明星作戦編
時は1999年8月1日
ついに明星作戦を発動に至ることとなった。
まずは作戦開始日は8月5日決行で横浜ハイヴの殲滅及び本州島奪還・明星作戦開始となる。
そして主力は国連軍及び米軍がハイヴへ突入し殲滅する。日本帝国軍はその支援及びハイヴ周辺の地上のBETA殲滅を主任務とする
通達が出ていた。
それにともない南條中将の基地にて南條中将麾下の主力である第17独立守備戦術機中隊とその他部隊と
第零独立強襲戦隊は合同でハイヴ殲滅作戦のブリーフィングを行っていた。
第17独立守備戦術機中隊の部隊長であるジム大尉より説明を行っていた。
ジム大尉「まずは集まってくれた事に礼を言う。
南條中将から今回のブリーフィングを任された、空挺部隊長のジム・フォーリー大尉だ。
これより説明を行う。」
亜美戦隊長「宜しくお願い致します。」
と戦隊より選抜メンバーの亜美と橘副官、真木整備班長と上月副官の4名が立ち上がり敬礼して座る。

静かにこちらを見ている事を確認したジムは、説明を始める。
ジム大尉「今回の明星作戦、横浜ハイヴ攻略の主力は国連軍とアメリカ軍だ。
我々の任務は簡潔に言うと露払いと言う事になる。
先に進軍した帝国・斯衛の別部隊が開いた道を更に開き、ハイヴに突入する国連及び米国の戦術機部隊をBETAに
指一本触れさせてはならない。
我々は、空挺降下で速やかに最前線に向かう事になっている。ここまでで何か質問は?。」
亜美戦隊長「問題ありません。続けてください。」
ジム大尉「宜しい、さて此処にいる諸君は知っていると言う前提で南條中将から、主任務とは別の極秘任務を行なって貰う。
米軍がG弾と呼ばれる新型爆弾を強行して投下する可能性があると言う極秘情報を元に、
恐らくそのG弾の影響を防げるであろう場所に前線補給地点を設ける事が決定した。
諸君はHQからG弾投下の情報を聞いた直後、直ぐに所属関係なく退避勧告を近くの全戦術機部隊に通達し、
例え引き摺っても多くの衛士を連れ帰ってくる事だ。」
亜美戦隊長「承知しました。この作戦には大東亜連合軍も参加してます。おそらく、通達は無いでしょう。
そちらも可能であれば南條中将からお願い致します。助けられる限り助けたいと思っています。」
と奈美の夢見の不確実な情報をここまで対応してもらい恐縮しながらさらに言う。
亜美と奈美は思った。小さい頃は誰も信じてくれなかった。そして後日起こることに気味が悪い事を言われた。
だが今は南條中将や皆のおかげでここまでできることがうれしかった。
ジム大尉「よし、説明は以上だ。最後にもう一度質問を受け付ける。何かあるものは?。」
そう質問を受け付けていたので、参加していた真木が手を挙げた。
真木班長「第零独立強襲戦隊整備班班長兼、戦隊本部小隊所属遊撃部隊長の真木沙奈江少佐だ。
今回の作戦、遊撃部隊としてアタシと隣の上月拓巳大尉の参加を希望するが、宜しいかな?」

ジム大尉「...独立強襲戦隊については、南條中将から戦隊長の早雲亜美少佐に一任されている。戦隊長、貴官次第だ。」
亜美は優しい表情を真木に向けて
亜美戦隊長「もちろんですよ、真木さんの遊撃分隊の参加を認めます。宜しくお願いしますね。
1人でも多くの衛士を助けましょう。」
と答える。
真木はニヤケズラで答える。
真木少佐「あたぼうよ、その為に衛士に復帰したんだからよ。」
亜美はああ真木さんが元気になって本当にうれしいと思った。
亜美戦隊長「了解です。ジム大尉、遊撃分隊については戦力配分について戦隊内で調整しておきます。
後ほど我が戦隊の戦力及び作戦内容の修正案を直ちに提出いたしますので宜しくお願い致します。」
こうしてブリーフィングは終了し、各々解散して行く中で戦隊の元にジムが近いた。
ジム大尉「初めまして早雲亜美少佐。改めて自己紹介を、
南條中将の虎の子である空挺部隊を率いるジム・フォーリー大尉であります。」
亜美に敬礼したジムは、長身の黒髪の男性。日本人の様な見た目をしているが瞳の色は青く、純粋な日本人ではなかった。
答礼をして答える亜美。
亜美戦隊長「ジム・フォーリー大尉、ご紹介有難うございます。噂はかねがね。
あの中国地方防衛戦でほとんど壊滅してしまった第17独立守備戦術機中隊を一から創り直し、
部隊を鍛え上げている凄腕の衛士と聞いてますよ。
お気を悪くしたら申し訳ありません。日系人でしょうか?。」
ジム大尉「あぁ、私は日系アメリカ人だよ。元は在日米軍の空挺部隊を率いていたよ。
今じゃ率いていた小隊ごと、南條閣下の懐刀さ。」
少し笑いながら答えた。
ジム大尉「あなたのことは南條閣下から、秘密も含めて聞いてます。私も共犯者だ、気軽に相談を受けれるよ。
まぁ、それは後日にして...平家少尉、いや今は平家中尉か。彼女は元気にしているだろうか?」
亜美戦隊長「なるほど、さすがですね。元在日米軍の空挺部隊だったのですね。
さすが精鋭部隊。それはぜひとも部隊間交流したいですね。今度我が戦隊と演習いかがですか?
、、、そおですか。南條中将からお聞きになっていると。お気遣いありがとうございます。
色々ご迷惑をおかけするかもしれませんが宜しくお願い致します。
私達は日本人で在りたいとおもっていますので。。。
平家中尉ですか、元気にしておりますよ。彼女の悪い噂は抗議して人事情報から削除してもらいました。
殿を志願して買って出る、味方を護る得難い衛士です。我が戦隊では第三防衛小隊でその力を遺憾なく発揮してもらってます。」
ジム大尉「それは良かった。戦隊に異動してから、彼女を心配していましたが良かったです。
模擬戦の件はこちらこそ宜しくお願いします。それでは、次は明星作戦当日で。」
亜美戦隊長「了解です、平家中尉に伝えておきますよ。ジム大尉殿が心配していたが良かったと。
承知しました。では作戦当日に(敬礼)。」
こうして全体会議は終わり亜美と真木たちは戦隊の基地に戻る。
そして戦隊長室にて橘副官と真木と上月副官と共に戻り亜美が話す。
亜美戦隊長「真木さん、参加有難うございます。今回参加するにあたって遊撃分隊に支援部隊を付けますか?
