプロダクトについてはプリミティブな雰囲気がある物が好みです。一番
分かりやすいのは焼き物です。中でも陶器。土で出来ているプロダクトって
プリミティブな物の代表のような気がします。これまたランドスケープの影響丸出し
で恥ずかしいのですが、アダム・シルヴァーマンが一番好きです。磁器の良さが
まだ分からない。少なくとも好みの磁器にはまだ出会えていません。

あと、古い物には有無を言わさぬ良さがありますよね。時に洗練されて余計な物
が削ぎ落とされた物だけが放つ独特な輝きですね。まあ古い物はどうしても価格
が張ってしまいますので、なかなか買う事ができませんが。

あと分からないのは、現在の私の物を見る時の価値観が普遍的なものなのか否か。
結局は時代性(要は流行り)なのか。「用即美」という言葉を信仰し、デザイナの
エゴが見え隠れする意匠にジンマシンが出ますが、この感覚って本物なの?

Playmountainのコンセプトが「MAN MADE OBJECT」という事ですが、「なるほど」
と思いますね。お店をやるとしたら物を選ぶ際の基準になるコンセプトが欲しい
のですが、ブレない価値基準が必要になるかと思う訳です。