神の領域に挑む!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 

 ハハハハハ。このタイトルを書いたら、またゲーセンネタかと思う方は多いと思う。

 

 そーです。またまたゲーセンネタでございます。

 

 興味のない人達は、スルーしてね。(笑♪)

 

 前回、ひょんなことで、A3ランクからA2ランクに昇格したオヤジ。

 この時、A1レベルまで残り半分という事に気が付いた。

 

 湾岸やこのイニDをやり始めたとき、AやSランカーの上位ランカー達のこのクラスの人たちは、神ランカーとしてオヤジの目に映っていた。

 

 今、異世界物の話が人気であるが、その世界でもA級ランカーよりもS級ランカーの人たちのほうが、全然、別な強さの人に書かれている。

 

 それだけ走り屋(ゲーセンだけどね)の世界では、Sランカーの人は上の存在なのである。

 

 Sランカー!!

 それは神の領域と呼ばれ、もっとも誇り高い。

 

  彼らの走りにはセオリー(定石)は無く、彼ら独自の感性によって、自らのマシーンを前に進めていく能力を持つ人々の事である。

 

 峠では速い奴が一番イケテいて、そこには性別、年齢は関係ないのである。

(実際、オヤジは格下の中学生に負けた事あったもんなぁーーー。)

 

 で、今回、Sランクは無理だとしても、あと少しでA1ランクに昇格する機会なので、せめてA1ランクまで頑張ってみる事にした。

 

 オヤジがゲーセンを行う時は一度にせいぜい10回までとしている。

それは10回以上行うと、集中力がきれて、いい成績が出せないからだ。

 

 更に今回は、昼めし前だったので、お昼をぬきにして行う事とした。

何故かって??

 

 それはあなた、お腹にものをつめて戦ったら、あまりの画面の速さで、目が回り、最悪リバースをしてしまうからだ。

 

 さすがにゲーセン内で分別のある大人が、リバースを行ったら、いい迷惑だし、最悪、出禁にもなりかねないからだ。

 

 オヤジの愛機、インプレッサーはオートマである。

 

 しかしそれぞれ、上位ランカー達は殆どがマニュアル車である。

 

 理由はコーナリングで、スピードを落とした時に、エンジンのパワーバンドが外れたら、相手に追いつかないからである。

 

 そこで、今までは普通の走り方であったが、Aランカーになってからはオヤジは走り方を変わっていったのである。

 

 どんな走り方になったかは、アクセルは常にベタ踏み。

で、コーナリングは全て、ブレーキングドリフトでクリアしていったのである。

 

 いままでブレーキングがいらないゆるいコーナーでさえ、いまはブレーキングドリフトで曲がってしまうのだ。

 

 それはつまりスピードの領域が、今までよりもはるかに速くなったからである。

で、今回も破竹の8連勝!!

 東堂塾の刺客の現役レーサーの舘 智幸にも何回か抜かされながらも、最後の最後で僅差で勝利した!!

 

 すると・・・・ようやく昇格のレベルが上がり始めた!!

 

「ハハハハ!!やったで!!ついに昇格だ!!ようやく目標のA1ランカーだ♪」

と、小躍りするオヤジ♪

 

そして現れたのは・・・

「・・・・・・・・」

 

 

 な・なんと、オヤジが今まで絶対に手が届かないと思っていた、神ランカーのSランクであった!!

 

 まだまだSランカーの最下位ではあるが、とりあえずは神ランカーになったもんね♪