1ないし、2個小隊程度ならそちらに配置転換させますよ。」
と言う。
真木少佐「そうだね、出すとすれば誰になりそうだい?。」
亜美戦隊長「そうですね。。本来なら工兵小隊を付けますかと言いますが、攻勢ですからね。
機動力等を加味してついて行ける小隊となると第二機動小隊か第四支援小隊、後は第一小隊ですかね。
ただ、中隊長が両方抜けれられると困るので第一か第二小隊はどちらかですね。2個小隊なら第四小隊もつけても構いません。」
と思案しながら答える。
真木少佐「そうだね。機動力が物を言う戦場だろうし、一個小隊が良いところだろう。
だが第一と第二は本隊から離すのはちがうだろうから、第四支援小隊を回してくれ。」
亜美戦隊長「了解、第四支援小隊の菅中尉と八島准尉を回しますね。
この二人なら臨機応変に真木さん達について行くことも、支援も可能だから良いかもしれませんね。
紫音、戦隊の編成と攻勢作戦の内容を追加修正して直ちにジム大尉に送ってもらえる?」
橘副官「承知しました。すぐに修正案を作成し亜美の承認が下り次第送ります。」
とすぐに作成し、亜美は承認し戦隊の作戦概要をジム大尉に送る。
真木少佐「よし!そうと決まれば、菅と八島を呼んで連携訓練がてらの模擬戦と洒落込もうか。
どれくらい経験積んでいるか、直に感じないとな!。」
上月大尉「少佐はただ戦いたいだけでは?」
真木少佐「戦友の実力を直に知るのも、生き残る事には必要さね。」
亜美戦隊長「お任せしますが、作戦当日まであまり時間はありませんのでほどほどにしてくださいね。
あの2人もそつなくこなせますよ。」
とやれやれと苦笑しながら答える。
真木少佐「終わったら、今度は亜美と模擬戦やろうかね。」
亜美戦隊長「まったく、真木さん元気なんだから。そうですね。真木さんの技を少しでも勉強させてもらわないと
私も精進しないと。お願いしますね。」
亜美戦隊長「と、その前に戦隊内での全体会議ですね。
真木さん整備班を全員もしくは選抜で良いので集めてもらいますか。」
こちらは戦術機部隊と空挺輸送機部隊に召集かけますので戦隊内での通達しましょう。」
と伝える。
真木少佐「おう、まぁいつものメンバーになるだろうがな。」
そう言い真木は、落合・菊間・砂原を呼んだ。
亜美戦隊長「了解です。それでお願い致します。」
亜美は戦術機部隊の全員と空挺輸送機部隊の主力メンバーである葉吹大尉、藤田中尉、槙村中尉を呼ぶ。
大規模作戦用の主力メンバーが入れる会議室に召集を行った。
そして全員そろったところで橘副官が参加者に伝える。
橘副官「戦隊長に敬礼、これより明星作戦における我が戦隊の動きを説明する。
不明点、確認点があればその都度質問してください。では戦隊長。あとはお願いします。」
と言う。
亜美戦隊長「南條中将より明星作戦の具体案が先ほど発令されました。
我々戦隊は南條中将麾下の第17独立守備戦術機中隊と共に先発した陸上部隊の帝国陸軍が横浜ハイヴ地上掃討した後を引き継ぎ、
その先は先方として空挺降下で直接ハイヴ表面まで侵攻し、突入部隊である国連軍と米軍の支援を行う。」
今回の主力はハイヴ攻略部隊の米軍になる。確実にハイヴ内に侵攻、地上のBETAをハイヴ内に入れない戦闘を行う。
戦隊の部隊編成だが今回3部隊に大まかに分ける。少し変更点を話します。
戦隊第一部隊は私が直率します。第一中隊及び第二中隊。
そして前線補給地点防衛用に戦隊本部小隊より独立機械化工兵戦術機中隊を出し防衛してもらう。
変更点は、戦隊本部小隊所属遊撃部隊である真木少佐と上月副官は独立して遊撃機動小隊を編成。
第四支援小隊を指揮下に入れて共に横浜ハイヴ攻略作戦に入ってもらいます。
ここまでで質問はありますか?」
と全員を見る。
落合が手を挙げ発言する。
落合副長「戦隊長、機体及び装備の準備及び整備準備も滞りなく完了していますが、
我々整備班は他に出来ることはありますでしょうか?。」
亜美戦隊長「そうね、、、今回真木さん達も出撃するのでできれば余力があれば空挺輸送機部隊への
武御雷搬入の手伝いをしてくれると助かるわ。そうよね?葉吹大尉。」
葉吹大尉「そうですね。佐渡ヶ島防衛戦の時に一度手伝ってもらってその後対応はできるようにたまに訓練してますが
できれば万全にしたいので1名でいいので確認で見ていただけるとありがたいですわ。」
と答える。

落合副長「なるほど、なら菊間さんが適任ですね。お願い出来ますか?。」
菊間整備兵「勿論ですよ副長。いや未来の整備班長殿、斯衛軍整備兵ですから私が適任でしょう。」
亜美戦隊長「有難うございます。では菊間整備兵お願い致します。その他何かありますか?
