原作は『週刊ヤングジャンプ』(集英社)連載の同名漫画『キングダム』(作/原泰久).
10年程前、娘に薦められ、なんとなく読み出してから映画やアニメと相乗効果でハマり出し、今も毎週読み続けている作品のひとつ。
本作は、映画キングダムシリーズ第4弾にしてシリーズ最終章。

(ネタバレ含みます。御注意!)
凄まじい勢いで成長していく信(山﨑賢人さん)と、その仲間の河了貂(橋本環奈さん)、羌瘣(清野菜名さん)、万極(山田裕貴さん)、尾平(岡山天音さん)、尾到(三浦貴大さん)、沛浪(真壁刀義)たち。
次第に風格を備えていく嬴政 (吉沢亮さん)。
今作では、大将軍王騎(大沢たかおさん)と趙三大天龐煖(吉川晃司さん)の因縁、13年前にその龐煖によって殺された女将軍摎(新木優子さん)との物語を中心に描かれる。
ほかのキャストも、田中美央さん、栄信さん、萩原利久さん、佐久間由衣さん、村川絵梨さん、桜井日奈子さん、髙嶋政宏さん、加藤雅也さん、杏さん、片岡愛之助さん、やべきょうすけさん、山本耕史さん、草刈正雄さん、長澤まさみさん、玉木宏さん、佐藤浩市さん、小栗旬さんなど超豪華。
リアルタイムでこの映画の先を読んでいるイチ読者としては、これほどの苛酷な時間と想いを背負い乗り越えてきたのだと背筋が伸びる気がする。
個人的には、今回の主旋律を堪能しつつも、ふたつのハモりに耳を澄ませていた。
ひとつは、この時まだ百人将でボロ負けの信がこの王騎の矛を携え、数万の群を率いて韓との戦に挑むまでになっていること。
もうひとつは、このとき王騎の副将であり彼亡き後王騎軍を率いた騰(要潤さん)が、秦統一の先陣となる韓攻めを為しえた堂々たる大将軍となっていること。
膨大な資料を読み込んだうえで、事実を超える戦史の中の敵味方を超えた豊かな人間群像劇を構築した原作と、それを映像、音楽、演出で見事に実写化したその才能に刮目である。
現在世界各地で起きている戦争・紛争にも、無論それぞれのやむをえぬ物語(理由、因縁、事情、しがらみや過去…etc)があるのだろう。
ただ、争いを乗り越える知恵を2千年も学ばない私たちに未来はあるのか( ̄▽ ̄;)