3泊3日の函館旅行!!- 一路南へ!! - | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 

 S2000で上川まで走って戻った距離。約270km。

 

 こうして自宅横での車中泊(?)1日目が過ぎた。

 

 朝5時。娘が起きてきたので、早速家の中に入る。

 

 一瞬、仮眠をしようかと思ったが、そのまま荷物をアトレーに積み替えて、さらに布団と毛布、枕をアトレーに積み込んだ。

 

 興奮しているせいか、眠気は全然感じられ無い。

(まあいい。眠たくなったらアトレーの中で寝ればいいさ。)

 

 そう思ったオヤジは、5時過ぎに今度はアトレーで走り出した。

 

 4時間も寒さに震えていたので、なにか暖かい物を食べたかった。

 

 オヤジは基本、コンビニでの食事は、あまり好まない。

 

 時間が無くて車で移動しながらのコンビニ飯はありだが、やはりきちんとした食事はしたい。

「そうだなぁーー。暖かいうどんが食べたいなぁーー。」と、おもったオヤジは50km先の北見に向かって走り始めた。

 

 AM:6:00

 

 北見、24時間営業のなか卯に到着。しかーーし。残念ながらなか卯閉まっていた。

 

 「あれっ??おかしいなぁーー??しかし、ご飯は食べたい!!」という事で、近くのすき家に入る。

「はふはふはふ。やはり暖かいごはんと、トン汁は体を温めてくれるなぁーー。」

 

 こうして無事、朝食を終えたオヤジは少し幸せな気分になった。

その後、バイパスに入り、小利別経由で陸別へ。

更に陸別から足寄へ向かう。

 

 途中、救急車が止まっていた。

向かい側の道路わきを見たら、車が落ちていた。多分、けが人が出たのだろう。

 大した事無ければ良いなぁーーー。と、思いながら足寄に7:30頃到着。

 

いよいよここから高速に乗って、函館まで一気に向かう!!予定であったが、あまりの朝が早く、ガソリンスタンドはやっていなかった。

 

 アトレーは700kmぐらい平気で走るSとは違って、ガソリン満タンでの全走行距離は、約250kmぐらいである。

その為、距離計が200kmを超えたら、ガソリンを入れないといけない。

 

 30分ぐらい待ってから高速に乗ろうかと思ったが、このまま30分も待っのは時間がもったいないため、音更に向かう。

 音更当たりに着いたらスタンドもオープンするし、その後、高速に乗れば良いだろう。

 

 

 音更に近づくにつれて雲行きが怪しくなってくる。

 

AM8:37

 

 音更で第一回目のガソリン給油後、高速に乗る。

 

 オヤジは滅多に高速は使わない。

 真夜中に走っていたら、高速道路を使わなくても、ほとんど変わらない時間で札幌あたりまでは着けるからだ。

 

 そのオヤジが函館に行くときは、躊躇なく高速に乗るという事は、いかに函館が遠い場所かがわかるであろう。

 

 ここでアトレーが地味に使いやすい車かを発見。

 

 走行運転席側のドァーのピラーの部分に、鉛筆入れがあるのは、ガソリンを入れた時に、走行距離を掛けるので便利なのだが、下のカード入れは何に使うのかな??と思っていたら、なんと、高速道路のチケットを入れるのにちょうどいい大きさなのだ。

 

 ドリンクホルダーさえないS2000とは大違いだ!!

ひたすら高速で一路南へ。

 

帯広を抜けてトマム方面に向かうと、こんどは天気が良くなってきた。

 途中、雨が降ったり晴れたりを繰り返して・・・・

 

AM:10:48

 

 夕張群由仁町に到着!!

ここでトイレタイム+ガソリン2回目の給油。

 

 ガソリンを給油し終えると、またすかさず走り始めた。

 

 4WDとTURBOで武装したアトレーワゴンはある意味、今回のような高速道路でのロングランではS2000よりも速く走れる。

 他の車に合わせて走ると、すぐに120km/hを超えだすので、時折、スピードメーターを見て、80km/hから100km/hにスピードを落とさないといけない。

 前回はタントカスタムで高速で、レッドまで回して、エンジンの寿命を縮めてしまったからだ。

 

 オープンカーであるS2000は80km/h以上で走ると、幌の音がうるさく、音楽も満足に聞けなくなるので、そのために高速道路ではゆっくりと走っている。

 

 それを誤解したヤンチャな車が、時折、S2000を馬鹿にして並走して走る為、その時は2000の実力を思い知らせるために、かつ飛ぶのだが、その走りについてこれるのは、BMWやレクサス。または一級の戦闘能力を持つ、スポーッカーしかいない。

 

 だから120km/h位の走行速度なら、こちらのアトレーのほうが絶対に音が静かで快適なのだ。

 

 丁度、長距離を車(アトレー)とバイク(S2000)で走るようなものと書いたら、バイク乗りの方はわかってもらえるであろうか??
 

PM:01:17

 

 八雲に到着!!函館まであと40km!!

ようやく目的地が見えてきた!!ここでトイレタイム。

 

 

 ここは八雲パーキングエリアの休憩所。

 

 この建物の上にあるのが、ハーベスタ・八雲という美味しいチキンが売られている場所である。

 その後、高速を降りて本日3回目のガソリン給油。

単純に考えて、殆ど休み無しに600kmを走っていた。

 

 その後、函館には向かわずに寄り道をする。

走ったその先は、八雲とは反対側の日本海のある、江差町である。

 

PM:2:40

 

 今回、オヤジが旅の一番の目的地であった、江差町の開陽丸記念館である。

 

 30年近く前に、オヤジが家族たちと共に函館旅行で立ち寄った場所なのであるが、当時は残念ながら閉館が5時で、丁度5時過ぎに来たので見れなかったのだ。

 

 またいつか来よう。来ようと思いながら、もう30年も経っていた。

 

 函館に寄るときは、今度は絶対に来ようと思っていたのだ。

 入館料は500円。

 

 30年来の想いを遂げたオヤジは、大満足であった!!

 

 

 

 

 

 

 開陽丸の甲板に立ったオヤジは思わず、

「日本の夜明けは、近いぜよーー!!」と、坂本龍馬になった気分で叫ぶ!!

(あのーー??オヤジさん。開陽丸は榎本武揚や土方歳三、旧幕府軍側の船であって、決して坂本龍馬・・・・・)

 

バキッ!!横でチャチを入れた人は、オヤジの強烈な右フックで倒された。

 

 

  開陽丸記念館を出たオヤジは、江差の道の駅でスタンプを押そうとすると・・・・

そこは御土産を売っている人の場所がオヤジから2メートルも無い場所で、

「江差の名物はやはり,羊羹だよ。」と、オヤジに語りかけてきた。

 

 さすがに道の駅スタンプを押すだけとはいかず、1個だけ購入。

 

 

「甘い!!」

 

 朝食べてから、ずっと走りっぱなしのオヤジに、その羊羹の甘さは口いっぱいに広がった。

 

PM:16:46

 

 

 当初の計画から大幅に遅れるものの、ようやく函館に到着!!

 

 

 

 

  もし、良かったら今のオヤジの生き方に、多大なる影響を与えてくれた、この二人のブログに遊びに行ってみて下さい。