無ければ続けますが。」
今度は藤田が手を挙げる。
藤田中尉「なぁ、俺がまた前みてぇに輸送機囮にして光線級を引きつける戦法使えねぇかなと思うんだけどよ。」

そんな発言を聞き、予定調和の如く槙村が口を挟む。
槙村中尉「藤田、あんな芸当出来るのはお前だけだ。それに輸送機の損失もバカにならないんだから、自重しろよ。」
藤田中尉「あぁ?上手くすりゃあアタシ達輸送部隊だって、
輸送以外にも出来ることがあると証明出来るチャンスじゃねぇかよ!。」
亜美戦隊長「藤田中尉、その思いはありがたいが今回はそれは却下です。
私は皆さんに負傷や戦死をさせるつもりはありません。どうしても必要な時はお願いしますが、
今回はその時では無いと思ってます。いい?。」
藤田中尉「...仕方ねぇな、分かったよ!。」
勿論却下され、藤田は大人しく引いた。
亜美戦隊長「他はありますか?無いようなので次に行きます。」
ここから一息入れて亜美は話し出す。
亜美戦隊長「ここからは作戦が失敗もしくはイレギュラーな事が起こった時の作戦内容です。
特に戦術機部隊は頭に叩き込んでおいて。」
と言う。
亜美戦隊長「万が一ハイヴの攻略が失敗もしくはHQからの撤退命令が出た場合は速やかに後
退しつつ友軍部隊全体に第六警戒小隊の通信設備を使って後退命令を促します。
もし、撤退命令は聞いていない等戻らない部隊があるならば補給を理由に無理やり後退させてください。
後退ポイントはこの前線補給地点のαポイントとします。そしてその時は前衛は真木少佐率いる遊撃機動小隊。
最後尾は私が直率し第三防衛小隊とします。
特に足の遅い第五砲撃小隊は優先的に撤退してください。話せない部分も今はある、すまないが皆の命私に預からせてください。
絶対に戦死させない。そして参加部隊を、友軍も撤退させたい。お願いしたい。」
と皆に頭を下げる。
奈月中尉「了解しました。任せてください戦隊長。」

ゴースト准尉「もちろんですよ。信用してます。戦隊長。ついて行きます。」

平家中尉「ボクはそれで構わないですよ。戦隊長。私たちの役目は殿、防衛戦。行けます。ね?影縫少尉。」
影縫少尉「もちろんぬい。戦隊長の思い解る。大丈夫皆守りながら後退する。」
とそれぞれ戦術機部隊の人員は皆答える。
亜美戦隊長「皆さん有難うございます。真木さん、上月副官は万が一の時は後退時の前衛任せます。
BETAを蹴散らして後退地点までの場所をこじ開けてください。」
真木少佐「任せときな。それに別にアタシ達が殿しても良いんだよ?大陸から殿での撤退戦は慣れてるからね。」
上月副官「少佐、ここは戦隊長に任せましょう。」
真木少佐「分かってるよ、冗談さ。」
亜美はそれに対して首を横に振る。
亜美戦隊長「もちろん、真木さんならそれができることをしっています。大陸でも、九州でも。
しかし私は戦隊の戦隊長です。亡き両親より指揮官たるものは、進む時は先頭、退く時は最後尾!と教えられてます。
これだけは譲れません。」
平家中尉「真木少佐殿、大丈夫。ボクたちが絶対に戦隊長を護ります。」
影縫少尉「ぬいも一緒です。必ず一緒に戻る。だから任せて欲しいぬい。」
真木少佐「いや、斯衛衛士ならばこそ仲間の為の殿をだな...。分かった分かった、冗談だって!。」
亜美戦隊長「ごめんなさい、これは私の我がままです。指揮官が先に撤退するなどあいつらと同じ事は絶対にできません。
確かに私は真木さんには及ばない。でも、真木さんと前面をお願いしたいのです。
前線補給地点にへ迅速に移動しなければなりません。
時間がかかれば負傷者達を運べません。ですからこうしました。そして撤退時は必要があれば第二機動小隊もつけます。
中衛及び負傷者等の移動は第一中隊に任せます。以上です。その他全体を通して質問はありますか。」
と亜美の決意を話しつつ全体を見る。
亜美戦隊長「よし、では当日に備えて皆、英気を養う事。では解散。」
こうして横浜ハイヴ攻略作戦の日がついに来た。
8月5日 仙台、南條中将基地司令部にて。
HQオペレータ「明星作戦(オペレーション・ルシファー )開始しました。」
まずは第一段として予定通り太平洋側と日本海側からの帝国海軍部隊による艦砲交差射撃に支援砲撃により
後続のBETAの寸断から始まった。
静かにモニターを見る南條。
南條中将「さて、今打てる手は尽くした。後は現場の頑張り次第か...、気張るなよ...。」

HQオペレータ「日本帝国陸軍、斯衛軍、アジア連合軍、国連軍、米軍全軍行動開始します。
さらに衛星軌道上のハイヴ攻略部隊の米軍が降下準備。」
ある程度各、連合軍の部隊が進出したところでHQオペレーターが
南條中将に声をかける。
HQオペレータ「南條中将、予定時刻です。各軍も侵攻は予定通り、
第17独立守備戦術機中隊と第零独立強襲戦隊に出撃命令を。」
と伝える。
南條は頷き指示を出す。
南條中将「宜しい、直ちに中隊と戦隊を出撃させてくれ。諜報班はすべての、主に米軍の通信傍受し、
G弾投下の有無を聴き逃すな。各員の奮闘に期待する。」
HQオペレータ「了解、HQより第17独立守備戦術機中隊と第零独立強襲戦隊に告げる。
各部隊は現時点をもって全力出撃、最前線の部隊を超越し横浜ハイヴへの進路を確保せよ。」
ジム大尉「フォーライダーから、各員へ。HQからのGOサインが出た。行くぞ命知らず共、最前線へフライトの時間だ。」
亜美戦隊長「シルバーフォックス1より各位、こちらも出撃です。全員生きて帰るぞ。空挺輸送機部隊発進せよ。」
葉吹大尉「ナイトメア1よりシルバーフォックス1へ了解。1番機より随時発信2番機以降ついてきなさい。
低空飛行で前線まで戦術機部隊を送り届けるわよ。」
藤田中尉「2番機了解!行くぞ野郎共!降下する前に酔うんじゃねぇぞ!。」
槙村中尉「3番機了解。藤田、酔って欲しくなければ荒い運転するなよ?。」
藤田中尉「ヘッ!俺の操縦に酔うなら戦術機の三次元機動出来ねぇさ!。」
