戦隊国連軍横浜基地異動編
現在時は2000年1月下旬。本州奪還作戦・明星作戦が成功し、
横浜ハイヴはG弾投下により消滅その跡地に国連軍横浜基地が出来上がる。
オルタネイティヴⅣ占有区画稼働開始を見計らい、これはチャンスと香月副司令は司令の許可を取り付け
早雲姉妹と第零独立強襲戦隊の異動について通信端末で南條中将と打ち合わせをしている。
香月副司令「国連軍横浜基地の設備が整い始めたわよ。戦隊をよこしてちょうだい。」
といきなりな事を言う。
南條は和かな顔を崩さず話す。
南條中将「分かっているよ。手筈通りに2月1日に戦隊を向かわせよう。それで?例の計画の進捗はどうなんだい?」

香月副司令「、、、G弾推進派と例の計画反対派(オルタネイティヴⅤ計画派)はとりあえず黙らせて抑え込んで
進めているわ。うまく行けば今年中に00ユニットが完成かもしれない。だがまだ必要な方程式が完成していない。」
と顔を曇らせる。
南條中将「私も、米国の友人から色々聞いているが厄介な存在だな。
方程式に関しては完全に専門外だよ。友人に声を掛けてみたが、芳しくない...国内の派閥もきな臭いし、全く気が休まらんよ。」
香月副司令「そうね。厄介すぎて頭を抱えてる所よ。素材は横浜ハイヴより入手できた。
ただそれを稼働させる方程式がどうしても完成できない。
あとその国内の危険な蠅の派閥はこの基地に寄せ付けないでよ。うるさいと気が散るわ。」
とイライラしながら答える。
南條中将「あぁ、その為にも私が横浜基地の比較的近い場所の基地に移る事になったんだよ。千葉の習志野辺りになるかな。
名目上は、横浜基地の国連極東支部との更なる連携の為としているよ。」
香月副司令「そう、それで牽制になるならいいわ。さすがに仙台だと距離がありすぎて連携できないしね。
じゃあ、今後は直接会う事も増えそうね。さらなる支援も期待してるわ。姉妹の事は任せて。」
と冗談を交えて言う。
南條中将「あぁ、私も何度も横浜基地に行く機会があるだろうね。
何処ぞの誰かさんが、富士教導団の人員引き抜いて来たり、ウチから不知火の配備数削ったりしているからね〜。」
白々しく南條は言う。
香月副司令「、、、(く、この狸オヤジめ)さあ?どこの誰かしらね。私には解らないわ。それじゃあ後の事は宜し頼むわ~。」
と夕呼は分が悪いと踏んで逃げ出す。
南條中将「全く、必要な事は理解しているけど可愛げないね〜。まぁそれが夕呼ちゃんの良い所かな。さて、七瀬君。」
通信を切り、七瀬秘書官を呼んだ。
七瀬秘書官「はい、戦隊には通達済みです。今頃引っ越しの真っ最中かと。」
南條中将「宜しい。我々も千葉に行くとしますかね。早く夕呼ちゃんの顔も拝みに行きたいし、急ぐとしますか〜。」
そのころの戦隊基地内。
急遽仙台の駐屯地から国連軍の横浜基地へ異動命令が出て、てんやわんやな状態であった。
亜美戦隊長「紫音、あの書類とかはあの機密書類入れで移送を。もう、急すぎて忙しすぎる。」
皆総出で異動準備を突貫で行っていた。

真木少佐「資材や、試作兵器は随時詰め込んで横浜基地に向かわせな!
置き場所は、アタシ達を呼んだ奴に押し付けな!やる事が多いんだ、ちゃっちゃとやりな!」

亜美戦隊長「真木さん、重要機密関連は空挺輸送機部隊で運んでもらいます。配送で何度か運び屋になってもらって
申し訳ないけど葉吹大尉頼みます。」
葉吹大尉「しかたないですわ。こちらも色々運ぶものありますが優先順位をつけて運ばせますので。
ある程度先発で送るもの、戦術機も併せて運び終わったら戦術機部隊と整備班を乗せて国連軍横浜基地へ行きましょう。
藤田中尉、槙村中尉かなり往復することになるわ。覚悟してね。」

槙村中尉「仕方ないだろう。陸路だけよりも早く済むことは確実だ、さっさと済ませよう。」
その中で司軍医長だけはのんびり一升瓶をひっかけながら部下に指示を出していた。
司軍医長「あー、めんどわ。もっと早く異動命令出しなさいよね。」
軍医長付き看護兵の律子が怒りだす。
十七夜月中尉「ゴラァ(# ゚Д゚)軍医長、とっとと引っ越しの準備してください。片付かないったらありゃしません。
そんなだらけた事してたら貴方も梱包して横浜基地に投下しますよ。」
と忙しいことこの上ないのにまったりしている明日香に怒る。

奈月中尉「十七夜月さん、此方の荷物は輸送機に...って司さん、また十七夜月さんに迷惑かけているんですか?手伝って下さいよ。」

そこに奈美も来る。
奈美准尉「司さん、駄目ですよ。せっかく看護兵さんが忙しそうにしているのに。私も手伝いますから。」

司軍医長「可愛い二人に言われたらしかたないなあ。やるよ。」
と頭をかきながら引っ越しの準備を進めていく。
落合副長「真木班長、陸路での輸送準備が着々と完了してます。」

真木少佐「予定より早いな、さすがだね。順次横浜基地へ向かわせな。」
落合副長「了解しました。許可はおりました、初めて下さい!」
こうして戦隊は急遽の異動で忙しかったがなんとか月末までに対応することができた。
そして2月1日、異動の日戦隊のメンバーは空挺輸送機部隊に乗り国連軍横浜基地に到着した。
全員が下り、亜美が整列の号令をかける。横には真木少佐と西少佐と上月副官と橘副官がいる。
橘副官「戦隊長に頭~中、(敬礼)。」
戦隊長「みな、急な移動の件すまなかった。今日からここが我が家だ。
何か国連軍とあった場合はすぐに言ってください。私が責任をもって調整します。」
と伝える。
真木少佐「まぁ、新天地でアタシ達は新参者。良い顔はされないだろうね。
だが、アタシ達のやるべき事は変わらない。ただ陰口やちょっかい出してくる輩がいれば逐一報告しな!
