オヤジには友人はたった二人しかいない。作中に出てくる友人Kと友人Iである。
一昨日、そのたった二人しかいない大切な友人のうちのKと、些細な事で仲たがいをしてしまったのだ。
友人Kはオヤジと幼稚園からの付き合いであり、オヤジよりも一足先にシングルファザーになり、オヤジの子育て、家事の先輩でもある人間である。
彼の休日は日曜日。オヤジは販売員であるので、基本、平日が休日となるので、通常は彼との休みの接点が無い。
そんな彼が、わざわざオヤジの為に休みを合わせてくれたのだが、こともあろうに休みをとった日が悪かった。
今回のオヤジの休日は、今日の17日、20日の日曜日。そして25日の金曜日である。
そして、彼が取ってくれた休みは、クリスマスの25日の金曜日であった。
彼は彼なりに、ここ数か月、子育てと家事に追われストレスがたまりまくっていたので、気晴らしにどこか二人でドライブにでも行こう。とメールで誘ってくれたのだ。
オヤジは平日が休みなので、子供達の付き合いが極端に少ない。ここ15年もの間、満足に学芸会などの子供たちの学校のイベントは行ったことが無い。
だから子供達と休みが一緒になる日は、なるべく子供達の用事を優先させたいと思っていた。
その為、25日は子供たちが冬休みだし、しかもクリスマスの為に、(彼の家も)オヤジの家も、子供たちの用事で忙しいだろう。というような事をやんわりと書き、彼からの申し出を断ったつもりであった。
で、彼からのメールの返信は、「うちは25日でも全然問題ないし、(オヤジの家の)子供達の用事は20日の日曜日に済ませれば、全然問題ないのではないか?」というメールが返ってきた。
その時の気持ちは今でもわからない。
急に怒りがふつふつと沸いてきた。
直接会えば、「ごめん。やっぱり25日は子供たちの用事を優先させたいから、無理だわ。」という内容を、メールは相手の顔が見えないために、言葉が辛辣になる。
「おいおい。クリスマスに子供達をほっぽって、遊び歩く親がどこにいるの??
今は子供たちが優先でしょう。」というメールを送ってしまった。
多分、オヤジはどこかで、心に余裕がなかったのであろう。
このメールを送ってからオヤジは自己嫌悪に陥った。
なんでもっと優しい言葉を選んでメールを送らなかったのだろう??
これで大切な友人Kともしばらくは仲たがいになるな。と、思った。
案の定、彼からのメールはそれ以来、その日はピタッ!!と来なくなった。
て、次の日。(昨日。)の朝一番に彼からメールが入った。
オヤジはてっきり、昨日の怒りのメールに対しての、文句のメールだとおもったのだが、その内容は。
「明日の17日(今日)に休みを変更したから、(ドライブは)どうする??」というメールであった。
オヤジはもちろん、「昨日はきついメールの内容の返信で済まなかった。もちろんOKだ!!」というメールを返した。
そして、今日朝一で彼と会ったオヤジは一昨日のメールの件をあやまった。
すると彼は「全然気にしていないよ。」といつものように笑顔でオヤジに答えてくれた。
それどころか、彼はわざわざオヤジが見たいバイクがあるという片道3時間30分以上ある旭川のバイク屋までドライブをしてくれたのだ。
そして、昨日の件は、オヤジが昼飯をおごる。ということで、チャラとなった。
狭い車中での二人の男同士のドライブは良い。
今の悩みを素直に打ち明けることが出来る。
朝一番から夕方まで、ほとんど車で走っているだけのドライブであったが、それだけで今の悩みは薄れていた。
友人Kよ。今日は本当にありがとう。
今日は久しぶりに心のリフレッシュが出来たよ。
時には子育てや家事で、心が一杯、一杯になることもあるけど、また二人で色々と悩み事を話そうな。
そしてまた、二人でバカをやって、一杯、一杯笑おうな!!

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