葉吹大尉「はいはい、2番機、3番機仲がよろしい事で。気合い入れて行くわよ。1番機発進!!。」
真木少佐「ったく相変わらずのコントやってんじゃないっての。」
藤田中尉「んだと!。」
真木少佐「うるせぇ!ちゃんと操縦しやがれ!タバコ吸えねぇだろうが!。」
上月副官「少佐、落ち着いてください。」
こうして、皆に藤田と槙村は茶化されて出撃していく。
亜美は皆、元気で士気も旺盛。良いことだと思った。
仙台の基地から出撃した2個戦術機中隊は途中で別れ、違うルートで降下、戦闘を行う。
その別れる所で亜美はジム大尉に声をかける。
亜美戦隊長「シルバーフォックス1よりフォーライダーへご武運を。後で作戦が終わったら合同で打ち上げ会やりましょう。」
亜美から心配していたと聞いていた時子は、いけないことと解りつつも通信機でジム大尉達へ通話する。
平家中尉「ディフェンス1、平家中尉より第17独立守備戦術機中隊へあの時は有難うございました。
ボクは、、、この戦隊でみんなと生きて行きます。皆様、ご武運を。」
ジム大尉「フォーライダーからシルバーフォックス1へ、生きて帰れたら是非お願いしよう。
ディフェンス1、平家中尉、君がまた自暴自棄になっているのではと思ったが大丈夫な様で良かった。また会おう。」
平家中尉「有難うございます。ジム大尉。ではまた会いましょう。(敬礼)。」
こうして部隊は別れてそれぞれの侵攻ルートへ移動していく。
通信回線で時子は亜美に謝る。
平家中尉「戦隊長、申し訳ありませんでした。後で処罰は受けますので。」
亜美戦隊長「何のこと?大丈夫よ。ジム大尉からも返信くれて良かったわね。それにそんなことで処罰してたら
あの空挺輸送機部隊のコント組二人は毎回営倉行よwだから不問です。」
2人の会話を聞いて、真木も話に入ってきた。
真木少佐「平家中尉気にすんなよ。戦隊長の言う通り、あの2人のお陰で私語禁止は無いからな〜。」
平家中尉「は、はい有難うございます。しかしあのお二人仲が良いですね。(;^ω^)」
影縫少尉「ふたりは付き合ってるのかぬい?」
と珍しく茶化す広子。
真木少佐「まぁ、長い付き合いだろうからな。」
そんな言葉に珍しく槙村が口を挟んだ。
槙村中尉「違いますよ。あの馬鹿には誰にでも突っかかりますし、誰も止めずにいるので...、まぁ腐れ縁ですよ。」
藤田中尉「んだと!ならスカウト受けた時に断りゃ良かったじゃねぇか!
どうせ俺以外と組む気なかったんだろ?」
そんな事を言って二番機をバンクしまくる藤田。
槙村中尉「馬鹿!何無駄にバンクしてるんだよ!。」
真木少佐「藤田!アンタ何無駄に揺らしてるんだ!そんなにアタシの一服邪魔するなら一発お見舞いしてやろうか!。」
藤田中尉「るせぇ!ちゃんと運ぶから静かにしてろってんだ!。」
真木少佐「静かにするのはテメェだ藤田!。」
何故か2人の口論に発展していた。
上月副官「はぁ...作戦前だと言うのに...2人とも落ち着いてください。」
亜美が口を出していいのか迷っていると。
葉吹大尉「はいはい、どちらのコントコンビも面白いですけど、そろそろ最前線なので落ち着きましょうね。」
とちょっとこわーい感じの声が聞こえる。
亜美はゾクッとしてあ、これ葉吹大尉が怒ってる時の声だと思いつつ後で藤田中尉達はお説教かなと思っていると。
橘副官「いま、最前線の部隊を抜きました。」
葉吹大尉「各機、戦術機を降下させます1番機より降下、2番機以降順次続きなさい。」
と言い戦隊全機を降下させる。
藤田中尉「了解!降下開始!。」
槙村中尉「3番機降下!。」
こうして4番機以降全機が戦術機を降下させた。
葉吹大尉「戦隊戦術機の皆さんご武運を、基地でパーティの準備して待ってますわ。
全員帰ってきてくださいね。」
と離脱して行く。
降下し、地上に展開した亜美達。
亜美戦隊長「シルバーフォックス1より全機へ、前線をさらに押し上げる。
中隊ごとに展開してハイヴまでの道を切り開け。
第五砲撃小隊は直ちに支援砲撃。真木さん、支援砲撃後、遊撃機動小隊は自由に動いてください。」
西少佐「バロネス1より第一中隊全機、押してまかり通るわよ。続け。」
凜大尉「ブラックキャット1よりブラックキャット2へ第二中隊も機動戦でこじ開けて進むわよ。全機に伝えて。」

真木少佐「行くぞ遊撃機動部隊、遅れたら承知しねぇぞ。アタシに続け!。」
菅中尉「エイド0、了解。真木少佐に続きます。」
八島准尉「エイド1も了解。真木少佐と上月副官を支援しながら続きます。」

上月副官「頼もしいですね、任せましたよ。」
八島准尉「もちろんですよ。我々の任務は支援射撃、どうぞ後ろは気にしないで暴れてください。」
真木少佐「だってよ上月、アンタも長刀抜きな。」
上月副官「そうですね最近射撃ばかりですし、久しぶりに後ろを気にせずに行かせて頂きます!。」
上月の武御雷も真木機と同じく長刀を抜刀し、BETAを切り伏せて行く。
そしてその後ろを巧妙にカバーしながらついて行く菅中尉と八島准尉。
西少佐「さすが、真木殿やりますな。我々も負けてられない。第三防衛小隊ついてきなさい。前に出る。」
凜大尉「すごい、さすが斯衛は伊達ではないわね。ブラックキャット2こちらも左翼側から押し上げて行くわよ。
速攻で要塞級をつぶすわ。第六警戒小隊に指示を出して。」
奈月中尉「了解ブラックキャット2、驚いてる場合ではないですよね!」
西達も果敢にBETAを殲滅して行く姿を見る真木。
真木少佐「ったく、アタシとタメ張るとはね...、負けてられないよ!行くよ上月!」
上月副官「勿論です少佐!」
こうして最前線を上げていく戦隊。
しばらくするとBETAが見えなくなる。少し担当エリアをオーバーしたようだ。
亜美戦隊長「?ここのエリアの担当は?もしや。」
と周りを見渡すと。
白い瑞鶴が急に現れ、戦隊を半包囲しながら近づいてくる。
その中に指揮官らしい、青い瑞鶴が通信してくる。
斯衛軍衛士「ここは我々斯衛の担当地区だ。陸軍の担当外になる。すぐに、、、?
