温泉に行こう~ プロローグ♪ | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 3月4月はオヤジ達販売員にとっては、1年に最大のかきいれどき。

正にネコの手も借りたいほどの忙しさだ。

忙しいのはありがたいのだが、忙しい、忙しい。と働きずくめでいると、だんだん心が荒んでくるのだ。


  また娘1号は1号で新しく入った会社。

他の会社よりは仕事ははるかに楽であるが、やはりそれなりに気苦労があり、疲れ気味のようであった。

 更に娘2号は中学3年生。部活の後輩を指導する身分となり、やる気のない後輩を叱咤激励を行い、彼女は彼女なりに、何かとイライラが溜まっていた。


 するとどこからともなく、「温泉に行きたいなぁーー。」という声が聞こえるようになってきた。


そこで、オヤジ家の当主である、このオヤジは子供達に今度の4日、5日の連休は温泉に行こう!!と、声高らかに宣言したのである。


 

 もっとも娘1号はまた入社したばかり、連休など取るのはもっての外。という事で、仕事が終り昼から車で30分ばかしの近間の温泉に停まって1泊。

 翌日は娘1号だけ朝、ほんの少しだけ早く出て出社。というプランを取ることにした。

 そして、1週間前に部屋の予約を取った。3人で約4万円との事であった。

少しばかしお金は痛いが、みんなが疲れ切っている感じなので、これも仕方が無い事だと割り切った。

 その晩、娘1号はなんとGW中は休みとなった。とオヤジに伝えた。


オヤジは1日だけ悩んだ。やどはもう決まっているし、今更、キャンセルもカッコ悪い。

 が、何が悲しくて、車で30分で来れる場所で1泊、しかも4万円も取られなければいけないのだろう。

 しかも連休なのに、地元でドライブも無いしなぁ---。


翌日、意を決してオヤジはそのホテルに「急な仕事が出来た。」という言い訳を行いキャンセルの申し出を行った。


 そして、その晩、オヤジは連休中は旭川に遊びに行こうと思い、早速、

宿探しを始めた。


通常ならかみさんの生きていた時は、仕事が終って前の晩に走って、どこかモーテル(通常はラ❤・ホテルともいう。)に入り1泊。というパターンなのだが、今回はオヤジと子供達が2人。


モーテルに入るなり、中年の いやらしいオヤジが若い子2人を携えてホテルの部屋に・・・・・・・・・

 何やらいやらしい事をしているらしい。と、早速、Kサツに通報がはいるであろう。

その為、やはりお泊りは普通の部屋が望ましい。(というか、未成年をラ❤

ブホに連れて行った。という事実だけが欲しいのでした。


多くのビジネスホテルや温泉が当日、満室。という答えを聞く中、なんと奇跡的に1件の温泉宿が見つかった。


 さあ、温泉に行こう♪


こうして、オヤジ家の1泊2日の旅は始まった。





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