先日観た映画『アイネクライネナハトムジーク』(脚本/鈴木謙一 監督/今泉力哉)の原作小説。

 

そこでも書いたが、斉藤和義さんの依頼に応えた最初の一編から始まった連作という成立経緯にも惹かれて読んでみた。

 

 

 

この装丁も好き。

 

その「アイネクライネ」に続いて書かれた「ライトヘビー」「ドクメンタ」「ルックスライク」「メイクアップ」「ナハトムジーク」の計6編からなる短編集。

 

 

先日『漁港の肉子ちゃん』でも少し書いたが、小説や物語原作の映像化(その逆もしかり)はいつもそれぞれの魅力について考え過ぎる。

 

もしも触れる順番が逆だったらどうだったのだろうと。

 

初ともいえる伊坂幸太郎さんの恋愛モノも面白かったが、最初の「アイネクライネ」だけの予定から書き継がれた連作集なので、冒頭から結末までの流れとしてはややぎこちない感じがした。

 

大きなひとつの物語としてみれば映画の方が分かりやすかったし、俯瞰して創ることのできた展開・構成・演出の完成度は高い。

 

 

ただ極論すればだ表現としては別の「作品」だから比較は個人的趣味の領域( ̄▽ ̄;)

オルタナティヴ・ロックバンド「the pillows」、30周年記念企画「Thank you, my highlight」の一環として制作。

 


 

 

(ネタバレ含みます。御注意!)

 

 

恥ずかしながら、the pillowsさんを知らなかった。

KIRINJIさんといい、素晴らしいミュージシャンは数多いる。

 

そして、そんなミュージシャンたちを支え、彼らが作る楽曲やそのパフォーマンスに救われている数多くのファンがいることも教えられた。

 

 

岡山天音さんの演じるダメっぷりはもう神業に近い。笑。

 

後東ようこさん、岩井拳士朗さん、奥村佳恵さん、平田敦子さん、村杉蝉之介さん、野口かおるさん、オクイシュージさん、そして岡田義徳さんが脇を固める。
 

GLAYのTERUさん、JIROさん、ストレイテナーのホリエアツシさんに、ナカヤマシンペイさん、日向秀和さん、SHISHAMOさんなど多くのミュージシャンが本人役としてカメオ出演されているのもファンにとっては垂涎モノ。

 

 

最近、音楽番組を見る機会が増えた。

沢山の溢れる才能の存在とともに、そんな彼らの音楽を求めて会場を埋め尽くすファンの映像にいつも心を打たれる。

 

 

音楽は多くの人々に届いているのに、何故世界は争いを続けるのだろう( ̄▽ ̄;)

今日は、AEONシネマ、恒例の劇団⭐︎新感線のライブ・ビューイング。

 

天気予報が雪模様で、いつものお店のタイヤ交換が間に合わず、前々日に慌てて35年ぶりに自分で交換した。

おかげで、筋肉痛がまだ続いている(;゚Д゚)

 

 

案の定、今年の初雪舞う中、無事到着。

 

レストラン街を歩いていたら、豚汁が食べたくなり、初めての「おむすび源ちゃん」で炙りサーモンおむすびのもち豚とん汁セットを注文。

 

 

うん、悪くない。

やっぱり豚汁は好き。

 

 

さて、『爆裂忠臣蔵〜桜吹雪THUNDER TRACK』(作/中島かずき 演出/いのうえひでのり)

 

 

 

 

今回は客席もスクリーンも小さめ。

映画館の観客席も、スクリーンの中のお客さんも高齢層が目立つ。

さらに劇場も新橋演舞場であり、IHIステージアラウンド東京などの大劇場に比べるとややこじんまり。

若い頃の熱狂を回顧して、なんとなく時代の流れも感じたりしていた。

 

そのせいか芝居も初めはやや緩慢な印象だった。

しかし、お馴染みの忠臣蔵モチーフに、小池栄子さん、古田新太さん、向井理さんが絡むあたりから、次第に惹き込まれていき、最後はもう参りましたm(__)m

 

前々から凄かったけど、この舞台の早乙女太一さんの殺陣にもとことん見惚れた。

 

向井理さんの二役もそれぞれに独特のオーラが漂い、見事というしかない。

 

なんだかんだ言っても古田新太さんはやっぱり凄い!

さらに劇団☆新感線のイツメン陣、橋本じゅんさん、高田聖子さん、粟根まことさん、羽野晶紀さん、橋本さとしさんたちが圧巻!