うん?、その部隊徽章は第零独立強襲戦隊か。」
その言葉を聞いてかつ青い瑞鶴となると五摂家、、しかも戦隊を知っているとなるともしやあの方の配下かと亜美は思った。
亜美戦隊長「はい、こちらはシルバーフォックス1、早雲亜美少佐であります。申し訳ありません。
我々戦隊は他担当の戦闘区域を横断しハイヴまでの道をこじ開ける任務を承っております。ご容赦のほどを。」
斯衛軍衛士「、、、なるほど、貴官が早雲少佐か。話は聞いている。しかし先ほど大東亜連合軍との戦区流弾問題があった。
皆、気が逸っている。注意して戦闘を行った方がよいぞ。」
と言われる。
そんな中、遊撃部隊の武御雷二機、真木と上月が到着する。
真木少佐「どうした戦隊長...。今の会話していた青い瑞鶴、まさか恭子か?崇宰恭子なのか?」
上月副官「少佐!そうだとしても、五摂政家の方に不敬ですよ!。」
上月が慌てて止めにはいる。
その声に聞き覚えがあるのか斯衛衛士の緊張が解ける。そして亜美と真木、上月副官との個人通信で話しかける。
崇宰恭子「?その声は沙奈江か、久しぶりだなこんなところで会えるとは。
九州防衛戦で散ってしまったと思ったが、片足を失ったが、姉妹に助けられたようだな。
良かったな。心配していた。それが陸軍に出向したとは驚いたよ。」
真木は喜び答える。
真木少佐「久しぶりだね恭子!あぁ、なんとか足も再生治療で治して、衛士に復帰出来たよ。
陸軍に出向したのは...、ウチの戦隊長の熱烈なスカウトを受けたからと言っておくよ。」
崇宰恭子「そうか、早雲姉妹は沙奈江の好ましいと思う人物なのだな?斑鳩閣下から話を聞いた時は
驚いた。騙されているのかと。敵になってしまうのかと本当に心配した。
閣下は興味津々で困ったものだが、あの陸軍南條中将と話はついてる。私は閣下の命令に従うのみだ。」
真木少佐「命の恩人さ、簡単に返し切れない恩をアタシは貰ったんだよ。
恭子、九州での死に際にアンタの顔がチラついた.んだ...。こうして再会できてアタシは良かったよ。」
上月副官「つかぬことをお聞きしますが、御二方はご友人でしょうか?。」
真木少佐「あぁ、訓練校からの同期の桜だ。まぁ最初はぶつかってばかりだったけどな。」
微笑む恭子。
崇宰恭子「、、、懐かしいな、訓練校時代か。そうか。その姉妹は信用できるのだな。
万が一殿下に弓弾こうなどと思っているなら、、私が直接つぶしにかかることになるかもしれないからな。」
真木少佐「それはない、いやさせないよ。アタシが絶対に止める。
それに、アタシはね姉妹の事を信じてるだ。恩人だからじゃない、長く戦隊にいて分かる。アイツらはしないよ。
もし弓弾く事になれば、アタシが責任を取るよ。」
そこに割って入る、奈美。
奈美准尉「通信に割り込む、無礼をお許しください。早雲奈美准尉です。私達姉妹は、絶対にそんなことは致しません。
おこがましい事ですが、私達姉妹は早雲家の両親に保護され、日本人として生きてきたつもりです。
絶対にそんなことは致しません。ですから、真木さんも責任を取ることはありえませんし、させません。」
亜美戦隊長「、、、妹が申し訳ない、しかし思いは同じです。私達は人と言えない者ではありますが
両親より日本人として生きる道を示していただきました。そして真木少佐殿にも。
ですから、これからも将軍殿下、日本帝国に忠誠を誓い戦友を、民間人を護ると固くお約束します。」
崇宰恭子「、、、そうか。その思い解った。真木、その二人を導くのだぞ。
私も二人の思いを聞いて、そして沙奈江の今の言葉を聞いてできる限り配慮しようと思う。。。
南條中将よりくだんの話は聞いている。その時はその通りに行動する。
ではな、同期の桜の沙奈江よ、そして日本人の早雲姉妹。また会おうぞ。」
と斯衛部隊は転進していく。
それを見つめる真木は最後に言う。
真木少佐「当たり前だ、恭子こそ死ぬなよ。アンタとは面と向かって会って、
色々話したいんだ...。アタシの大切な同期の桜。」
奈美准尉「、、、良かったですね。同期の方と会えましたね。うれしい事です。
(でも、、、あの方から死を感じる。今すぐにではなさそうですが。。。私はなんと真木さんに言えばいいのか解らない。)」
と少し、ぎこちない微笑みを真木に向ける。
真木少佐「さて、戦隊長。作戦の続きに行こうか。」
亜美戦隊長「そうですね、偶然ですが良い出会いができましたね。
シルバーフォックス1より戦隊全機、さらに前進する。各中隊、遊撃部隊共にさらに前進せよ。」
上月副官「少佐、今回はご友人だから良かったものの、普通なら不敬と言われて何されるか分かりませんよ!。」
真木少佐「格式ばかりに囚われても仕方ないだろう。アタシは大丈夫さ。」
亜美戦隊長「(上月副官に怒られてるw。まあ同期の桜で秘匿回線ならいいのでは。)」
と思いつつ戦隊はさらに攻勢を強め進撃する。
明け方に近い頃、海老名市近郊にて
重金属雲の発生に伴い、司令部との通信に雑音が入り、一般機体では通信が確保できない状態になっている。
だが第六警戒小隊の通信機器により何とか司令部との通信は確保できていた。そこに急報が入る。
南條中将「聞こえるか!米国上層部と帝国軍がもめている。米国がG弾を発射する!
