唯一絶対無二!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

  バトルスーツを手に入れたある方から、先日から昔の記事のコメントから、バトルスーツの装着感を教えてほしい。と言われ、その後、何回か楽しいコメントのやり取りをさせて頂いた。


 そして、オヤジはグローブはどれを使われているかを尋ねられたので、今日はオヤジの使っているグローブをまず最初に紹介をしたい。 







 

メーカーはイェローコーンであるが、カドヤのバトル・グローブよりも、バトルスーツに似合っているような気がしている。


もちろん、カドヤのバトル・グローブも持っているが、実際の使用となると、この長い袖があるグローブが、真夏の運転でも長時間の運転には非常に安心感をかもしだしている。


 鉄製の甲の部分は、悪質なドライバーの幅寄せから身を守る、ロケットパンチを・・・・・


いゃーーー。冗談。冗談。


さて、今日の本題。


オヤジのたった二人しかいない友人IとK。


 友人Iは1人で車を6台も持つ車バカであるが、友人Kもある意味、車バカと言う存在である。


 彼は現在、乗用車を所有しているのだが、釣りが趣味である彼はその釣りを行うために、軽自動車の本格派4WDと言われるSUZUKIのジムニーを数年前から探している。(実は釣り用に1台、軽のワゴン車も所有しているのだが・・・・)


 彼の車探しは非常に細かい。


 まず。欲しい車があると、その車の年代ごとの特徴や短所、さらに購入時に当たってのチェック項目などを事細かく調べ始める。


その為、オヤジが「あそこの車屋さんに●●万円でジムニーがあるぞ。」と言っても、「あそこの車屋にあるやつは、何年式だから少し高すぎる。」というように、下手な車屋さんよりも情報を知っていたりする。


 彼は自分の車になるべく唯一絶対無二のジムニーを探すべく、自分の住んでいる網走管内はおろか、ひどい時は車で6時間余りも離れている札幌まで探しに行ったりする。


  実はオヤジがカタナを購入しに車で4時間ほど離れている旭川に行ったときは、彼のジムニー探しがメインで、オヤジのバイク巡りは2の次だったのだが、彼の欲しい車は無く、オヤジが冷やかしに入ったバイク屋でカタナを一目ぼれして、購入してしまったのは前のブログに書いたとおりである。


 そして、ここ数ケ月、彼のジムニー探しの拠点は網走から車で2時間ばかし離れている釧路に移り、オヤジと共に3回ほど釧路でジムニーを探していた。


 結果、彼の目にかなうジムニーは無く、今日はオヤジも一緒に車で3時間ほど離れている帯広に4件ほど車屋さん巡りに行くのであった。



 朝、7時に出発!!ひたすら帯広目指して走る!!


そして10時ごろに帯広に到着!!





まずは目当ての1件目。




思ったよりも条件が良かったので、かなりの好印象で後にする。





続いて2件目。


店員さんは出てこない。


さらに車の外回りがかなりひどいの状態なので速攻で帰る。


そして、今回、本命の場所。




 ネットでは値段の割にはボディの状態がよく、車検も1年半も付いている。


 後で彼に聞くと、実は彼は半分ここで決めるつもりでやってきたようなものだったらしい。


 オヤジは疲れたので車で休憩。彼は一人で車屋に行く。


 で、恒例のチェックをし始める。外装良し!!。エンジンルーム良し!!、内装良し!!と、恒例のチェックをし始める。


 すると・・・・・・やはり、ジムニーの短所であるトランクルームのサビがひどく、彼が一番落胆したのは、足回りのサビがひどく、特にフレームまでボロボロに侵されていたらしい。


期待度120%であった彼の落胆はひどかった。


その後、彼は何度も何度もため息をつきながら車屋を後にした。



時間はまだ11時30分であった。


「これで今日の予定は終了だ?これからどうする??」思ったよりも予定が早く終わったので、彼は困ったようにオヤジに聞いてきた。


そこで、まず、最初に来る途中に発見したキャンピングカー屋を見て、次に食事。その後、最後の1件に寄ってから、オヤジが見たかった旧車のバイクが展示されている、とかち大正二輪館に行こうと提案。


 まずはキャンピングカー屋。



目当ての軽自動車のキャンピングカーを見に行く。


値段を見ると271万円!!