アタシ達は独立部隊、舐められない様にな!」

亜美戦隊長「そうですね、ちょっかいを出してくるなら、私が直接ねじ伏せます。
でも優しく、親身な方は私達にとっても戦友、家族です。仲良くできればいいですね。」
とそこに国連軍C型軍装姿の女性下士官が声をかけてきた。
??「皆さんは帝国陸軍所属の第零独立強襲戦隊の方々ですね。(敬礼)
私は神宮司まりも軍曹であります。香月副司令より案内を依頼されて来ました。どうぞよろしくお願いいたします。」
と言ってくる。

亜美戦隊長「丁重なご挨拶有難うございます。私が帝国陸軍所属の第零独立強襲戦隊の戦隊長早雲少佐であります。
こちら副戦隊長の真木沙奈江少佐です斯衛軍より出向してもらって整備班を仕切ってもらってます。
またいざと言う時は私の戦隊本部小隊の遊撃部隊長として戦術機にも搭乗します。どうぞよろしくお願いします。」
と、この方軍曹らしいが内面は同格の少佐ぐらいは務まる方なのにどうしてだろうと亜美は思った。
真木少佐「戦隊長より紹介されたけど、アタシからも自己紹介をさせて貰うよ。
帝国斯衛軍から戦隊に出向した、副戦隊長の真木沙奈江少佐だ。整備班長と遊撃部隊長を兼任させて貰っている。
神宮司軍曹、これから世話になる。よろしく頼むよ。」
神宮司軍曹「はい、真木少佐殿。宜しくお願い致します。(敬礼)
さっそくですが香月副司令がお呼びです、戦隊の主要人員は私について来ていただけますか。
あとの残りは私の部下が戦隊の割り当て居住区や整備ハンガー等の案内を行いますので
本日は居住区で待機していただければよろしいかと。」
と、まりもは部下に指示を出してアテンドさせる。
亜美戦隊長「あ、真木少佐と西少佐と上月副官と橘副官、司軍医長と後は甲本大尉、奈月中尉、ゴースト准尉は一緒に来るように。」
と指示を出す。
神宮司軍曹は副官はともかく戦術機部隊の尉官クラスまで?と思いつつも戦隊長の意を汲んで特には言わなかった。
神宮司軍曹「では副司令の居室はこちらになります。私がアテンドしますので着いて来てください。」
と案内する。
真木少佐「香月副司令と言えば、国連極東支部の魔女って言う変なあだ名が付いていたっけな。」
奈月中尉「ま、魔女...どんな人なんでしょうかね...?」
上月副官「少なくとも、我々は悪い様にはしないかと。南條中将閣下と仲は良いとの事ですから。」

真木少佐「だと良いけど...。」
奈美はその言葉にビクっとし、初めて会った時にあまり良い印象が無いので少し怖がっている。
(この前の仙台での南條基地での初の出会いの事を思い出したようだ)
それに気づいた真木は直ぐにフォローに入る。
真木少佐「すまん奈美、不安にさせること言っちまって...大丈夫だ。アタシ達が付いてるからよ。」
奈美准尉「申し訳ありません、前に一度南條中将の基地でお会いした事があったのですが、
無理やり連れていかれそうになって怖かったのです。。。七瀬秘書官さんに助けてもらえたので助かりましたが。」
とやせ我慢のようななんとも言えない表情をする。
真木少佐「...亜美、それは事実かい?」
いつもの雰囲気が鳴りを潜み、静かに亜美に聞いた。
小声で返す亜美。
亜美戦隊長「ええ、でも香月副司令は冗談だったみたいですよ。
それに私達姉妹を見てくれると。南條中将と話はついてるから問題はないと思います。」
真木少佐「...中将が言うんだ、信用できるね。なんかあれば、アタシが副司令を斬るさ。」
同じく小言で言う。
こちらも小声で奈美が言う。
奈美准尉「だ、駄目です。真木さん。思いは嬉しいですが。それだけは。香月福司令は人類の希望です。」
と自分の思いはそれ以上言わないようにして真木さんを止めるが。
亜美戦隊長「、、、真木さん、思いはありがたいです。でも真木さんの手を汚させません。
その時は私が斬ります。」
と物騒な事をまりもの後ろでこそこそ言っている。
そんな中で,上月が仲裁に入る。
上月副官「御三方、これからお世話になるのにいきなりそんな物騒な話しをしないでくれませんか?
神宮司軍曹も、ほら苦笑いしてますよ?」
そう言って見ると、確かにまりもは苦笑いをしていた。
真木少佐「あぁ...ははは、冗談ですよ...。」
そう言って冷や汗を流す真木。
神宮司軍曹「あはは、しかたないです。夕呼は、香月副司令は強引な所があって、でも悪気はないのですよ。
ちゃんと皆さんの事を考えてくれてますよ。ぶっきらぼうで見た目は冷たい方ですが。。親友の私からは言えることは。
失礼しました。今の事は心の中でお互いにしまっておいてくださると助かります。」
と答える。
真木少佐「そうなのか...失礼した。そうするよ。」
亜美戦隊長「申し訳ありませんでした。そう致します。」
奈美准尉「はい、承知いたしました。」
こうしてこの話はやめて香月副司令の部屋に行く途中、奈美は何か視線を感じて振り向く。
通路の角からこちらを覗いてみている社 霞がいた。
奈美准尉「??あら、貴方は霞ちゃんでは。ここにいらっしゃったのですね。会えてうれしいです。」
まりもが驚く。
神宮司軍曹「早雲准尉殿は霞と知りあいなのでありますか。」
奈美准尉「はい、一度南條中将の基地で。可愛い妹のように思えて大好きですよ。」
と優しく微笑む。
霞が近寄ってきてたので頭を優しくなでて。
奈美准尉「霞ちゃんお元気してましたか。会えてうれしいです。」
社霞「、、、うん、私も会えてうれしい。」
奈月中尉「奈美、この子が話していた社さん?初めまして。私は弥栄奈月って言うの、宜しくね。」
2人の話している中に奈月もはいり、挨拶する。
小声で話す。
奈美准尉「奈月お姉ちゃん。私と同じ能力を持っています。
私にとっても可愛い妹と思える子です。」
霞「、、、奈月お姉ちゃん?宜しく。」
と答える。
奈月中尉「うん、仲良くしてくれると嬉しいな。
(社ちゃん、聞こえる?奈美の事はわたし知ってるから怯えなくて良いよ。)」
そう思いながら真木にされた様に、社の頭を撫でる。
嬉しそうな顔をしてうなづく。
そして奈月の手と奈美の手を握り締めて一緒に歩きだす。
まりもは驚く。
神宮司軍曹「、、、(ここまですぐに仲良くなるなって。同じ能力持ちだから?でも奈月中尉殿は違うわよね。)」
と思案していた。
西はこの子可愛いなとニチャアと顔が緩む。
その思いを感じ取った霞が西を見てちょっと怯える。

奈月中尉「西さん、そう言う所ですよ。」
西少佐「あはは、ごめんごめん、悪気はないんだよ。お詫びにはい、霞ちゃん金平糖あげよう。」
と高級そうな合成食料品ではない金平糖を渡す。
奈月中尉「物で釣るんですか?全く...。」
奈月は呆れる。
上月副官「まぁまぁ、貰える物は貰っておくべきかと。社さん、貰って下さい。」
こちらにも仲裁に上月が入ってきた。
霞「、、、ありがとう。」
と受け取る。
とそうこうしていると、香月副司令の部屋に到着する。
まりもが扉をノックして話す。