直ちに撤退するんだ!頼む応答してくれ!」
奈美准尉「!!ゴースト0よりシルバーフォックス1へHQよりの通信回します。
例のくだんの件が発動されたようです。」
亜美戦隊長「!!、やはりやるのか、米軍。南條中将。何とか通信は確保できています。
これより戦隊全機は撤退します。途中であった部隊と警戒型不知火の最大出力の通信で撤退を呼びかけます。
それでよろしいですか?」
南條中将「繋がっていたか!構わない、私が責任を取る。1人でも多く帰還させてくれ、頼む。」
亜美戦隊長「了解しました。南條中将の名をお借りして各部隊へ通達いたします。
戦隊全機へ告ぐ。これより我が戦隊は速やかに前線補給地点のαポイントへ転進する。
遊撃機動小隊のローア1、ローア2前衛は任せます。前線補給地点であるアルファポイントまでの道を切り開くのを頼みます。
第一、第二中隊は中衛、負傷機体、衛士が居たら守りながら進みます。最後尾は戦隊本部小隊が務めます。
第三防衛小隊頼むわよ。」
平家中尉「了解、ボクたちに最後尾は任せてくだい、必ず護ります。」
影縫少尉「りょうかいぬい、誰も置いてかない。」
奈美は外につながる拡声器と警戒型不知火の通信機を最大出力で友軍へ呼びかける。
奈美准尉「こちらは帝国陸軍第零独立強襲戦隊です。陸軍戦術機部隊の南條中将からの命令です。
G弾が明日朝8時過ぎに投下されまます。これより全部隊は国籍に関係なく補給を受けるために
前線補給地点であるαポイントへ向かう、
もしくは影響外へ移動願います。お願いです、可及的速やかに転進してください。」
と思いを込めて平電文を含めて情報を拡散させる。
真木少佐「行くよローア2!エイド0とエイド1もだ、アタシ達で前を開かなきゃ全滅すると思いな!。」
真木は他三機にそう言って、自身の駆る武御雷に長刀二刀を振るわせBETAを薙ぎ倒して行く。
上月副官「ローア1、気持ちは分かりますが少し落ち着いて下さい。大丈夫です、我々は役目を果たせてますから。」
菅中尉「エイド0了解、討ち漏らしはさせませんわよ。」
八島准尉「エイド1も了解。戦友を絶対に護ります。引き続き支援はお任せを。
お二人の後ろは絶対に護ります。」
真木少佐「と言う事だ。ローア2!行くよ!」
上月副官「全く...、分かりました。ローア1に続きます。エイド0、エイド1引き続き支援をお願いします。」
菅中尉「エイド0了解。引き続き支援いたしますわ。」
帝国陸軍や大東亜連合軍の負傷部隊と合流しながら転進速度が落ちながら前線補給地点へ急ぐ亜美達。
亜美戦隊長「(、、、このままでは間に合わない。どうすれば。)」
と思案していると。
??「こちらは国連軍所属A-01部隊第九戦術機中隊だ。G弾投下の話が出ている、速やかに撤退されたし。」
亜美戦隊長「こちらは帝国陸軍所属第零独立強襲戦隊早雲少佐です。HQより聞いています。
転進中でありますが、かなりの負傷部隊がいます。時間を稼いで撤退してますが、時間にまにあうか。。。」
ヴァルキリーズ隊隊長伊隅大尉「私は伊隅大尉です。(なるほどこれが副司令が仰っていた例の帝国陸軍の部隊か。)
そうですが、我が部隊も支援いたします。急ぐとしましょう。」
亜美戦隊長「有難うございます。共に最後尾を可能であればお願いします。
前衛は間違いなく切り開いてくれてますので大丈夫です。」
伊隅大尉「ヴァルキリー1よりヴァルキリーズ各位、聞いたな。負傷兵達を護りながら撤退する。
我らの力を示せ。」
ヴァルキリーズ隊の戦力を的確に把握し、遅滞防衛戦の隊列、防衛内容を即座に修正し作戦内容を連携する奈美。
奈美准尉「ゴースト0より、殿の戦隊本部小隊並びに第三防衛小隊、国連軍ヴァルキリーズ部隊へ。
BETA群の割り当て選定いたしました。この配置で戦闘を行ってください。」
それは的確に、時間を短縮して前線補給地点への撤退を可能にするプランであった。
伊隅大尉「(さすがだ。姉の戦隊長は部隊全体と負傷兵を的確に見て最前線で戦闘を指示、補佐してる。
そして妹のこの子、やるわね。これだけの戦術機部隊の情報を即座に確認して作戦内容を修正する。
これが姉妹の能力。)
ヴァルキリー1よりゴースト0。了解、ヴァルキリーズ隊はその作戦内容に従って行動する。」
後方が激しくやっている事を通信で知る、前衛の真木はソワソワしていた。
真木少佐「...やっぱりアタシも後方に加勢しに行っt「ダメですよ?」ローア2。」
上月副官「ローア1、シルバーフォックス1から言われましたよね?私達は前衛で前線補給ポイントへの道を開くのが任務です。
それを投げ捨てて、後続が通る道をわざわざ塞ぐつもりですか?」
真木少佐「...分かってるよローア2。」
上月副官「全く、これで3回目ですよ?最後方に行くと言ったのは。いい加減怒りますよ?。」
こうして何とか前線補給地点であるαポイントへ到着する。
1999年8月6日8時15分米軍はG弾投下。。。。
前線で後退しなかった各国の部隊を多数巻き込んで。
亜美戦隊長「やれやれ、なんとか全部隊を撤退させることはできなかったが
戦友達を助けることは出来たか。」
そこに二人の陸軍の戦術機が来る。
??「やめろー、なんて事を。」
??「大尉。もう無理です。撤退しましょう。」
真木少佐「おいそこの陸軍機!そっちにいくな...。亜美!その二機を止めてくれ!言っても聞く耳持たないんだ!。」
亜美戦隊長「解りました。そこの衛士。止まりなさい。これ以上行けばあなた達も巻き込まれる。
これは陸軍南條中将司令官の命令です。」
??「駄目だ。戦友を置いていない。」
亜美戦隊長「思いは解ります。ですがここは行かせません。」
と機体を羽交い絞めにして止める。
