ただ今、遭難中-2- | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 昼ぐらいに除雪を行おうとして、猛吹雪の為に挫折したオヤジ。

 ソファーで横になっていたら、いつの間にか寝ていたらしい。

 時刻は4時過ぎになっていた。この時間から急速に冷えてくるので、オヤジは意を決して外に出て、除雪を開始した。

停めているプリウスは完全に雪に埋まっていた。

 ほとんど前が見えない中、除雪を行っていたら、会社を終えた娘から電話が入った。

 娘曰く、国道が閉鎖が入ったので、別の道から帰ってくるという。

そこで、オヤジはすかさず、「国道が閉鎖が入ったという事は、どこも道が開いていないから、無理に帰ってくるな。」と、電話を返した。

 娘の安否を心配しながら除雪を開始していたら、娘は帰るのを諦めて、ホテルに泊まることになったそうだ。

 ホッと一安心のオヤジ!!

 

 雪は膝上まで平均に一面に積って入る為、このまま車を出しても、道路には出られない。

 

 

 

 完全に除雪機は雪に埋まりながらも、少しずつ除雪を開始していったが、あまりの雪の多さに除雪機もお手上げ状態である。

 

 再び除雪を開始する。

なかなか道路に繋がらないと思っていたら、何と向かいの家まで除雪していた。

要するに道路まで膝上まで雪が積もっていたのだ。

 

 今日はもう完全に外に出る事を諦めたオヤジ。

再び除雪を開始したのだが、あまりの寒さに、途中でやめる事とした。

 

 多分、除雪車は明日の朝までやってこないだろう。車を出すことは明日にする事として、オヤジは家に戻った。

 

  もう何度も猛吹雪の対策をしているので、家に帰っても非常食はあるので、今日はこのまま娘2号と、非常食を食べる事とした。

 

※常にレトルトパックのご飯3パック入り5袋、15食分、レトルトの卵丼。牛丼、カレー3パック入りを各4袋ずつ。合計36食分、さらにインスタントの袋ラーメンが15食分を常時置いてあるのだ。

 だからしばらくの間は、食べる事には困らない。

 

 先ほどニュースを見ていたら、函館方面で吹雪の為、約180人が立ち往生していたとニュースが流れていた。

 今回はどこにも行かないで、いえでおとなしくしていて、本当に良かった。と、一安心のオヤジである。

 

 猛吹雪の北海道から、自宅で遭難中の速報-2-でした。