神宮司軍曹「香月副司令、帝国陸軍第零独立強襲戦隊の主要メンバーをお連れしました。
香月副司令「入っていいわよ。」
と言われる。
まりもが先導して副司令室に入る。
見渡すと雑然と、本や資料が、床や机の上に置きまくってある。
まりもが怒りだす。
神宮司軍曹「夕呼、もとい香月副司令あれほど、戦隊の方々がくるまでに片づけておいてくださいと
言っておいたのに。」
香月副司令「これで片付いてるから大丈夫、そこにあれがあって、これがあそこにある。
逆に移動させたら解らなくなって困るわ。」
戦隊のメンバーはそれをポカーンとして見ている。
そこからハッとして亜美が話始める。
亜美戦隊長「日本帝国陸軍第零独立強襲戦隊戦隊長の早雲亜美少佐です。(敬礼。)
左から戦術機部隊副官の橘大尉、副戦隊長兼整備班長の真木少佐、副官の上月大尉、
戦隊長臨時代理兼戦術機部隊第一中隊長の西少佐、
軍医長の司大尉、戦術機部隊第二中隊長の甲本大尉と副官の弥栄中尉、第六警戒小隊のゴースト准尉です。
宜しくお願い致します。」
香月副司令「あー、敬礼は不要よ。今後も。私そういうの嫌いだから。で、なんで戦術機部隊の尉官がいるの?」
亜美戦隊長「申し訳ありません、尉官の甲本大尉、弥栄中尉、ゴースト准尉については副官の橘大尉を含めて
私達姉妹の護衛兵で私達の機密をしっています。ですから一緒に来てもらいました。ご配慮願います。」
夕呼は興味なさそうに答える。
香月副司令「ふーん、そう。解ったわ。そう通達しておくわ。」
とそこに、霞が近寄り、夕呼に耳打ちする。
香月副司令「はーん、そう。そうなのね。」
とニヤケ顔になる。
何を言われたのか姉妹だけは解ったが。
香月副司令「とりあえず国連軍横浜基地へようこそ。
あなた達帝国陸軍の第零独立強襲戦隊は私の指揮下で働いてもらうわよ。
A-01連隊と共同で戦闘をおこなってもらうからそのつもりで。
部隊もかなりの損耗率で今は第九中隊の伊隅大尉が率いる
伊隅ヴァルキリーズ隊と少しの小隊しかないの。これ以上戦力が減るとこまるから、
貴方たちも戦力としてちゃんとBETAを倒してね。
あとはまりもに任せるわ。私忙しいから。」
とそっけなく言う。
と、そこでふと奈美が下を向く。そして顔面が蒼白になり、ガタガタ震えだす。
亜美も何か気が付いたようで、険しい顔つきになる。

香月副司令「(これは、、、バレたわね。さすが人工ESP発動体、共感しているのかしら。興味深いわ。)
あ、あと司大尉、貴方とは早雲姉妹の情報をやりとりしたいわ。後で資料をみせてもらうわ。
狸オヤジ、もといい南條中将から許可はえているから。」
司軍医長「、、、承知したわ。。」
と納得がいっていないがしぶしぶ答える。
真木少佐「副司令...一つ言っとく。アンタが何考えてるか知らないけど、変な気は起こすなよ?
アタシ達とアンタの仲はまだ何もないからな。アタシ達を使いたいなら、アタシ達を信用させてみてくれ。
アタシ達も、アンタに信用される様努力はするさ。」
素っ気ない態度の香月に、半端睨みつける態度で話す真木。
香月副司令「変な気?それならもう起こしてるわよ。人類存続のために。
そのために私はなんでもする。信用?そんなものは不要よ。結果をしっかりだしてくれればいい。」
と興味がなさそうに答える。
真木少佐「そうかよ...。」
そう言って、真木は黙った。
ああもう、夕呼はとまりもは頭を抱える。そして
神宮司軍曹「では、この後は伊隅大尉の執務室へ行きましょう。そこで挨拶して本日は解散で構いません。」
と副司令室から出る。
そこで真っ青な顔をして精神が耐え切れなかった奈美は意識が遠のいて倒れかける。
奈月中尉「奈美!。」
奈月が倒れかけた奈美を支える。
ゴーストも心配して横から補佐をする。
真木少佐「奈美!大丈夫か?。」
奈月中尉「どうみても体調が悪そうです。休ませないと...。」
真木少佐「司、奈美を見てくれ。なんでこうなったんだ...?。」
亜美戦隊長「司軍医長、医務室で見てあげてください。奈月中尉、ゴースト准尉は一緒に付き添って。
あと皆解散後、戦隊の戦隊長室へ集まってください。今後の話し合いをします。」
と今話すことではない事を言う。
亜美戦隊長「あとのメンバーは神宮司軍曹について行く。」
何か普段の奈美の様子から察してこっそり真木と奈月に耳打ちするゴースト。
ゴースト准尉「(戦隊長の顔色を見てるとおそらくですが、奈美さんはここの秘密?と思われる何かを
見てしまったんだと思いますよ、ここまで短時間で体調が悪くなるとなると。。。
奈月さんたぶん、どちらかは奈美さんにつかないといけないから申し訳ない、後で戦隊長の話をきいておいてください。自分が見張ります。)」
と伝える。
奈月中尉「(分かった、奈美を任せたよ。)」
真木少佐「(2人の能力がここの秘密に引っかかった訳か...難儀なもんだよ。)」
司軍医長「解ったよ~。奈月ちゃんとゴーストちゃん奈美ちゃんを運んであげて。
すぐに医務室へ連れて行って診察するよ。」
と言う。
神宮司軍曹「大丈夫ですか?伊隅大尉殿とは明日でも構いませんよ。」
亜美戦隊長「いや、ご挨拶だけはしておきたい。早雲准尉のことなら大丈夫です。
急な異動で引っ越し対応等で疲れていたのだと思われますので。案内お願い致します。」
と嘘をつく。
真木少佐「あぁ、奈美准尉の事は気にしないでくれ。さぁ伊隅大尉の所に行こうじゃないか。」
神宮司軍曹「そうですか、解りました。こちらになります。ついて来てください。」
と司、奈月、ゴーストは医務室へ行く。
そして伊隅ヴァルキリーズ隊の部隊長室へ。
神宮司軍曹「失礼します。帝国陸軍第零独立強襲戦隊の方々をお連れしました。」
伊隅大尉「おお、どうぞ入ってもらってください。」
失礼しますと全員が入る。
真木少佐「すまんな、邪魔するよ。」
伊隅大尉「お久しぶりです。伊隅です。明星作戦以来ですね。とてもあの時は頼もしい部隊と思いましたよ。」
と敬礼する。
亜美戦隊長「帝国陸軍第零独立強襲戦隊戦隊長の早雲少佐です。お久しぶりです。息災で嬉しい限りです。
こちらはうちの隊員で左から副戦隊長兼整備班長の真木少佐、上月副官で斯衛から出向してきてもらってます、
そして戦術機部隊第一中隊長西少佐、第二中隊長甲本大尉、橘副官です。宜しくお願い致します。」
伊隅大尉「明星作戦での戦隊の強さを見た。うちは損耗率が激しくて連隊と言いつつ1個中隊程度しか今は無い。
支援を宜しくお願い致します。」
と言う。
真木少佐「南條中将経由だけど、ヴァルキリーズの活躍を聞いたよ。消耗激しいと言っても、素晴らしい活躍をしているとね。
共に任務に従事したり、模擬戦をするのが楽しみだ。」
伊隅大尉「そうですね。共に任務で支援しあえるようにしないといけませんね。そのために模擬戦は欠かせませんね。
明日から演習やりますか?来たばかりですが?整備班は大丈夫ですか?
