原作は「ビッグコミック増刊号」(小学館)で連載された同名マンガ『北極百貨店のコンシェルジュさん』(作/西村ツチカ)。

第25回⽂化庁メディア芸術祭マンガ部⾨優秀賞受賞作品の映画化。



 

 

(ネタバレ含みます。御注意!)

 

 

舞台となる北極百貨店では、V・I・A(Very Important Animal の略で絶滅種動物のこと)が特に丁重にもてなされていて、 ケナガマンモス、オオウミガラス、ワライフクロウ、ウミベミンク、、ニホンオオカミ、バーバリライオン、カリブモンクアザラシ、ゴクラクインコ、クジャク、ネコなど、たくさんの個性に溢れる動物がお客さんとして訪れる。

 

そんな北極百貨店に 新人コンシェルジュとして入社した秋乃(声/川井田夏海さん)が誠実にお客さんと対応する中で成長していく物語。

 

大塚剛央さん、飛田展男さん、潘めぐみさん、藤原夏海さん、吉富英治さん、福山潤さん、中村悠一さん、津田健次郎さん、高木渉さん、立川談春さん、島本須美さん、寿美菜子さん、家中宏さん、七海ひろきさん、花乃まりあさん、入野自由さん、花澤香菜さん、村瀬歩さん、陶山恵実里さん、氷上恭子さん、清水理沙さん、諸星すみれさんなど声優陣も豪華。
 

 

それぞれの動物の特徴や能力が物語を推し進めていく展開も面白い。

 

 

もう数百年も経てば、「ヒト」も、V・I・A になっているかも( ̄▽ ̄;)

原作は、自身の体験をもとに書いた同名エッセイ『ヒキタさん、ご懐妊ですよ!』(著/ヒキタクニオ 光文社)。

 

 

 

 

(ネタバレ含みます。御注意!)

 

 

実際にあった話が基らしいが、歳の差婚とか、昔気質の男尊女卑的頑固親父とか、妊活あるあるとか、そこでの男の脆さとか、もう典型的な逸話の宝庫。

 

45歳のヒキタクニオ(松重豊さん)と35歳のサチ(北川景子さん)夫婦の不妊への取り組みが切ない。

 

伊東四朗さん、皆川猿時さん、河野安郎さん、原田千枝子さん、山中崇さん、濱田岳さんたち共演陣がまたいい。

 

 

今でこそ、妊活、不妊治療などについての知識・情報も増え、扱うドラマや映画も増えてきたが、原作の刊行された2012年当時はそこまで知られていなかったし、サチの父親ほどの封建的思考ではなくとも、子どもが欲しいのに恵まれない夫婦に寄り添う視点は乏しかった。

 

私はオトコだし、実際子どももできなかった(避妊しなかった性交経験がほぼない)から、この映画について語れることは多くない。

 

 

それでも、妊活を通して愚かなオトコの見本のようだったクニオが失敗を繰り返しながら成長していく姿、父親に何も言えなかったサチが不妊治療や流産を通して哀しみと辛さを乗り越えていく時間、そのふたりの姿にボロボロ泣いた(´;ω;`)

 

 

さらなる時間と労力をかけ、なお子に恵まれない方がいる現実もある( ̄▽ ̄)

昨年再演の舞台『オッドタクシー 金剛石は傷つかない』第二弾(2023年11月)はすでに配信されたものを観た。

 

今回は、舞台『オッドタクシー 金剛石は傷つかない』(脚本/此元和津也・伊達さん〈大人のカフェ〉 演出/なるせゆうせい)第一弾(2023年1月.2月)の大阪大千穐楽公演(2月5日)を視聴。

 

 

 

 

(ネタバレ含みます。御注意!)

 


ミステリーキッズの二階堂ルイ(小栗有以さん)、和田垣さくら(濱岸ひよりさん)、市村しほ(鈴木瞳美さん)、三矢ユキ(山口乃々華さん)をリアルな現役アイドルが演じるとあって、演技にはやや拙さもみられるが、そのパフォーマンスはまさに本物!

 

 

順番が逆なのでその既視感で戸惑うも、そのサイドストーリードラマ「RoOT / ルート」を観たので、舞台第二弾 で感じた物語の不鮮明さは無くなり、むしろ「ああ、そういうことだったのか!」と得心の箇所も多く、さらに現在原作アニメ視聴も後半まで来ていて、「オッドタクシー」ワールドが立体的に組み上げはじめられていて、ちょっと脳内が面白いことになってきている。笑。

 

 

アニメと実写が混じり合った仮想世界に住んでいるようなヤバさ( ̄▽ ̄;)

原作は同名漫画『AKIRA』(作/大友克洋)。

 

その名前は私の世代ならほぼ周知。

ただ凄い話題になったことは覚えているが、私はその頃僻地で寝る暇もなく働いていて時間的にも距離的にも映画館へ行くゆとりがなかった。

そのカリスマ的評価と共にその映像は様々なメディアでたびたび紹介され、なんか観たような気になってたこともあり、今回初視聴。

 


 

 

(ネタバレ含みます。御注意!)

 

 

まずは、物語が進むとともにその映像の圧倒感、迫力、緻密さ、物語のスケールと破壊力に釘付けになった。

 

当時の衝撃が容易に想像できる。

 

確かに、昨今アニメ映像の解像度・リアリティは進化、それに比べれば粗いようにも感じられる。

しかし37年前に、これだけのアニメーション制作にかけたアニメーター・スタッフの膨大な時間と熱量を想像するだけで気が遠くなる。

 

ただキレイで正確なだけの映像からでは伝わらない何かがそこから溢れている。

物語から迸る気迫のようなものすら描き込まれているようだ。

 

 

ただ、あれだけの爆発、衝撃波、衛星からのレーザー照射まで浴びて生き残れるものなのか(;゚Д゚)

 

 

「AKIRA」の新アニメ化企画が発表されてからもう7年か( ̄▽ ̄;)

『羊と鋼の森』(作/宮下奈都 文春文庫)が少し気になったので、もう一冊読んでみることに。

 

 

 

 

 

 

読み出してから勝手に抱いたこちら側の想定から、どんどんズレていって着地点を見失ってしまった。

 

というか、この作品でもまたもやオンナの得体の知れなさを思い知らされることになるとは。

10年という時間をかけて彼女が辿り着く場所は、その過程も含めて私には理解はできても共感は難しい。

 

ま、そういう時間を否定するような生き方を選んで数少ないオトコでもあるからだが。

 

 

…ってか、そんなんだから孤独死寸前の老後なんでしょうね(;゚Д゚)。

 

 

むしろ普通に梨々子のように生きてこそこの社会は成り立つのか( ̄▽ ̄;)