3泊3日の函館旅行‐あさぎ色の伝説ー | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

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TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 AM:4:00

 

 おはようございます。

昔、某CMで「ニューヨークの朝は、●スカフェで始まる。」というのがあったが、オヤジにとっては、函館の朝は潮騒の音から始まった。

 

 

 ここが昨日泊まった道の駅です。

 

 目の前のコンビニに行こうと思ったら・・・やはり早すぎて開いてはいませんでした。

燃料の残存計をみたら、距離は300kmを越ていたが、まだ1/3も残っていたので、函館にもどることにした。

 

途中、対岸に大きな島が・・・・

それが本州だと気が付くのに、オヤジはしばらくたった。

AM5:00

 函館のすき家に着いたので、早速朝食を取る。

 

 やはり朝食は和食がうれしい♪

 

 朝食を食べ終えたら、まだまだ時間が充分あったので、立待岬に行ってみる事にした。

 

 すると、どうやってもたどり着けない。

 何度も標識の周りをグルグルしていた。

すると、墓場に行く細い道を登っていくと・・・・

ようやくそこが、岬に行く道だと気が付いた。

しかし。非常に細い。

船の向こうも本州である。

 何だか初めて、実際の本州が見れた経験だから、非常にうれしかった。

 

 軽のアトレーだから行けるけども、観光バスなんかどう考えても入って行けないような場所だ。

 帰りも道はまた過酷である。良く昔は100系のハイエースのキャンカーでこの道を走ったものだ。

今のオヤジならもう無理だ。

街の中はお約束の電車が走っている。

一番右側の道の駅が、昨日泊まった場所。

昨日、登った函館山。

 今回の秘密兵器。とにかく使ったレシートはこの中に入れておけば、家計簿をつけるときに楽である。

 それでも今回の旅行で、1,100円ほど狂ってしまった。

まあ、許容範囲だろう。

とりあえず、行きたいとこに行ったら、赤ペンで消していく。

 

 時間的には8時30分から開いている、トラピスチヌ修道院に行ってみる。

 入館料はタダだけど、駐車場が300円と、少し歩いたら200円の所がある。(ちなみに今回はお祭りという事で、駐車料金は無料という事であった。)

 

 中は厳かな感じであった。

 

 聖ミカエル像も、逆光でなんだか厳かに見えた。

 

 30分程見たら、今度は9時から開いている、土方歳三、石川啄木浪漫館に行ってみる。

入館料は800円也。

 

 オヤジが新選組に興味を持ったのは、一般的な司馬遼太郎の「燃えよ剣」ではなく、スケバン刑事で有名な故・和田慎二作の「あさぎ色の伝説」からであった。

 

 

 当時は主役は沖田総司の作品がほとんどであったので、土方歳三はその沖田の兄貴分のような感じしかとらえてはいなかった。

 

 その為、前回、この浪漫館に訪れた時も、単に土方歳三の資料という事でしか見ていなかった。

 

 そして今回、土方歳三のある一つの映像が、オヤジの目をとらえた。

 

 隊律の厳しい新選組の中で、土方は鬼の副長と呼ばれ、隊員からは恐れられていたのだが、実際の土方歳三は義に厚い漢(おとこ)であったそうだ。

 

 敗戦の兵士たちをきちんと向かい入れたり、財政難で困っていた旧幕府たちが、農民たちに増税をしようとした案を、土方歳三だけが最後まで反対したらしい。

 そして。死地に赴く前に、旧幕府が借り入れていたお米の代金を、全て農民に払ってから向かったそうだ。

 

 その話を見たオヤジは、何だか非常に感動をしていた。

 

土方歳三は農民出から武士を目指した漢(おとこ)であった。

 

 結局、天下は取れなかったが、その生きさまが、人々の心を熱くさせるのであろう。

 

 人の評価は何を成したかではなく、どう生きたか??だよ。と、この土方歳三が教えてくれたような気がした。

 

 年を取ると涙もろくなるのであろうか??何故だか泣けてきた。

 

 浪漫館を出てからもしばらく、土方歳三の鮮烈な生き様を想い、オヤジは次の場所に車を走らせた。

 

 

 もし、良かったら今のオヤジの生き方に、多大なる影響を与えてくれた、この二人のブログに遊びに行ってみて下さい。