一応同じ不知火シリーズですからうちの整備班も貸せますが?」
と答える。
亜美戦隊長「もう、二人とも気が早いですよ。まずは部隊間の交流とブリーフィングが先でしょう。
まずはそれを行ってから、演習しましょう。お互いの事少しでも知るようにしないと。」
と言う。
真木少佐「整備班の心配は要らないよ、既に落合が整備班の指揮を取って機体整備を始めてる。
異動前にオーバーホールを済ませてるから、明日にでも演習できるさ。」
伊隅大尉「それは優秀な整備班ですね。よければうちの整備班とも交流させていただけると幸いです。」
真木少佐「勿論だ、特に整備班副長の落合は元富士教導団整備班所属だ。アタシも勉強になる知識持ちさ。」
伊隅大尉「それはさすがですね。では明日は午前中は両部隊の自己紹介兼ねてブリーフィング、午後から
対抗演習、夜は歓迎会でどうですか?」
亜美戦隊長「それは有難うございます。ぜひそれで行きましょう。真木さん良いですよね。」
真木少佐「問題ないよ。それで行こう。」
その中で西だけは違う事を考えていた。
西少佐「(ヴァルキリーズ隊には可愛い年下の子いるのかなあ)」
とw
神宮司軍曹「だいたい明日の予定はまとまったようですね。では私はヴァルキリーズ隊の皆さんに伝えてきます。
戦隊の皆さんはこの後は権限のある所はどこでも自由に見学していただいて構いません。食堂とか面白い方がいますよ。」
と言って敬礼して出ていく。
亜美戦隊長「ご案内有難うございました。(答礼)。では伊隅大尉また明日、よろしくお願いします。
では皆、各自自由に見学していいわよ。」
といいつつ伊隅大尉の部屋から出る。ハンドサインを出して戦隊長室へ集合と伝える。
携帯端末で菅中尉と奈月中尉も呼びだす。
戦隊長室の壁に寄りかかり、腕を組んだ真木が話す。
真木少佐「それで、奈美とアンタの顔が悪い理由も話してくれるのかい?」
皆の顔を悲痛な顔で見渡す。そして、軍刀の鞘をぐっと握り締めてカタカタと震えている。
亜美戦隊長「、、、これは私の予想ですが、あの香月副司令の秘密研究室が地下にあるようです。
私達姉妹が見えたのは、、そこのとある一室にある部屋にガラス張りのシリンダー内に培養?されている
人間の脳と脊髄が見えました。そしてそれは意識がありました。
声と映像が見えたのです。いや助けてと。おそらくBETAに拉致されて横浜ハイヴで好き勝手に
BETAに弄られて、辱めを受けてそれを繰り返されて人間の不要な部分を切り取られて
快楽のみを植え付けられて人類の情報を盗られたのだと。
そして最終的には脳と脊髄だけとなったのです。
おそらくですが国連軍はそれを接収して私達のような人工ESP発現体以上の者を創っているのでしょう。
おぞましい事です。ですがあれが完全体になればBETAには勝てます。そんな気がします。
だからです、奈美が倒れたのは。あれはショックすぎる、過去の自分と照らし合わせても。
だからと言って香月副司令を非難できません。あれは人類勝利のための必要な犠牲です。ですが。。」
と怒りに燃えて人前ではほとんど泣かない亜美が泣いている。
そんな亜美を、真木は抱きしめる。
真木少佐「人類勝利の為とはいえ、何つうことを...そうなっても当然だね。
亜美、副司令がやる事が本当に勝利のためになるのかい?。」
亜美戦隊長「、、、はい。私の勘ですがあれは創る事ができれば人類は勝利できるでしょう。
しかし、私達姉妹のように強引に、強制です。香月副司令は悪い方ではありません。
ですが、、、人類勝利のために鬼となられたのです。」
と真木を抱きしめ返し咽び泣く。ここまで亜美が人前で泣くことは一度もなかった。
(両親が戦死したときに姉妹でひそかに抱き合って咽び泣いたことはあるが)
真木少佐「そうか...そこまでしないと人類は勝てないんだな...。
博士の顔見たけど、ありゃ感情を無理やり殺している様に見える。
本人も望まない選択なんだろうな。」
涙を拭き亜美は答える。
亜美戦隊長「はい、本当のマッドサイエンティストでも、もてあそぶ方ではありません。それに南條叔父様が信用しています。
なによりあの社霞という子は慕っています。だからあのようにふるまっているのですよ。
つらい選択です。」
真木少佐「そうだな。アタシ達は軍人だ、来たんだから従うしかないけど...亜美、アンタが嫌なら逃げても良いんだよ?」
亜美戦隊長「、、、それにまだその子(脳と脊髄だけの子)に希望はあります。霞ちゃんも寄り添ってます。
あと何かもっと良いことがあればいいのですが。私達にはそこに入る権限もありませんし今は何もできないと思います。
私達の姉妹の力で話しかけることは出来るかもしれませんが。」
と思案する。
真木に対しては。
亜美戦隊長「真木さん、怒りますよ。。私は、この戦隊を投げ出す気はもうありません。
真木さん達と共に先を進みたいのです。逃げる気はありません。
、、、ですが奈美が耐えられるか。そこが心配です。」
