さてさて、イベント第2段として、昨日の8月7日はオヤジの一番大切な人が、あの世に旅経った日であった。
彼女のお参りの為に毎年、必ず休みをとるようにしているのだが、今年は何故か6日、7日と連休をもらえることとなった。
(これはきっと神様から、普段は家の周りの掃除をしていないから、命日の前日位はきちんと行いなさい。)という啓示だと勝手に思い込んで、6日は家の周りの草刈りを行おうと決めたのだ。
6日の朝、早速、電動式草刈り機を持ち出して、庭の雑草を刈ろうとしたら、草刈り機はほんの少し動いただけで、うんともすんとも言わなくなった。
「うわっ!!壊れた!!」焦りながらも、草刈り機の電源用の延長用のコードリールに電気が来ているか確認するオヤジ。
コードリールは照明が付くタイプなので、スイッチを入れたら、きちんとライトはついた。
そのため、草刈り機までは電気が来ているという事である。
「参ったなぁーー。草刈り機が無いと、大量の草が刈れないから、せめて家の周りの草だけでも抜こうか。」と言いながら、チマチマと家の周りの草を抜き取るオヤジ。
丁度その時、向かいのおばあさんがやって来た。
聞くところによると、エアコンの調子が悪いそうだ。もちろんエァコンは専門外なのだが、一応、おばあさんの家に伺う事にしたオヤジである。
エアコンのリモコンの電池切れは確認したのだが、エアコンはうんともすんとも動かない。
本体の電源ランプをみたら消えていて、どうやらエアコンに電気が来ていないみたいである。
エアコンの電源は延長コードを使っているのだが、各コンセントにスイッチと、電源が入っているという印のランプが点くやってあった。
エアコンのコンセントを差し込むと、1回だけはルーバーと呼ばれる風の向きを変える蓋みたいなものが動くのだが、エアコンの本体の電気は消えたままである。
昔のオヤジならテスターで電源の延長コードのコンセントに電気が来ているかどうか測るのだが、延長コードのコンセントはどうやらランプが点いている次点で、完全に電気が来ていると思い込んでいた。
念のために他のコンセントの場所に、エアコンのコンセントを入れても、電源は入らなかった。
まだ別な延長コードを借りて、エアコンをさしてみてもエアコンの電気は入らなかった。
そこでどうやらエアコン本体にが電源が付かない可能性があると判断して、電器屋さんに修理を頼んだほうが良いですよ。と、言って、おばあさんの家を後にした。
再び暑い中、ちまちまと家の周りの草を抜き取っていたら、先ほどのおばあさんが喜んだ表情で、「点いた!!点いたよ!!オヤジさん!!エアコンの電気が点いたよ!!」と、やってきた。
聞くところによると、さらに別な延長コードを探し出して、延長コード自体を入れ替えをして付けて見たら、問題無くエアコンがついたそうだ。
「良かった!!良かった!!」と、二人して喜んだあと、オヤジはもしかして、とすぐにガレージにもどった。
電動式草刈り機の為のコードリールをつける位置を変えて見たのだ。
最初に真ん中に刺していたのだが、左端に付け直してみたのだ。
再び草刈り機のスイッチを入れたら、
ウイーーーン!!という音と共に、草刈り機のワイヤーカッターは元気よく回り始めたのだ。
「やったーー!!これで草が刈れる!!」
電動工具に限らず、工具は偉大である。
あれだけ大量に生えていた雑草は、ものの1時間も経たないで、きれいさっぱりと刈れているのだ。
オヤジは猛暑の中、水風呂に2度は度はいり、体をクールダウンさせ、再び汗でビショビショになったTジャツを着込み(新しいシャツなんか来たら、ものの数分でまた汗だくになるから)、草刈りに精を出すのであった。
これで明日は気持ちよく、かみさんのお参りをすることが出来るなぁーーーー。
今日のお話しは、情けは人のためにならず!!
おばあさんのエアコンを見たおかげで、オヤジの家のコンセントの不調が判り、電動式草刈り機が再び使えたというお話でした。
しかし未だに何でコードリールの電源に挿しこんだ草刈り機が使えなかったにもかかわらず、コードリールの電気が付いたのかが謎である!!