原作は、『アニー』(作/トーマス・ミーハン)と『Little Orphan Annie』(作/ハロルド・グレイ)。

(脚本/ウィル・グラック、アライン・ブロッシュ・マッケンナ)

 

 

ブロードウェイミュージカル『アニー』(脚本/トーマス・ミーハン 監督/ハロルド・グレイ 1977)の映画化作品『アニー』(脚本/キャロル・ソビエスキー 監督/ジョン・ヒューストン 1982)でのアニー(アイリーン・クインさん)の台詞は今でも記憶にある。

 


 

 

(ネタバレ含みます。御注意!)

 

 

どこぞの大物芸人さんじゃないけど、昔はミュージカルが苦手だった。(ま、私の場合はただ単に音痴だったからだけど ;゚Д゚)

それが、TVで観た『サラムム』(東京キッドブラザース 1979)に感動(レコードも買い求めた)し、ドラマや舞台を観るようになって劇団四季さんや劇団☆新感線さんを知り、かなり馴染んだ(完全な歌台詞とかオペラとなるとまだハードル高いが)。

 

この映画は、歌もあるが普通の芝居も多くまあ許容範囲。

 

 

筋立てはシンプルで王道!

 

天真爛漫のアニー(クヮヴェンジャネ・ウォレスさん)と、計算高いようで人間臭さのあるウィル(ジェイミー・フォックスさん)、心優しい美人秘書のグレース・ファレル(ローズ・バーンさん)は鉄板のトリオ!
 

ミス・コリーン・ハニガン(キャメロン・ディアスさん)の突き抜け方も悪くない。

 

 

「アニー」はいつも笑顔を届け続けてくれているm(__)m

待望の岡田 惠和さん脚本ドラマ。

あの松任谷由実さんの名曲『やさしさに包まれたなら』の歌詞からつけたをタイトルがまた素敵。

 

毎週「らじる☆らじる」で聴いている『岡田惠和 今宵、ロックバーで~ドラマな人々の音楽談義~』(NHK)にも、北村有起哉さん(10/21)、阿川佐和子さん(11/16)が出演され、ドラマの裏話などがとても面白かった。

 

 

 

 

(ネタバレ含みます。御注意!)

 

 

期待値を爆上げし過ぎたせいで、最初は少し肩透かしを食らったような感じがした。

話が進むにつれてジワジワ沁みてくる気配にひとり「コレコレ!」と突っ込む。笑。

 

 

「たそがれステイツ」の住人がほぼ奇跡ともいえる優しい人ばかり。

 

301号室の小倉家が、渉(北村有起哉さん、幼少期/髙嶋龍之介さん、青年期/菊池銀河さん)、あん(仲間由紀恵さん、幼少期/岡崎紬さん、青年期/松島くるみさん)、順(小瀧望さん、乳児期/川上天晴さん、1歳時/新村武士さん、3歳時/久場政広さん、10歳時/小川拓真さん)、ゆず(近藤華さん、乳児期/吉野理乃愛さん、6歳時/浦上双葉さん)の4人家族。
 

202号室に奈央(小野花梨さん、幼少期/大谷美心さん)と志保(石井杏奈さん、幼少期/小西美月さん)。
 

101号室は、永島さとこ(阿川佐和子さん、青年期/花田優里音さん)と慎一(草刈正雄さん、青年期/栄莉弥さん)夫妻に、途中から孫の凛(和智柚葉さん)と真(山本弓月さん )が加わる。


私的には渉の後輩社員の山崎みどり(高田夏帆さん)がツボ。

痒い所に手が届くような例え話や指摘が絶妙!