と奈美を心配し想う。
真木少佐「それなら良かった。奈美なら大丈夫だ、アイツだって今まで経験しては来たんだ。奈美を信じよう。」
亜美戦隊長「、、、そうですね。そうしましょう。奈美を信じるわ。あの子も考えて行動している。
奈月、奈美の事頼むわね。」
奈月中尉「はい、勿論ですよ。」
亜美戦隊長「有難う。宜しくね、奈月。あとはしばらく奈美のこともそうだけど警戒して。
何があるかわからないわ。神宮司軍曹や伊隅大尉率いるヴァルキリーズ隊は信用にたる人物ですが他はどうか、
いきなり帝国軍が入って来たから、快くは思っ待てないかもしれません。
菅中尉、そのあたりを菊間整備兵と連携して頼みますね。」
と指示をだす。
菅中尉「承知しました。菊間整備兵と連携しながら警戒に当たります。」
亜美戦隊長「真木さん、上月さん。申し訳ないですが、帝国軍人はおそらくここでは自力で本土を奪還できなくてて
舐めてくる衛士もいると思うわ。もしいじめられそうな隊員がいたら申し訳ない、
斯衛の力で隊員を緊急時は守ってもらえますか?斯衛の力は国連でも無視できない力です。
お二人にこんな事を頼むのは筋違いで申し訳ないのですが。。万が一のことがあると困るので。」
と頭を下げる。
真木少佐「分かってるさ。独立強襲戦隊が唯の陸軍独立部隊じゃないと教えてやるよ。」
上月副官「はい、戦隊を愚弄すると言う事は所存する我々斯衛を愚弄するのと同義ですから。」
亜美戦隊長「有難うございます。責任は私が取りますし、香月副司令にはその時は抗議や調整しますのでよろしくお願いします。」
そこで黙って話を聞いていた西が口を出す。
西少佐「私も一応女男爵だし、ここでも知り合いはいる。なめたやつがいれば真木殿達と同じことしてやるわよ。
と、お腹すいたね、神宮司軍曹が言ってた食堂に行ってみる?」
と提案して見る。
真木少佐「良いね。食堂の方にもこれから世話になるんだ、挨拶しとかないと。」
そこにゴーストから奈美が目を覚ましたとの連絡が来た。
司の見立てではおそらくショックなコトで気分が悪くなり倒れたらしいが今は点滴を受けて大丈夫なようだ。
亜美戦隊長「、、、よかった。じゃあみんなで医務室によってから食べに行きますか?」
と言う。
真木少佐「そうしようじゃないか。心配で食べ物が喉に通らない奴もいるだろうからね。」
亜美戦隊長「そうね、そうしましょう。」
と言ってぞろぞろとみんなを引き連れて行く。
戦隊の医務室へ行く途中、藤田中尉と槇村中尉に出会う。
亜美戦隊長「あら?コントのお二人。基地見学ですか?」
槙村中尉「コントは余計です戦隊長。だいたい突っかかるコイツが悪いので。」
藤田中尉「んじゃあ無視ればいいじゃねぇかよ!
あぁ戦隊長、葉吹の姉御は忙しいってさ。」
槙村中尉「奈美准尉の話しを聞いて、心配していました。お大事にと伝えて欲しいそうです。」
亜美戦隊長「そう、有難うございます。ご心配をおかけして申し訳ない、今は回復してますと伝えしててください。
うん、確かに突っかかって来るのは藤田中尉ですがちゃんとツッコミ入れてるじゃないだからコントコンビw
ねえ。真木さん。」
亜美戦隊長「葉吹大尉には差し入れ持っていかないとね。食堂でやってくれるかしら」
と思案する。
真木少佐「確かにな、槙村。なんでそうツッコミを入れるんだ?」
槙村中尉「そ、それは...緊急の出撃命令が無いとは言い切れないので、輸送機の点検に行かなければならないので失礼します!」
そう言ってそそくさと槙村はその場を後にした。
藤田中尉「んだよ、何がしたいんだアイツ...。」
真木にこっそり話す。
亜美戦隊長「(これは私の能力ではなくて感ですが槙村中尉は腐れ縁だけど
藤田中尉好きなのですかね、藤田中尉は気がついてないようですが。。)」
とニャニャする。
真木少佐「(ほの字では無いが、放っておけないんだろうな。槙村の気質なのか...。)」
亜美戦隊長「(まあ、このまま見守りましょう。ただ槙村中尉の胃がもつか、そこを注視してあげないといけませんね、
もちろん葉吹大尉もそこは配慮してくれてますが)」
と話ながら戦隊専用の司の医務室へ。
医務室に着き、真木は真っ先に司に聞いた。
真木少佐「明日香、奈美の状態は?。」
司軍医「大丈夫だよ。点滴打たせて容体は安定してる。
特に精神に異常もなさそう。あまりにもショックな事をみたから動揺したみたい。
今は落ち着いてる。病室へ行ってみたら。」
と答える。
真木少佐「今後も同じことが起きなきゃいいが...。」
ホッとする亜美。
亜美戦隊長「、、、真木さん確かにそれはそう思います。奈美にはつらすぎる。」
上月副官「ですが今後は、お二人は嫌でもその感覚を毎回味わなければならないですよ?
大丈夫なんですか?。」
真木少佐「こればかりは何ともならない...そんな理由であの仏頂面博士が止めるわけがない。」
亜美戦隊長「、、、そうね。乗り越えてもらわないと。頼める筋合いでないけど、奈月、奈美を支えてあげてくれる?