高い!!高すぎる!!


たかが軽の分際で、300万円近い金額は、ド・ケチで有名なオヤジには許せない!!


速攻で帰る。




続いて恒例の昼飯。


帯広はぶた丼が有名だが、オヤジ達の年代になれば、肉よりは回っているお魚のほうが体にも優しいし美味しい。


昼飯を終えたらこの場所から徒歩、5分ぐらいにある最後の車屋に行く。


 あえなく撃沈!!こうして彼の片道3時間の探索は無駄に終わった。


続いて帯広市から車で20分ぐらいの大正町のとかち大正二輪館。




ここは3年ほど前に来た事がある場所だ。入館料は一人500円。





丁度、オヤジが16歳ごろから発売されていたバイクがメインに置かれているので、非常に懐かしい。


(沢山、画像があるので、後のブログでバイクの画像をUPします。)


約、30分ほどオヤジの青春時代を思い起こしてしまうのであった。


ここでもまだ時間は1時30分ぐらい。まだ帰宅するには早すぎる。


そこで、オヤジのまたまた悪い癖が。

「K。悪い!!近くのゲーセン寄ってくれ!!」


最近止めていた湾岸ミッドナイトのゲームである。


「帯広のトップを盗ってやる!!」


「しかし、何が悲しくて50過ぎの年寄がゲーセンに行くのかね??」

と、言いながら友人Kは半分呆れた顔でゲーセンに向かう。



久し振りのゲーセンにオヤジは腕をまくり、指をポキポキとならす。


ここで友人Kはオヤジから離れる。


 Kは時速340km/hでバトルする車のあまりの速さに、目が回るから見たくない。と言っていたが、実は多分、いい歳こいたオヤジが、嬉々としてゲームをやっている痛い姿を見て、自分も友人だと思われたくなかったのかと、密かに思っている。



まずは、いきなり挑戦状をたたきつけられる。

相手はC4級。


もちろん秒殺!!


そして帯広のこのゲームセンターのトップに君臨するのはS級のR34GTR。次に速いのはオヤジと同じC3級のRX-8。


まずは同等クラスのC3級のRX-8に闘いを挑む。

いつの間にか何人かの湾岸ファンの中学生達が集まリ始めた。


 彼らから見ればもうほとんど年寄のオヤジが、この過激な湾岸をやり始めたのを見て、どのぐらい速いのか興味があるのだろう。


RX-8の闘いはもちろんオヤジの圧勝!!秒殺クラスである。


 で、ここでオヤジはこのゲーセンに一つの伝説を作るべく、無謀にも最上級クラスのS級のR34に闘いを挑んだ。


 最初の2回はもちろん秒殺でオヤジが負けてしまった。が、やはり速さ負けしていない事を確信!!


「やってやるぜ!!S級殺し!!」


3回目。オヤジのR35はR34の後ろにピタリと張り付く。

 最初のタイトなコーナーではお互いにドリフト状態でコーナリングを行う。


相手はオヤジのR35を一般車にぶつけるような姑息な真似を行わないで、ひたすら腕で走っている。

(うーーん。良いドライバーだな。)いつの間にかオヤジはこのドライバーに共感を覚えた。


 ゲーム中盤、一般車にヒットしたオヤジはR34に遅れをとるが、狭いトンネル内の6速、トップ341k/mで一般車をスラロームで抜けていく。


多分、相手は5速で走っているのだろう。


加速が鈍くなると5速に落とし、加速始めると再び6速。それを続けたら、終盤戦でジリジリとオヤジのR35はR34に追い付き、そしてついに抜かし始めた。


「S級殺し達成!!」


その瞬間!!オヤジは執念の勝利をもぎ取った。


もちろん密かにガッツポーズをしたのは言うまでもない。


 後ろを振り返ると、もうそこにはオヤジを小ばかにした学生の姿はなく、オヤジを憧れのヒーローを見るような目をした学生達がいた。



ああっ。また湾岸ネタやっちまったよ。



_| ̄|○ ガックシ!!






 出会うべく自分の愛機になる車をひたすら探す友人K。



 Kよ。その時が来たら必ず君のもとに、唯一絶対無二の1台が現われるよ。



 オヤジのカタナのように。








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