本田孝好さんは好きな作家さんの一人。
映画『at Home』(脚本/安倍照雄 監督/蝶野博 2015)も面白かった。
(ネタバレ含みます。御注意!)
いろんな人と人のつながりを描くことで、本当の家族のカタチを問いかける小説集。
「at Home」
謎かけっぽいツクリは個人的に少し苦手だが、"家族"のひとりひとりが、その背景から心情まで丁寧で魅力的。
その巧みな構築力、豊かな表現でこちらの脳内に映像が浮かぶほどで映画化も納得。
「日曜日のヤドカリ」
私的には、これがいちばん好き。
俺と弥生の感じが素敵すぎて羨ましい。
あんなふうにできたらよかったんだが(;゚Д゚)
「リバイバル」
ここまで荒っぽいと少し感情移入が難しい。
そしていちばん救いのない感じも辛い。
でも私たちが目を背けている現実の欠片であることも確か。
「共犯者たち」
こんなにうまくは運ばないだろうとは思うし、ここまでシンプルに信じあえる絆なんてそんなに簡単じゃないと知りつつも、いつのまにか心を射抜かれてしまっているあたり、本当は自分たちも内心そうあってほしいと望んでいるんだろう思わされる。
ややあざといんだけど、相変わらず心を弄ばれてしまうあたりが上手い( ̄▽ ̄;)






