原作は、400年前の恋愛喜劇『から騒ぎ』(作/W・シェイクスピア)。
三谷幸喜さんがシェイクスピア作品を初翻案・演出。
前にも書いたが、シェイクスピア作品はちょっと苦手。
そういいながら、ここ数年で『ジュリアス・シーザー』(演出/森新太郎2021)、『ジョン王(配信)』(演出/吉田鋼太郎 2023)、『新ハムレット』(演出/五戸真理枝 2023)、『ロミオとジュリエット』(演出/井上尊晶 2023)、『レディ・マクベス(配信)』(演出/ウィル・タケット 2023)、『テンペスト(配信)』(演出/毛利亘宏 2024)、『ハムレット』(演出/吉田鋼太郎 2024)、『ロミオとジュリエット(配信)』(演出/小池修一郎 2024)、『マクベス(配信)』(演出/吉田鋼太郎 2025)に続いて、10本目。
しかし『ジョン王』以外、ほぼ悲劇!
ほかにも野田秀樹さんや劇団☆新幹線さんなど、シェイクスピア作品を下敷きにした舞台は多い。ま、それもほぼ悲劇。書き残された作品は喜劇の方が多いのに、ヒトはなんでこんなに悲劇が好きなんだろ(;゚Д゚)
しかし、今作は三谷幸喜さんらしく恋愛喜劇!

(ネタバレ含みます。御注意!)
舞台は鎌倉。
長女のびわこ(宮沢りえさん)、次女ひろこ(松本穂香さん)と暮らす大学教授鳴門(高橋克実さん)の屋敷に、旅芸人一座の看板役者紅沢木偶太郎(大泉洋さん)が、花形役者になった尾上定九郎(竜星涼さん)、若手役者荒木どん平(松島庄汰さん)を伴い来訪。
そこで繰り広げられる「恋のからさわぎ」が見もの。
巡査の毒淵(山崎一さん)、女中の明日香(峯村リエさん)と強者揃いの布陣は見ごたえ充分。
絶妙なすれ違いに勘違い、言葉遊びを駆使し、騙し騙されながらハラハラドキドキの恋のかけ引きは紛れもなくシェイクスピアっぽくて、それでいて今までの三谷幸喜作品っぽさとも見事に馴染んでいて、粋で軽妙洒脱の極み!
当然古典も造詣の一部なのだろう。
お見事というしかない。
個人的には、今までのシェイクスピア舞台の中で、ピカイチ( ̄▽ ̄;)