辛口なくせに優しい過ぎるなんて。

 

ほかにも、角野卓造さん、勢登健雄さん、西川瑞さん、池田良さんなど、共演陣も味のある方々。

 

 

素敵な役者さんの魅力がてんこ盛でいろんな世代のいろんな生き方をしている人たちへの眼線が優しく全身を包む。

 

岡田惠和さんのドラマにいろんな声援が詰まっていて、いつのまにか見ている私たちの心に灯りがともっていることに気づかされる。

 

 

ややオーソドックスな結末ではあったが、それはそれで味わい深い。

 

 

なぜこんなにも素敵な人たちが暮らすこの世界の同じ空の下でたくさんのサイレンが鳴り響き、悲しいコト辛いコトが絶え間なく繰り返されてしまうのか( ̄▽ ̄;)

今回は夜公演。

観劇の日は仕事はしないので久々に昼まで寝た。笑。




 

 

いつも、1番早いプレイガイド先行抽選でチケットを取っていて、まあまあ良い席が多いのだが、 今回はS席なのに初の2階席。

 

でも、今回の公演では客席を役者さんが何度も練り歩くので。俯瞰で見下ろせての良かった。笑


舞台装置、音楽、衣装、照明、さらに宮藤官九郎さんらしい歌い踊る楽しい演出の数々。
阿部サダヲさん、松たか子さん、峯田和伸さん、三宅弘城さん、荒川良々さん、宮藤官九郎さん、藤井隆さんたちキャスト陣のアドリブ感満載の掛け合いも絶妙!


ただ個人的に、途中のガベル型ペンライト斡旋時間は、客席の煽りやユーモアもあって悪くはないのだが、演出的にも全員が持っていた方が面白いので、むしろチケット代に上乗せしてくれた方が正直気分的には良い。

 

あのファン層ならそれでもみんな購入していたと思うのだが。

狙い撃ちみたいにして買わされるのを見ているの心地良いものではなかったし、私は苦手かな。

 

最後のカーテンコールはお客さんの拍手が止まず、宮藤官九郎さんが音を上げる一幕も。とても楽しい舞台でしたm(__)m

原作は、「週刊ヤングマガジン」(講談社)連載の同名マンガ『軍艦少年』(作/柳内大樹。

 





(ネタバレ含みます。御注意!)



坂本海星(佐藤寛太さん)はもちろん、父の玄海(加藤雅也さん)、結(山口まゆさん)、純(濱田龍臣さん)とみんな熱い、熱い。


一ノ瀬ワタルさん、赤井英和さん、清水美沙さん、大塚寧々さんと共演陣も多彩。

 

 

軍艦島(長崎)を扱った作品は多いが、その大半は島の繁栄と衰退の歴史に纏わるやや暗めで哀しい色調を帯びがちである。

この映画にもその気配はただよっているが、それ以上に島への想いとそこで育まれた思い出への郷愁が切なくも美しい。

 

島を一望できる場所に店を構えた両親と、そこで育った息子。

もう一度行ってみたいと願いながらも病で亡くなる母。

その喪失で擦れ違いながらも乗り越えようと足掻く父子。

それを支える仲間たちがさらにムネアツ!

 

 

うーん、王道過ぎてテレ臭いがそんなに嫌いじゃない( ̄▽ ̄;)

無類の椅子好きで知られる又吉直樹さんがヴィンテージやオリジナルモデルなどの実在する個性的な椅子の成り立ちや特性を紹介しながら、4人の女性の人生を不思議な八つのストーリーに仕上げた。

 

 

 

第1話「電球を替えたい」(No.14)
第2話「最高の日々」(スツール60)
第3話「海へ」(ラ シェーズ)
第4話「オモイデ」(Y-チェア)
第5話「まぼろしの」(ルイ・ゴースト)
第6話「雨が降っている」(ネイビーチェア)
第7話「人間達の声がする」(A-チェア)
第8話「椅子を取りに行く」(アリンコチェア)

 

各2話づつの主演に、吉岡里帆さん、モトーラ世理奈さん、石橋菜津美さん、黒木華さんという4人の実力派俳優。

 

共演陣に、岩崎う大さん、銀粉蝶さん、石井杏奈さん、堀田真由さん、河合優実さん、吉村界人さん、白鳥玉季さん、中村蒼さん、ムロツヨシさん、穂志もえかさん、奥野瑛太さんなど多彩で魅力的なの顔ぶれ。

 

 

家具に対する造詣のない私でもつい座ってみたくなる素敵な椅子たちの数々。

 

 

第3話「海へ」が好き。

それぞれ主演クラスの4人の若手女優さんの魅力が満載。

海辺でラ シェーズに並んで座る4人が絵になる。

 

 

ほとんど友だちがいない私は、なんか胸が締め付けられる(´;ω;`)