??「離せ、放してくれ。うあああああ。。。(泣)。」
とがっくりうなだれる。
真木も追いつき、泣いている衛士が乗る戦術機に近づく。
真木少佐「すまない。尽力したんだが、聞いてもらえなかった。
恨みたいなら、アタシを恨んで良い。それで立ち直れるなら、そうしな。」
ふとその大尉と呼ばれた男が亜美の機体の所属微章をみる。
それをみた瞬間、ワナワナと震えだし怒りだす。
??「貴様らか、その部隊微章、第零独立強襲戦隊だな。裏切者のまがい者。
知っているぞ。だが、今回は引いておく。次は無いぞ。」
??「大尉、、、。あれ?あなたはあの時の武御雷の斯衛衛士では。」
真木少佐「うん?アンタこそ、佐渡島の撃震に乗っていた衛士かい?無事でなによりだよ。
なぁ失礼を承知だけど、アンタの上官大丈夫なのかい?。」
駒木中尉「、、、大陸撤退戦から沙霧大尉は色々ありまして、助けてもらってなんですが、、、
貴官がこの部隊に所属しているなど軽蔑します。この姉妹は敵です。」
とはっきり言う。
真木少佐「...軽蔑か、構わないさ。アタシは考え納得して姉妹の元にいる。何故敵視しているのかは聞かないよ。
だが、人同士で殺し合う程下らない物はないとだけ言っておく。
分かったなら、ウェポンラックに掛けてある長刀から手を離しな。」
真木は冷静に言う。
駒木中尉「(この方にはお見通しか)、、、この場は引きます。ですが次会う時は敵ですね。」
と沙霧大尉を下げて撤退して行く。
亜美戦隊長「、、、真木さん申し訳ないです。私達姉妹のせいで。真木さんまで。。心苦しい限りです。」
とうなだれる。
真木少佐「...亜美、アンタは悪くない。人それぞれだし、全員に好かれるなんてのは無理な話なんだよ。
将来、斬らねばならないのか...?単にBETAだけを相手している訳にはいかないんだね...。」
亜美の近くに寄りながら、撤退した二機の方を見て複雑そうに言う。
亜美戦隊長「、、、有難うございます。そうしたくはないですが。。」
心配した奈美もゴーストと共に二人の元にくる。
奈美准尉「私達は、、、この世界に居てはやはりいけないのでしょうか。
でも私達は真木さん達と生きていきたいです。」

ゴースト准尉「真木さんの仰るとおり全員に好かれることはできないかと、でも嫌われる言われはない。
お二人はそれを示してきたではないですか。」
そうだそうだと戦隊の全員が言う。
奈月中尉「私は、2人にはずっと私達と生きてほしい。だから私は、必要なら...。」

上月副官「弥栄中尉、その業を背負うのは貴方だけではなく戦隊の皆で背負う物です。そうでしょう真木少佐。」
真木少佐「あぁ、必要ならやらねばいけない...気は進まないが、殺される訳にはいかない。BETAにも、アタシ達を害そうとする奴からも。」
亜美戦隊長「、、、皆さんありがとうございます。その時は私も覚悟を決めます。」
奈美准尉「私もです。奈月さんたちや真木さん達と一緒に生きて行きたいです。」
と奈月の手を握り締める。
こうして政治的思惑を孕んだ作戦は終わった。
BETA対大戦史上初のハイヴ占領に成功し、日本帝国軍は横浜ハイヴ跡地を国連軍に貸与。
人類の反撃はここから始まる。
亜美たちはどう生きてけるのか。
END
そして翌日。
葉吹達空挺輸送機隊が中心に腕を振るって、大規模反攻作戦の成功?を祝う祝勝会を開いていた。
ジム大尉達第17独立守備戦術機中隊もいる。南條中将は後始末で忙しいようで参加はされていなかった。
葉吹大尉「はい、そこの仲良しコントコンビ。手を抜かない、さぼらない。二人ともキリキリ働きなさい。」
と指示を出している。
藤田中尉「なんで俺がこんな事しなきゃならないっての...。」
槙村中尉「日頃の行いの悪さだろうな。」
藤田中尉「んだとぉ!」
葉吹大尉「はい、そこ。藤田中尉また正座させられて説教を受けたいの?いつでもいいわよ。
まあ、槙村中尉はご愁傷様ね。」
とちょっと頭に(# ゚Д゚)マークが入ったにこやかな葉吹大尉のこわーい声が飛んでくるw。
藤田中尉「葉吹の姉御ぉ〜、勘弁して下さい。」
槙村中尉「いえ...いつもの事なので...。」
ストレスからか胃辺りを抑える槙村と、説教をやめてもらおうと懇願する藤田。
亜美はそれを横目で見ながら、、、槙村中尉のストレス解消させてあげないとなと思いつつ。
ジム大尉に挨拶する。
亜美戦隊長「ジム大尉、お疲れさまでした。さすがですね。かなりのBETAを殲滅し、そして友軍をうまく誘導して
多くの衛士を助けたと。良かったです。全員を助けることは出来ませんでしたが。
特にどうやら国連軍の偵察部隊が、各戦域を移動しながら撤退させていたようです。彼らは行方不明とか。
おそらく、、、戦死ですね。彼らのおかげでもあります。だから私達は今後も戦友を、民間人をより多く助けたいですね。
献杯。」
と亡くなった者たちに敬意を表す。
それを見た周りの部下たちも倣う。
ジム大尉「戦隊長、こちらこそお疲れ様です。
貴方の方も多くの衛士を救ったと聞きます、流石です。
それにしても、どうやら同じ陸軍内で貴方を敵視する一派がいるようですね。
今に始まった事ではないかとは思いますが。」
亜美は悲しそうな顔をし、小声で話す。
亜美戦隊長「そう言ってただけてうれしいです。はい、私達は。。。嫌われています。
私たちが、、、某国出身で例の力を持っているからです。
私達は彼らにとって邪魔なのです。南條中将が居なければすでに私達は暗殺されているか
拉致、監禁、実験の材料にされるか某国に強制送還されてました。」
ジム大尉「酷い話だ、私には信じられない....いや信じたくないんだろう。
脅威にならない様、仲良くすると言う選択肢を取れないのが現実だとは。」