お願い。私もできる限り寄り添う。」
奈月中尉「はい、その為の護衛兵ですし、可愛い妹分ですから。」
菅中尉「私もそれとなく見ますわ。可愛い娘のような者ですから奈美准尉は。」
そしてみんなで話し合いながら病室へ向かう。
病室の前には八島准尉が立哨のごとく立っている。
八島准尉「お、皆さんお揃いで。奈美准尉大丈夫ですよ。
今は回復されてます。顔色もいいし。少しゴースト准尉と二人にしてあげてます。」
と優しそうに微笑む。」
真木少佐「なら、アタシは入れないね。食堂に行ってくるよ。」
察した真木は、直ぐ様食堂の方に足を向ける。
八島准尉「大丈夫ですよ。みんなでお見舞いしましょう。
それに晩御飯の時間ですから一緒に連れていきましょうよ。」
とドアを開ける。
八島准尉「おーい、ゴースト。皆さんが奈美准尉のお見舞いにきたぞ~。」
ゴーストに抱きかかえられてうれし泣きをしている奈美准尉がそこにいた。
あ、と二人は真っ赤になり、離れる。
奈美准尉「あ、皆さん。ご心配とご迷惑をおかけして大変申し訳ありませんでした。」
と平謝りする。
八島准尉はらしからぬ失敗をしてあちゃーと顔をしかめた。
真木少佐「だと思ったよ...。」
ため息を漏らす真木に、苦笑いの上月。
上月副官「真木少佐の態度でもしやと思いましたが、お取り込み中でしたか...。」
奈月中尉「八島さん...。」
奈月はジト目で八島を見る。
八島准尉「も、もうしわけない。さすがにこれは馬に蹴られてきます。」
としょんぼりする。
真木少佐「ったく、2人とも軍のしかも国連基地内で恋愛小説の真似事をしてるんじゃない。
八島、次はちゃんとノックしてから入りな。」
ゴースト准尉「申し訳ありません。
(あいつ、多分わざとだな。。場の雰囲気を見てそうしたんだろうけど。覚えてろよ。もう)」
八島准尉「大変失礼しました。次からはそうします。」
と素知らぬ顔で謝る八島准尉。
ベットからゴーストに補佐されて下りて立ち上がる奈美。
顔色は良くはなっていたが、それでも少しショックだったのか少しやつれたような感じがしている。
亜美戦隊長「奈美、ゴースト准尉大丈夫そうならこれからみんなでこの基地の食堂に行こうかと思っている。
一緒に行ける?。」
真木少佐「おいおい、やつれてるしどうみてもそんな気分じゃないだろう...、今は休んだ方がいいんじゃないか?。」
それを聞いた奈美は心配させたくないのと気分を変えたいのか、気丈に元気にふるまう。
奈美准尉「大丈夫です。お腹すきました。真木さん達と一緒に食べたいです。行きます。」
と言う。
真木少佐「...無理しているよな?隠さないでお姉さんにいうんだ。
アタシは、無理して食堂で倒れてほしくないんだよ。」
そこにひょっこり顔を出す明日香。
司軍医長「沙奈江大丈夫だよ、奈美ちゃんは。あとは気分の問題だよ。テンションアゲアゲにしてあげれば元気になるよ。
処置したから。ただ同じような現象が続くならその時はまた入院ね。」
奈美准尉「、、、今は司さんとゴーストさんのおかげで体調は戻りました。大丈夫です。」
と答える。
真木少佐「分かった。明日香が言うなら...。」
亜美戦隊長「じゃあ、皆で食堂に行きましょう。最近も異動命令で色々あったからまともに食事が
あまり取れてなかったから楽しみね。
(ここから小声で)まずかったら士気下がる気がしますが、、この基地は大丈夫でしょうかね。」
と話を変えようと、真木に話しかける。
納得がいかなそうな真木の表情を見て奈美は申し訳なさそうに後ろから子犬のようについて行く。
真木少佐「だと、良いけどね...。」
皆で食堂に移動する。
そう亜美と話しを合わせるが、偶に心配そうに奈美を見る。
奈美はその顔を見て、優しく微笑み、遠慮がちに真木の手を握る。
そして真木に。
奈美准尉「大丈夫です、最初はあの方の思いに愕然として、悲惨な内容を見てしまって、自身の前世の事を
思い出して倒れてしまいましたが。今は真木さんも奈月さんもいます。一緒にいてくれればきっと乗り越えられます。
それよりもあの方の心の支えになってあげたいです。。絶望しています。」
と自分の事より他人を労わる奈美は真木に話す。
真木少佐「伝わると良いな...本当に、アンタも成長したね。この〜。」
そう言って、奈美の頭をくしゃくしゃに撫で回す。
奈美は頭を撫でられ嬉しそうにほほ笑む。
奈美准尉「うれしい。真木さんに撫でられるの大好き。❤」
ゴースト准尉「(、、、良かった。倒れたのも心配だったけど、病室で聞いた内容は壮絶だった。
奈美さん自身も前世の事でフラッシュバックを起こして相当落ち込んでいた。やはり真木さんの行動が一番だな。
あの方が居なくては、この戦隊は崩壊する。それは避けないとな。)。」
と無言でみんなの後からついて行く。
八島准尉「おい、貴様。なんか暗い事考えてるな。大丈夫だよ。俺もそうだけど
戦隊のみんなでやっていければ問題はない。」
ゴースト准尉「、、、そうだな。その通りだ。よし、気合いれて、飯をまず食って気分を変えよう。」
真木少佐「(本当、アタシがいなかったら戦隊はどうなっていたんだか...。
最初から決めていたけど、この戦隊に骨を埋める覚悟をしなきゃね。)」
その思いに亜美は真木の肩に手を当てて感謝を伝える。
亜美戦隊長「(真木さん有難うございます。真木さんが居なければ。
私達はたぶん京都防衛戦で二人ともそもそも戦死して戦隊すらなかったかもしれません。
一緒に生きていきましょう。こんな世の中ですが。)」
真木少佐「(京都は蚊帳の外だった筈だけどね...一緒に生きる?今更な事言うんじゃないよ...。)」
亜美戦隊長「(それは、あの時はまだ私達の事は話せなかったですし申し訳ないです。。。はい。今更でしたね。)」
奈美も真木の思いを嬉しく思い抱きつく。
そうこう話していると、食堂につく。
周りの国連軍の一般衛士達がこそこそ亜美達を見て何かこそこそ小声で言っている。
国連軍衛士A「あいつらが日本帝国陸軍のやつらか、自分たちで国土も守れないやつらが国連軍基地に何の用だ。」
国連軍衛士B「弱っちいやつらで、それなりの上級国民様とかじゃないのか、親が高官たちで泣きついて異動させたとか。」
国連軍衛士C「俺ら下っ端は毎日死ぬ思いで戦っているいるのに、いや実際戦死してるやつらもいるのに。
いけ好かないやつらだな。一発歓迎してやるか?」
そう話しているのが姉妹には聞こえ、亜美はやはり歓迎はされていないか。
