9月22日(日):名寄市でまたまた旧車のイベントが行われました。
名寄市は旭川から上の方に位置して、車で約1時間ほどかかる場所である。
オヤジの家からなら片道 約4時間弱。
オヤジはその名寄市まで当日走ろうかどうか決めかねていた。
当日、走るだけなら、ガソリン代と食事代だけで済むが、前日宿泊となると、さらに宿泊代までかかってしまうからだ。
20日(金)の夜、娘に「明日の夜走るから、宿泊の用意をしておきなさい。」と言った。
何故なら当日、走るならそれは単なる長距離ドライブに過ぎないが、たとえ1泊でも宿泊すれば、それはさらに思い出深い、旅行と化するからだ。
またオヤジの加齢に伴い、長距離を走り続けるのが辛くなってきたからだ。
若い頃はひたすらお金をケチりたかったが、年を取ってからは、それなりにお金は使うものだという意識が働らきだしてきた。
どうせ死んだら、お金はあの世には持っていけないのだ。
それなら今のうちに、そこそこに使えればよいかとも考えた。
翌、21日(土):S2000で出社したオヤジは、いつもよりも2時間ばかし早く退社した。
早速、家で待つ娘を拾って、地元のガソリンスタンドへ向かった。
S2000にハイオクを満タンに入れる。
「チッ!!もう早7千円も取られてしまったわ。」
軽く毒つくオヤジ。
その足で北見に向かう。
恒例ならコンビニでサンドイッチを買ってから、車で食べながら旭川に向かうのだが、今日は娘も夕食はまだ食べていないという事なので、北見で食事をしてから旭川に向かう事にした。
8時過ぎ夕食を食べ終えたオヤジ達は、石北峠経由で旭川に向かう事にした。
いつもの遠軽経由のルートなら、単純に北見から遠軽まで1時間。遠軽からバイパスが終るピップまで1時間。さらに旭川迄30分。
約2時間30分かかる計算であるが、北見から旭川迄なら石北峠経由なら、訳2時間で着くからだ。
9時過ぎに石北峠に到着。頂上付近は霧で何も見えない。
さらに走り慣れていない道なので、恐怖感がオヤジを襲う。
横を見ると、娘1号は疲れのせいか、軽く寝息を立てている。
慎重に石北峠を走り切り、層雲峡から遠軽経由のバイパス線と合流。
後はこのまま旭川に到着して、宿泊後、朝一番に名寄市に向かえば良い。
バイパスの終点のピップに着くと、オヤジの気が変わった。
「よし!!このまま名寄に向かおう!!」
ヒップから名寄市までの約1時間ほど、オヤジは法定速度でピッタシ走る地元組の車の後ろをひたすら後について走った。
土地勘のない場所を走るときは、バカみたいに飛ばして走るのは、愚の骨頂だ。
今は秋の交通安全週間!!
途端に青い銀行への招待状、下手したら赤い招待状をもらえるからだ。
約11時ごろに目的地の名寄市に到着。
「お父さん。今日はどこに泊るの??」ときく娘に、
「周りを見渡してみろ。何だかわざとらしく、ギラギラとか、チカチカしている看板は無いか??」
と、探す事、約2時間。
名寄市にはオヤジの探している、予約なしで泊まれるホテルは1件も見えなかった。
「うーーん。これはまずいぞ。」
と、前にネットで探したら、名寄市から興部町に抜ける道の途中に、その場所があることを知っていたオヤジは、その方向に向かって2000のハンドルを切った。
しかし、行けども行けども、その場所は見つからなかった。
で、あきらめて、名寄市に戻る道に向かった。
コンビニで休憩を取った時に、スマホで検索してみる。
で、ナビに入力して、そこへ向かってみると・・・
なんと、先ほど諦めて名寄市に向かった道を、たった50メートル程、奥に走った場所に、その目的地は建っていた。
最近は昔と違って、あんまり過度な看板は控えるせいか、それはひっそりと建っていたので、昔みたいに、ネオン・チカチカを目標に探しても見つからないみたいである。
「良かった良かった。とりあえず、寝ることが出来て良かった♪」
こうしてオヤジと娘1号は、2時過ぎに熱い風呂に入り、無事に宿泊をすることが出来た。
ところがどっこい・・・・
オヤジは大切な事を忘れていた。
ここ数回、きちんとホテルでは朝まで寝ることが出来ていたので、忘れていたのだが、オヤジは寝る場所が変わったら,一睡もできないデリケートな体質なのだ。(どこがだ。笑い♪)
今日もグッスリ寝ている娘1号を横目に、オヤジは一睡もできないで朝を迎えた。
しかもこのホテルの宿泊代は不況の為、値上がりをして、土曜日の宿泊は約1万円。
(失敗した。これなら昨日、家で寝てから、朝早く名寄に向かえば良かった。)
後悔先に立たず。という言葉がオヤジを襲った。