 

さらに、そんな手練れを相手に走り切った小池栄子さんに感服。

 

 

舞台転換、照明、音響、映像が見事に一体化していて、「忠臣蔵」を題材にこの素晴らしい物語を余すところなく描き切った力業に少しウルウルしちまった。

映画館ということもあり音も素晴らしい。ここのところ舞台で毎回台詞が聴き取れなくて難渋するのに、今回はそれがなくてもう大満足。

 

映画館じゃなかったら私もスタンディングオベーションしてたかも。

やっぱり劇団☆新感線は侮れない。

過去イチ更新かも( ̄▽ ̄;)

 

 

芝居の感動の余韻が欲しかったのか、休憩中に見かけた「丸亀製麺さん」の『牡蠣バターぶっかけ」のネーミングに惹かれたのか、ひとりでも並んでいたら通り過ぎようと思っていたらまるで誘うように誰も並んでいない。笑。

 

 

かなり久々の「丸亀製麺さん」なので評判の「うどーなつ」も購入。

味はイメージとは違ったが、普通に美味しい。

 

 

むしろ、帰ってから食べた「うどーなつ」が衝撃( ̄▽ ̄;)

原作は、同名小説『漁港の肉子ちゃん』(著/西加奈子 幻冬舎文庫)。
 

明石家さんまさんが小説に惚れ込み、初めての企画・プロデュースで映画化。

私的には、最も好きな芸人さんがどんなふうにするのかも、興味津々。
 


 

 

(ネタバレ含みます。御注意!)

 

 

小説もマンガも未読であり、最初は肉子ちゃん(大竹しのぶさん)の突き抜け過ぎたキャラクターと描写に感情移入が難しかった。

 

キクコ(Cocomiさん)の実の母みう(吉岡里帆さん)の話の辺りで、涙腺崩壊気味のお爺さんはウルウル(´;ω;`)

 

明石家さんまさんプロデュースということで、花江夏樹さん、下野紘さん、中村育二さん、稲垣来泉さん、滝沢カレンさん、山西惇さん、マツコ・デラックスさん、ゆりやんレトリィバァさん、岩井ジョニ男さん、オラキオさん、チャンス大城さん、宮迫博之さんと、豪華な声優さん、俳優さん、芸人さんが名を連ねる。


 

かつて大学で「口承文芸(物語)と絵本」について勉強した。

 

「むかしむかし、あるところにたいそう美しい娘が…」と語りだされたとき、それぞれの聞き手の脳内で個々が思い描く「美しさ」はそれぞれ違い、その人なりの好みのの色合いを帯びていく。

しかし、絵本や漫画やアニメなどでは、映像化された瞬間、その「美しさ」は一つに固定されてしまう、という指摘が忘れられない。

 

囲炉裏の傍らで語られ続けていたおはなしが、文字として記録され、活字として印刷、流通するようになり、今は多様な表現形式を獲得した。

 

 

私自身、漫画・アニメ大好き人間で、これは良し悪しとか功罪の話ではなく、それぞれの特性と可能性を述べているに過ぎない。

 

視覚はとても強いから、これから西加奈子さん原作を読んだとしてもこの「肉子ちゃん」の映像を想い浮かべずに読み進めることは難しいというだけ。

 

もちろんそのことで、絵本や漫画、アニメ、ドラマや映画それぞれの意味や価値が損なわれるものではない。

むしろ逆なのだろう。

 

ことばとイメージは私たちの脳内で相補的に循環する構造を形成し、豊穣に満ちた多様な世界を構築してくれると信じている。

 

 

明石家さんまさんはもう次回作を構想しているという。期待したい( ̄▽ ̄)

原作は『月刊モーニング・ツー』(講談社)に連載された同名漫画『先生の白い嘘』(作/鳥飼茜)。

 


 

 

(ネタバレ含みます。御注意!)

 

 

個人的には好みの話ではない。

それでも、そのような表現の彼方でしか発信できないことの意味は理解できる。

 

体当たりで挑んだ、原美鈴(奈緒さん)、早藤雅巳(風間俊介さん)、美奈子(三吉彩花さん)たちキャストの突き抜け方が印象に残った。


猪狩蒼弥さん、田辺桃子、井上想良さん、板谷由夏さんなどが脇を固める。
 

 

男女の垣根を超えてヒトの性(さが)に踏み込む狂気じみた物語は、遠い世界のことのように見えながら次第に自分の中の性的嗜好の微かな揺らぎを増幅させていく。

 

 

性は極めて個人的な事柄であると同時にヒトの類として営みなのだ( ̄▽ ̄;)