と、その挑発に一層の事乗ってやろうかと考えていると。
恰幅のいい割烹着を来たおばちゃんがお玉を手に出てくる。
??「やめときな、その子達もちゃんと戦いに来たんだよ。私達と同じ仲間だ。それに飯は楽しく食べるものだ。
それができない奴は出ていきな。」
と凄みを利かせる。
それを聞いた国連軍衛士達はすごすご退散していく。
亜美戦隊長「有難うございます。そのお言葉、うれしく思います。私達は日本帝国陸軍所属の第零独立強襲戦隊です。
私は部隊長の早雲亜美です。今後私達もお世話になります。よろしくお願い致します。」
と階級が臨時曹長らしい恰幅の良い女性に会釈式の敬礼をする。
真木少佐「助かったよ、一歩間違えれば乱闘騒ぎになっていただろうな...。」
??「PX(食堂)を取り仕切っているからね。京塚志津江だ。一応民間人だけど戦時特例法で臨時曹長ということになってる。
お前たち好きなものは?今日は歓迎するから好きなの言ってみな。合成食料だがなんでもつくってやるよ。」
と豪快に笑いながら言う。
真木少佐「本当かい?アタシは真木沙奈江、肉じゃが作れないかい?。」
京塚曹長「私に作れないものはないよ。あいよ。肉じゃがね。席について待ってな。」
みんなそれぞれ好きなものを注文し、了承されて席に着く。
真木少佐「ありがとう、楽しみにさせてもらうよ。」
まかせときなと言って厨房に戻る京塚曹長。
しばらくして、みんなの注文した好きな食べ物が運ばれてくる。
がみんな目を見開く。
ご飯の量が半端なく多い。。。
大盛りを超えていたw
と、その中でも目を引くのは奈美准尉の前にはみんなの1.5倍はありそうだ。
戸惑う奈美。
奈美准尉「あ、あの京塚さん?私こんなに食べきれません。1膳分で良いので減らしてください。お願いします。」
京塚曹長「何言ってんだい?あんた特に食も細そうだし、元気なさそうなんだからもっと食べて体力つけないと。」
と有無を言わせない声が飛んでくる。
奈美が困っているのを見たゴーストは
3分の1ほど横取りして無理やり白飯をそのまま食う。
真木少佐「奈美の美味そうじゃないか、アタシも貰おうか。」
奈月中尉「私も貰おうかな。奈美、頂くね。」
そう言って、2人も横取る。
3人の好意が嬉しく感謝する。
奈美准尉「皆さん有難うございます。助かりました。」
亜美戦隊長「京塚曹長、彼女は衛士ではない、戦術機にも搭乗するが。だから量は普通で構わない。
次からはそうしてほしい。残すのも悪いし。」
京塚曹長「(確かに衛士ではない、通信科の職種き章)、、、解った。そうする、他の連中はもっとほしければ言いな。
量は多くしてもよいから。」
と言う。
真木少佐「そりゃ良い!今後頼むかもしれないから、宜しく頼むよ京塚のおばちゃん!。」
京塚曹長「あいよ、解ったよ。そのかわりと言っちゃなんだけど、この基地を頼むよ。みんな頑張ってはいるけどね。
それに帰って来ない子達を見るのは嫌だしね、。」
と言って調理場に戻っていく。
真木少佐「任せときな、本当なら九州で無くなる命だったんだ...存分にやらせてもらうさ。」
みんなで頂きますと食べていく。
亜美戦隊長「真木さん、良かったですね。ここの基地のご飯は当たりですね。これは存分に働けそうですね。」
真木少佐「あぁ、そうだね。」
と話していると二人の女性衛士が話しかけてくる。
青い髪の衛士中尉「ずいぶん仲がいい部隊ですね。さすが連携も良い。明星作戦の動きは伊達ではなさそうですね。」
と、気の強そうな声が聞こえる。
ピンク色の髪の中尉「こら、失礼よ。お食事中、申し訳ありません。ご気分を悪くされたら。」
と謝る。
左肩を見るとどうやら伊隅ヴァルキリーズの隊員のようだ。
真木少佐「その腕章、伊隅ヴァルキリーズか。気にしてはないよ安心しな。伊達に独立部隊を名乗ってないからね。」
亜美は立ち上がり敬礼し答える。
亜美戦隊長「あなた方からは嫌味な感じはしないわ。大丈夫です。
私は日本帝国陸軍所属第零独立強襲戦隊の戦隊長、早雲亜美です。
明星作戦ではご支援有難うございました。助かりました。」
二人はピシッとし敬礼する。
速瀬中尉「これは失礼しました。私は伊隅ヴァルキリーズ所属の速瀬水月中尉です。」
涼宮中尉「私は涼宮遙中尉です。速瀬と同じ所属でCP将校です。」
と答える。
真木少佐「アタシも名乗らせて貰うよ。同じく日本帝国陸軍所属第零独立強襲戦隊の副戦隊長で、
整備班班長兼遊撃部隊隊長の真木沙奈江だ。
明星作戦での動きを見ていたよ、流石ヴァルキリーの名前を背負っているだけはあるね。頼りにしてるよ。」
速瀬中尉「真木少佐、お噂は聞いております。斯衛から出向されているとか。今度お手合わせをできれば。こちらこそよろしくお願い致します。」
とかなり食いつき気味であった。
涼宮中尉「こ~ら。水月。戦隊の皆さんはお食事中よ。そろそろ戻るわよ。それに明日ミーティングでお会いできるし。」
真木少佐「ははは!良いね!模擬戦が楽しみだよ!」
それに満足した水月は
速瀬中尉「ありがとうございます。楽しみにしてますね。では失礼いたします。」
と答え遙とPXから移動していく。
真木は気が付く、去っていく遙の足を見て。
真木少佐「なるほど...アタシと同じって訳か...。」
亜美と奈美は真木の切なそうな、悲しそうな視線と思いに気が付く。
亜美戦隊長「?真木さんどうされたのですか?。」
奈美准尉「何か悲しそうな感じがします。。。」
真木少佐「涼宮って言うCP将校の足、アタシと同じ再生医療だ。つまり、アタシと同じ様に足を失ってるんだな。」
亜美戦隊長「、、、そうですか。それで今は衛士ではないのですね。それでも仲間をサポートしたいと。」
奈美准尉「真木さんは衛士に復活できたのにあの方はダメだったのですね。。」
真木少佐「アタシの再生手術だって博打だったさ...運が良かっただけだよ。」
奈美准尉「そうですか、それは何と言っていいのか。でもできることを最大限仲間のためにする。
それはとても素敵な事です。」
と遙の後ろ姿を見て言う。
しめっぽくなってしまったなと亜美が声をかける。
亜美戦隊長「うん、そうね。しかし真木さんが戦術機にまた乗れるようになったことは喜ばしい事。
あのような方々の思いを受け継いで頑張らないとですね。」
と飯を元気よく食べる。米粒を口につけて。
奈美がそれを見て。