亜美戦隊長「そうですね。昨日補給地点でお会いした。沙霧大尉?と言う方の一派とは仲良くは出来ないでしょうね。
あそこまで憎まれているとは。私達は、、育ててくれた両親を日本を愛してます。
そのための行動もしてきたつもりでしたが、、、これが現実なのですね。
南條中将や真木さん達に親しくしてもらっている方々だけには迷惑をかけたくない。
だから一層の事、佐渡島防衛戦では私達は死ぬつもりでしたが、真木さんや奈月達の思いを聞いて
一緒に生きる道を探しています。だからその一派に殺される訳にはいきません。」
と答える。
ジム大尉「勿論だ、君は何も悪い事をしてない。むざむざ殺される必要もない、私も微力ながら手伝わせてもらおう。」
亜美戦隊長「有難うございます。私は大丈夫です。パートナーの橘副官もいますし、同期の桜の西男爵も。
でも妹の奈美は、、自身の護衛もできず、力もありません。だから極秘に奈月中尉とゴーストを護衛兵として付けています。
可能であればそちらを少しで良いの見守っていただけると助かります。」
と言う。
ジム大尉「なるほど、今後君達姉妹とは付き合いも長くなる、任せてもらおう。」
と、そこに何かジム大尉の心づかいに気が付いた奈美が近づく。
奈美准尉「お話し中申し訳ありません。お初にお目にかかります。私、早雲戦隊長の妹の早雲准尉です。
有難うございます。大変申し訳ありません。心の声が聞こえました。
お心づかい有難うございます。宜しくお願い致します。」
と会釈式の最敬礼をする。
近くには油断なくゴーストが酔っているように見えて楽しくジム大尉達の隊員と歓談
(自動通訳と奈美さんに通訳してもらっているが基本、英語は解らんがw)しつつも
奈美を見守っている。
ジム大尉「奈美准尉その気持ちは嬉しいが、事情を知っている物でもあまり心の声が聞こえたとは言わない方が良い。
だが、心遣い感謝する。」
そう言っていると、在日米軍時代からついて来たライダー2ことライリー・グレイソン中尉と、
ライダー3ことジュリア・グレンジャー少尉が話に入った。
ライリー中尉「隊長、そんな硬いこと言わないで下さい。彼女だって隊長の優しさに触れたからそう言ったんですから。」
ジュリア少尉「そうですよ、そんな事言ってたら彼女できませんよ〜。」
ジム大尉「全く、大きなお世話だ。」
恐縮する奈美。
奈美准尉「も、申し訳ありません。どうしても優しくしてくれる方には思いを伝えたくて。ジム大尉さんはそう思えて。
お声がけさせていただきました。」
亜美戦隊長「もう、奈美。何時も言ってるじゃない。でもジム大尉安心してください。、強く思った事だけですよ。
普段のふと思った事や何気なく考えてることは私達は読めません。そう言った強い決意?思いが
聞こえる時があるのですよ。ご容赦願います。誰かにそれを言う事も絶対にありませんので。
部下の方もみんな良い方で。戦隊のみんなを含めて宜しくお願い致します。」
と姉妹は同時に2人にも会釈式の最敬礼をする。
ライリー中尉「我々にも最敬礼とは、ならば我々もですね。」
ジュリア少尉「当たり前でしょライリー、ホラ隊長も。」
ジム大尉「分かってるさ。」
3人とも最敬礼を返した。
ジム大尉「勿論だ、これからも宜しく頼む。」
それを見た茶化しながら入ってくる西(相変わらずしゃれた高級そうな軍服を着ている)
西少佐「な~に真面目な話してるのかなあ。せっかく葉吹殿達がおいしい料理作ってくれたんだから
ジム大尉殿達と一緒に食べようよ。合成食料とは言え上手いよこれ。奈美ちゃんの手料理には及ばないけどね。
今度ジム大尉達にもふるまってあげればいいじゃん。南條中将にはちょくちょく差し入れしてるんでしょ?。」
と気を利かせたのか、第三防衛小隊の時子を従えてくる。
西少佐「ほら、平家中尉。言いたい事あるのでしょう。」
平家中尉「いや、ボクはな、何もないですよ。。。」
真っ赤になりながら西の後ろに隠れる。
ジュリア少尉は何か平家中尉の思いには気が付いたようだ。
ジュリア少尉「隊長、平家中尉殿が"大切な"お話しがあるので"お二人で"話された方が良いと思いますよ?」
ジム大尉「ん?何故か強調して言う部分がある様な...分かった、平家中尉。あちらで話を聞こう。」
びっくりして、時子は二人っきりはとさらに真っ赤になり。。
平家中尉「いえ、何もないです、皆さんあの時は有難うございました。ボ、ボクは失礼します。」
と逃走する。
西少佐「、、、やれやれ。防衛戦ではあれだけ頑強にBETA相手に負傷した兵を守って一歩も引かずに
戦えるやつなのにこんな時は逃げ出すなんて。」
亜美戦隊長「、、、に~し。だめよ。まったく。そんなことしてると馬にけられてなんとやらで、
後ろで東野中尉が睨んでるわよ。」
と西の後ろに東野中尉が怒りマークをおでこにつけてチョップする。
東野中尉「だから西先輩は。そういうことはちゃんと本人を無理やり前にだすのではなくて
フォローしてあげてください。おいたがすぎますよ。」
と足も蹴られる。

西少佐「痛いよ~、東野。。。解ったよ。さあ皆。楽しく飲み食いしましょう。」
と盛り上げなおす。
ジム大尉「...大事な話はどうしたんだ?。」
状況に取り残されているジムに。
ジュリア少尉「あっ、マズった...。まさか平家中尉が引いちゃうなんて...。」
背中を押し過ぎたかと頭を抑えるジュリア。
亜美戦隊長「まあ、まあ。大丈夫ですよ。こればかりは仕方ない。
本人次第ですから。本人が望んだらご支援お願いしますよ。」
とジムとジュリアに言う。
こうして楽しくジム達と亜美たちは交流して飲み食いした。
この後、米軍とは急速に仲が悪くなるが現場レベルでは縁を切らないようにしてくのであった。
今度こそEND







