銀灰(ぎんかい)のスピードスター SERIES 3 S2000 | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 オヤジのバイブルの湾岸ミッドナイトの最終到達点!!!と言われる、銀灰のスピードスター。

 

この本ね。

 

 この本によると、ハーレーのようなスポーツスターやマッダのロードスターと、スターと名の付くバイクや車は意外と多い。

 

 しかしそのスターとは、STAR(星)ではなく、STER(する人)であり、訳しかたはいろいろあるだろうが、スポーツスターは「スポーツをする人」、「ロードスター」は「道を知る者」といったところだろう。

 

 そしてポルシェにもそんな名前がある。

それはスピードスター。「スピードを知る者」という意味だ。

 

という、オープニングから始まる。

 

 この作品では銀灰色に塗られた、3.6Lポルシェターボの話なのだ。

 主人公の憧れていた先輩が事故で亡くなった後、全てが色あせた世界の中、この車だけ灰色に輝いている。と気が付くという話である。

 

 ―銀灰色ー銀色を帯びた灰色であり、灰色の中でそれでも銀色に輝くモノ。

 

 ちなみにオープンカーの呼び方で、ロードスター(イギリスの呼び方)や、スピードスターロードスターよりも、レーシー(競技用車両に近い)モデルに使われることが多い)は良く知られていることだ。

 

 そーいえば、Sはオープンカーだし、ロードスターよりもレーシーだし、銀色だから・・・・

 

 おおっ!!正しく銀灰のスピードスターとも言えるわ。(うわっ!!出た!!オヤジの無理やりこじつけるタイトル!!笑い♪)

 

 29日の休日は朝から快晴であった。

 

 いよいよ今日からS2000のオープニングである。

 朝早く、ほぼ半年ぶりにガレージの封印を解く。

 

まずカタナ様の間を通り、半年ぶりに出会ったS2000はホコリまみれである。

車体のあちこちに鳥の糞が落とされて、みすぼらしい姿をさらしていた。

 

 

 ガレージの扉を開け、バッテリーをつなげて、セルボタンを押す。

 

キュルキュルキュル。と、少し不機嫌そうにセルが音を鳴らし、オープニングセレモニーのバキュームゲージのランプが光り、メーターを最大限に振り切った途端!!

 

グォオオーーン!!

 

 と、S2000は長い眠りから目覚めた!!

 

 明るい日差しで見るS2000は、もう何年も動かしていないような雰囲気を醸し出していて、これからまともに走るのか、少し不安になって来た。

 

 オヤジは10分ほどアイドリングを行い、バッテリーを安定させてから、ゆっくりと走りだす。

 

 行き先はもちろんガソリンスタンドの洗車場である。

 

 ゆっくりゆっくりと走り始めるS2000。

 

 アトレーで通勤をするときは、行き帰りがかったるいので、結構、飛ばして走っているのだが、S2000で走っているときは、不思議と50km/hで走っていても、気にならないのだ。

 

 やはりマニュアルスポーッカーは、ゆっくり走っていても面白い。

 

 ガソリンスタンドの洗車場に向かったオヤジは、手で持つ洗車ガンで前洗いをしていたら、近くで見ていた人が、「オオッ!!」と歓声を上げていたのが聞こえた。

 

 こんな時はたまらなくうれしい。(いやいや、それはSに向けての歓声で、オヤジに向けた歓声では無いのだよ♪笑♪)

 

 

 十数分後、洗車を終えて、自宅に帰ってきたS2000はすっかりと、依然とは変わらない美しい貴婦人に戻っていた。

 

 残念ながらその後、ガレージのかたずけ、昼からは用事でS2000とのデートはお預けとなってしまったが、茶の間から見える美しい2000の姿を見るたびに、至福の時間を過ごすオヤジである。

 

 うーーん♪改めてみると、S2000のフロントバンパーはノーマルが一番美しいなぁーーー。

 やはりIの意見どうりに社外品バンパーにしなくてっ良かったなぁーーー。

 

  アハハハハ!!

 

 まあ、クルマやバイク乗りは、自分のマシーンが一番カッコ良いと思っていますから♪爆笑♪

 

 

PS:3月にTV放送された一番新しい映画のチャーリズエンジェル。リビートのほうね。

先日ようやく見ることが出来ました。(えっ??今更なんて言わないでね♪)

 

 今の世代の方は、チャーリズエンジェルは、映画版でキャメロン・ディアスかこの作品しか知らないと思う。

 が、オヤジ達世代はチャーリズエンジェルと言えば、TVドラマが有名であった。

 

 サブリナ・ダンカン(ケイト・ジャクソン)、ケリー・ギャレット(ジャクリーン・スミス)、ジル・マンロー(ファラ・フォーセット)の3人の美女が、活躍する探偵ものであった。

 

 特にオヤジの一押しは、第2シーズンからは“ジルの妹”クリス・マンローとして登場したシェリル・ラッドであった。(ああっ。完全に昔にトリップしているオヤジである。)

 

 で、この映画のラストでエレーナがエンジェルの養成所に行くのだが、そこでなんと初代エンジエルをやっていた人達が、教官として出演していたのだ。

 

 うーーん。TVドラマ版チャーリズエンジェルを見ていた、ファンにはうれしいサービスであった。

 

 初代エンジェルたちはしっかり年をとっていたが、やはりオヤジの中では、あの若いままの美しい姿であった。

 

 エンジエル♪万歳♪

 

 

 

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