奈美准尉「亜美姉さん、、もう、お口にご飯が付いてますよ。戦隊長なんですから。」
と、米粒を取りそれを食べる。
亜美戦隊長「ありゃ、恥ずかしい事をしちゃった。」
とテヘペロをしてみんなの笑いを誘う。
真木少佐「ははは、おっちょこちょいだね...。」
真木も誘い笑いをする。
こうして、お茶目な亜美を冷やかしたり誘い笑いをしてご飯を食べた。
明日もここ、国連軍横浜基地で頑張って任務に邁進しようと皆思ったのであった。
END
、、、そのころの副司令室。。。
香月副司令「予定通り戦隊はこちらに来たわよ。あの姉妹なかなか面白い人材ね。私の研究に役に立ちそう。
それにこの基地の地下施設とかに気が付いたようだわ。」
南條中将「だろうな、彼女達なら勘付くだろう...。最初見た時から人類の勝利のためとはいえ、惨い事をする。」
香月副司令「、、、そうね。それでもこの計画は成功させなければ人類は終わるわよ。
そのためなら私はなんでもする。悪魔に魂を売り渡してでも。あの姉妹にも協力してもらうわよ。
ああ、大丈夫ちゃんと命の保証はするわ。
約束は守るわ。軍医長から資料も回してもらったし、ほんと興味深い。00ユニットとも違う。」
南條中将「ソ連が取り戻したがる訳だ...。命の保障は本当だろうね?疑う訳じゃないが...。」
香月副司令「それが密約ですからね。命の保証はするわ。それに国連軍横浜基地配下の戦力として
BETAとも戦ってもらわないといけないし。
それともBETAがしたように脳と脊髄のみにしていいのならそこまでさせてもらうわよ。」
ゾッとするような声で答える。
南條中将「冗談にしては、いささかブラックすぎる様だな博士。何度でも言うが彼女達は物ではない、それを重々承知の上でやって貰おうか。」
冗談とは分かっているものの、静かに怒りを含んだ声で答える。
香月副司令「(ふふ、あの昼行燈の狸オヤジが怒ってる。しかしやり過ぎたようね。ここまでにしておきますか)
もちろんよ。そこまでして支援をとりさげられてはこちらも困るから。そうね。
では不知火の供給をもう少しふやしてくれるなら大丈夫よ。」
と交渉してくる。
南條中将「(全く、変に私を焚き付けられるのは君ぐらいだよ夕呼ちゃん。)勘弁してくれよ、
これでも私の虎の子の空挺部隊に行く分でさえ其方に優先的に回しているんだ、
これ以上は戦隊に優先的に回す分にも手をつける羽目になる。
そうしたら、困るのは君も同じだろう?
それに、神宮司軍曹を富士教導団から引き抜いた件をとやかく言われない様にしたのだって、誰のおかげなんだかね...。」
暗にこちらにした事の見返りは十分じゃない事を伝える
南條中将「それにさ博士、君陸軍に嫌われてないかい?オルタナティヴⅣ計画遂行するなら、そこら辺の友好関係築くのも、
私に言われなくても分かってるはずだよね?君と陸軍のパイプ繋ぐの一苦労だったよ?」
砕けた感じになったので夕呼もそれに合わせる。
香月副司令「解ってもいるし、色々感謝はしてるわ。でもそれほどうちのA-01連隊の損耗率は高いの。
意地悪したいわけでもない。
こちらとしてもたとえ1機でもいいから欲しいのよ。お願い。」
と言う。
南條中将「そうだなぁ、戦隊が独自で開発している兵装開発の助けをしてくれるなら...。
ウチの大隊行きの不知火を融通してみようじゃないか。
言っておくが、これで戦隊へ行く不知火までも勝手に手をつけるなら、今後一切私から不知火が提供する事は無いからね。」
香月副司令「ふーん。そうね。それなら協力できそう。うちの開発チームや整備班にも優秀なやつらもいるし。
さすがに戦隊割り当て分に手は出さないわよ。現場レベルで争いごとをおこさせるつもりはないわ。
そんなことをしたらそれこそ貴方からの支援を打ち切られて戦隊ごと撤収されてしまう。それは望んでないわ。」
南條中将はいつのまにかなっていた真顔から、和かになる。
南條中将「ならよし、不知火の件は任せてもらうよ。さて...菊間君、いるなら出てきたまえ。」
と言って、またもや天井裏のダクトから菊間が出てきた。
菊間整備兵「おやバレてましたか。流石中将閣下、香月博士もご機嫌いかがでしょうか?」
南條中将「ダクトにいるのが好きなのかい?
と言うか整備兵としての仕事はどうしたのかな?」
南條は呆れる。
香月副司令「お願いね。え?
うちにいるはずなのになんで習志野にいるのよ、国連軍の私が言う筋合いではないと思うけど。
ちゃんと整備兵の仕事しなさいよね。」
とこっちも画面越しに呆れている。
菊間は営業スマイルをして答える。
菊間整備兵「整備兵の仕事は勿論抜かりはありませんよ。こちらは斯衛のスパイとしていますので、
真木少佐には南條中将から資材を受け取りに行くと言ってます。」
南條中将「斯衛で後ろ盾になっている斑鳩家の配下だから、ある意味戦隊での裏の斯衛代表だな。
資材は...手土産に持っていきなさい。」
納得するも、南條は変わらず呆れていた。
菊間整備兵「ありがとうございます。これで嘘が本当になりますよ。」
夕呼も南條と同じく相変わらず呆れていた。
香月副司令「やれやれ、もう、相変わらず優秀な諜報員な事で。
私の邪魔をしなければ好きにしていいわ。」
と二人は呆れて同時にため息を漏らす。
意気はぴったりであった。
菊間整備兵「はい博士、戦隊共々これからお世話になります。
あっ、私も時々博士のお部屋にお邪魔するかと思います。ダクトはどうか綺麗にして頂いておくとありがたいですね。」
冗談なのか、本当なのか呆れを気にせず営業スマイルを顔に張り付かせてそう言った。
香月副司令「、、、私の研究の盗み見や邪魔をするならトラップと煤だらけの汚いダクトにしておくわよ。
こちらにも諜報員はいるのですからね。」
とぎろっと菊間を睨む。
菊間整備兵「まさか、あなたの邪魔はするなと飼い主から厳命されてます。
国連・帝国陸軍・斯衛の協力体制を瓦解させたとなれば、貴方が出る前に私の首なんて簡単に飛びますよ。」
あきれながら答える夕呼。
香月副司令「そう、それならいいわ。ダクトは綺麗にしておくように神宮司軍曹に言っとくわ。」
冗談なのか良く解らないことで返す。(かわいそうなまりもちゃんw)
こうして菊間の登場でよく解らなくなった密談が終わった。
これからBETAとの戦いが激化する前のひと時の時間であった。
白銀 武が現出するまであと約6か月の事であった。
END
























