北の果ての地、紋別にオヤジは何を見たか? | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

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TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 



人は誰しも取り分けて何があるものではないが、何故だか1年に1回、その場所に行ってみたくなる場所があると思う。

 

 オヤジにとって北海道紋別市がその場所にあたる。北海道、紋別市。市とはいうが、あまり大きな特徴のない市である。(わっ。紋別市の皆様。ごめんなさい。)海尾沿いなので、漁業関係で栄えている市であると思う。紋別市といえば、やはりこのオブジェであろう。





オヤジの中では、どうもこの印象しかない。



 あっ。そういえば、映画「アンフェア the answer」で、主人公の雪平夏見が紋別市の警察署に飛ばされていたなぁーー。


 この紋別市はオヤジの住んでいる場所から約120km、車で走れば時速80km/hから100km/hぐらいで約2時間ぐらいで行ける場所である。


 そのはるか離れている場所に急に行きたくなり、娘1号と共に、タントで朝10時ぐらいから向かった。




 道中、アクシデントが発生!!娘1号のタントカスタムのカーナビが壊れてしまった。CDが入らなくなり、液晶パネルも閉じなくなったのだ。

 

 このタントに乗って今年のGWに小旅行を予定をしているので、カーナビが使えない事には非常に困ったことになるのだ。


 オヤジは一抹の望みをかけて、タントを路肩に寄せて、一旦エンジンを切る。約、10秒後に再びエンジンをかけた。すると、カーナビは何事もなかったかのように、液晶パネルは元通りに閉じた。


 残念ながらCDは聞けなくなったが、ナビは正常通り動いているので、しばらくはCDが聞けないまま、替わりの良い商品が見つかるまで我慢して使うように娘1号に言った。


 と、言う事で、10時から走って2時間後のお昼ごろに紋別市に到着。




 オヤジの中の紋別市の印象は、常に雨で寒いイメージがある。



今日の紋別市もやはり小雨が降る、冷たい日となった。


 早速、まずは昼飯を食べることとする。





 市内のごくありふれた食堂である。残念な事にこの食堂も、近々閉店するという張り紙が貼られていた。


 ここでは娘ともどもラーメンを頼んだのだが、驚いたことに味がしょつぱくないのである。当たり前の事であるが、以前、同じような漁師町の常呂や稚内でラーメンを食べたときに、非常にしょつぱくて美味しくなかった記憶がある。やはり漁師という事で、肉体労働者が多いので、味が少し濃い味でないと、漁師町では受け入れられないという事を感じたことがある。


 寒い時のラーメンは本当に美味しい。この紋別で食べたラーメンは何だか心まで温かくする感じがあった。


 さて、ラーメンを食べて後に、今日の本当の目的の場所は・・・・



冬の役目を終えた、流氷採氷船・ガリンコ号を横目で見ながら・・・


(あっ!!今、思い出した!!紋別市は網走と同じく流氷で有名だから、冬の時期はこのガリンゴ号で流氷を観光することでっ有名な市であった。紋別市民の皆さん。すまぬ。すまぬ。)



この科学要塞研究所ではなく・・・(オヤジの中ではいかにも要塞みたいな建物で気にいっているのだが。)


 オホーツク・ガリンコタワーと呼ばれる場所である。





タントを近くの駐車場の停める。


そして、このタワーのある場所まで・・・・約500メートルの距離をひたすら歩く。









途中、頭の上から海からの波の飛沫がかかった。この建物は高さが5メートルぐらいあるのだが、さらにその上から波の飛沫が来るとは・・・・外海はとんでもない荒れ方である。十数分後、ようやく到着。

(一応、観光協会に連絡すれば、無料で送迎する電気車が手配できるのだが、呼ぶのがめんどくさくて、歩いてここまでやってきた。)





 岸壁側の建物からオホーツク・ガリンコタワーにつながる橋。(画像では赤い橋の場所)




外海を見ると、荒れに荒れていた。







こんな波が通り道の壁を乗り越えて、オヤジ達の頭を襲ったのだ。


何だか稚内の有名な防波堤を思い出してきた。


 入館料は大人一人800円。


 昔、かみさんと来た時は少し高いなぁーー。と思い、いままで20年近くここには来ていなかった。


中に入って最初に見たものは2階の4D映画。



この場所は昔は無かったので、たった6分ながら4D映画なので、楽しく観賞できた。今回はお子様向けの映画であったが、中にはホラー映画もあったので、是非ともその映画を見たくなったオヤジである。


次にタワーの最上階、3階に上がる。360度。紋別の海の世界に、娘1号は非常に喜んでいた。


「フフフフ♪まだまだこの建物は、こんなものでないぞ。娘1号。」そんな娘1号喜ぶ姿に、オヤジは不気味に呟く。


「?」


「ついてこい!!娘1号!!オヤジがお前に本当に見せたかったのは。ここだ!!」と、言いつつ、オヤジは娘1号と共にエレベーターに乗り込み、最下位のボタンを押す。


グイーーン。という不気味な音を立てて、エレベーターはオヤジ達を、海面下7.5メートルの場所に急降下した。



オヤジが娘1号に本当に見せたかった場所は・・・・・海面下7.5メートル。



紋別市の海底の底であった。


 むかし、かみさんと新婚旅行の時にグアムで潜水艦で海の中を見たことがあった。確か当時で一人5万円ぐらいかかったと思う。


 そんな海の中をたった800円で簡単に見れるのだ。

 それはそれですごい事だと思う。






 海の底は暗く静かな世界であった。


一応、それぞれの魚も観賞できる水族館でもある。











だれっ??汚くて何も無い。という人??



もっと透明で魚が泳ぎまわっているイメージを持っていた人??


\(*`∧´)/


 本当の海はプランクトンが豊富なので、こんな感じで汚れているということである。



この窓はこの厚さのアクリル板で覆われているそうである。


アクリル板はガラスよりも強度が強いらしい。





この水族館にはクリオネだって、





タコだっている。







こうして、約1時間。オヤジは紋別市の海の底を堪能したのである。時間はすでに2時を過ぎていた。


「おおっ!!急げ!!娘1号!!そろそろ2号の学校が終わる時間がくる。カットビで家に帰るぞ!!」


 20年ぶりに来たオホーツク・ガリンコタワーは、たった800円で、水族館や映画も堪能できて、更に海の底を見ることが出来る素敵な場所であった。


「なんでもっと早く来なかったのかなーー。」そう思いながら、オヤジは北の果ての紋別を遠さかった。



今日のココのコーナー









 うちのココは人こましネコと言われています。来客があると、必ず来たお客さんに頭をスリスリして、媚をうるのがすごくうまいからです。


 今日もカメラを向けられると、カメラ目線のココでありました。




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