10日の夕方5時過ぎにようやく函館に到着!!まず函館市内を回ってみる。(車中泊が出来そうな場所を探すのも考慮にいれていた。)
函館は、どことなく小樽に雰囲気が似ていた。
赤レンガ倉庫のお店もそうだが、人力車も走っていて、ますます小樽に似ている。
埠頭まで走ってみたが、やはり車中泊を考えたら、道の駅が正解みたいである。
この後、土方歳三の最後の地に向かう。
(というか、他の建物は全て閉館になっている時間である。)
以前来た時は簡単に見つかったのだが、何故か今回は探すのを苦戦してしまった。
みれば、女性の方も石碑に頭を下げていた。
小説上は賊軍のイメージが強い新選組ではあるが、ここ函館では土方歳三は、逆に英雄である。
毎年、土方歳三コンテストなる物も開催されている。
「土方さん。今年、ようやくあなたに会いにやって来れました。」
オヤジは石碑にそっと手を合わせ、頭を下げた。
しばらく、石碑を拝んたり、回りを見渡していると、段々あたりは暗くなってきた。
「それでは、さようなら。土方さん。」
と、別れを告げたオヤジは今度の向かう場所は・・・・・
昼も食べないで半日間走ってやってきたオヤジが向かった先は、函館と言えば塩ラーメンである。
創業80年ほどの老舗のラーメン屋に向かった。
そこは五稜郭タワーのすぐ近くにあった。
早速。塩ラーメンを頼む。何やら特塩というメニューがあったので、これを頼む。950円也。
見た目はシンプルだけど、奥深い味で、正にラーメンの王道の味だと感じた。
しっかりスープまで全部飲みほし、体が温まった。
「ご馳走様でした。」
30分後、ラーメン屋を出たオヤジは次に向かった場所は・・・・
ラッキーピエロであった。
偶然だが、このラーメン屋さんの向かいがその場所であった。
再び、人気のチャニーズ・チキン・バーガーを注文。
特上・松・竹・梅の4種類があるが、もちろん特上を注文。
それでも600円はしない、非常にコスパの良い食べ物である。
持ち帰って車で食べたら、ゴミくさくなるから店内で食べる。
いゃーーー。ラッキーピエロのハンバーガーを完全になめていました。
凄い大きさ。普通のハンバーガーの1.5倍はあるかと思う。
しかし甘辛いチキンの味が美味しく、これもまた10分後にはペロリと食べ切ってしまいました。
旅の目的の二つを終わらせたオヤジ。残るはイカ刺しと焼鳥(豚串)である。
当たりを見回すと完全に暗くなっていた。
「いかん。いかん。函館山に向かわないと!!」
今を逃したら、次回、ロープウェーイに乗るチャンスは、明日の夜になってしまう。
すると、あさっては函館から一気に帰るから、帰りの予定がかなり厳しくなってくる。
PM:8:00
函館山に到着!!ロープウェーイの乗車料金は、行き帰りの往復で1,800円+駐車料金は200円である。
函館山の頂上を映してあるモニターをみたら、きれいな夜景が映っていた。
オヤジは過去3回、函館に来ているが、最初に夜景を見たのみで、後の2回は濃い霧で、全然見る事が出来なかった。
「4度目の正直だな。」オヤジは一人、ニャリと笑いながら、ロープウェィに乗りこんだ。
正直、行きは大した人は混んではいなかった。
頂上に出たら・・・・やはり100万ドルの夜景にふさわしい、綺麗な光景がオヤジの目に飛び込んできた。
本州方面を見たら、遠くではあるが眼下に小さく光が映っていた!!
「おっ!!あれが本州だ!!」
30分以上、きれいな夜景を眺めていたオヤジであったが、不意に寂しさがオヤジを襲ってきた。
そして帰る為に、下りのロープウェイに乗りこもうとしたときに、それは決定的となった。
周りを見渡すと、とにかく人だらけ。
若いカップルもいれば、年を取った夫婦もいた。
その中でたった一人だけでいるオヤジが、何だか場違いな場所にいるような気がした。
あれだけ行きは興奮したロープウェイであったが、帰りは黙々と黙り込んで駐車場を出た。
函館の蔦屋は、道内最大規模の本屋さん。というコンセプトで作られたと思う。
昔行ったときは、とにかくその規模の大きさに驚いた記憶がある。
時刻は9時過ぎてきたので、最後に蔦屋に行ってから、車中泊を行う事にした。
蔦屋に着いたときは。もうすでに9時30分を過ぎていたので、10時に閉店の為、30分ぐらいしか見れなかったが、それでも店内の雰囲気は充分に堪能できた。
10時。蔦屋の閉店と同時にオヤジは店を出て、近間の道の駅の場所をナビに打ち込んだ。
アトレーの距離数は、もうすでに200kmを超えていた。そして隣町の道の駅なとわ・えさんが候補に挙がった。
車内も暗かったのもあるだろう。地図上ではそこが一番近く表示されていた。
距離は約40km。感覚的にはかなり遠い。さらにトリップメーターは220kmを超えていた。
あちこち探しても面倒なので、早速、そこに向かったのだが、段々周りが暗くなり、漁師町が点々とする感じで、本当にそこに道の駅があるのか??不安になりながらそこに向かった。
1時間も走った感じであろう。ようやく目的地に到着。
一応、数台の車が止まっていたので、ホッと一安心!!
さっそく、トイレを済ませて、アトレーの中のカーテンを引き詰めて、布団を敷く。
おやすみなさい♪
時刻は11時ごろ。
昨日から一睡もしていないオヤジはたちまちのうちに、深い眠りに落ちた。
もし、良かったら今のオヤジの生き方に、多大なる影響を与えてくれた、この二人のブログに遊びに行ってみて下さい。