一難去って、また一難!! | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 27日に大荒れとなった道東の暴風雪がひと段落して、月日が変わった3月2日の事であった。


「もしかしたら、夜は帰れないかもしれないから後は頼むな。」という言葉をかみさんに残して、オヤジは出社した。

 昨日も暴風雪のために、国道が閉鎖するかもしれない。というニュースの予想が朝から流れていた。


 昨日の通勤車は足回りを4WDで武装したタントカスタム。

しかも、今回は特別にGOPROを持ち込んだ。

 せっかくの猛吹雪。その様子を、皆さんに動画で公開しょうと、恐ろしくもバカバカしい行動を考えていたのだ。


 相変わらず朝から雪はひどかったが、まだ風はひどくなくて、時折、視界は見えなくなるもの、まだ充分に国道は走ることができた。


 よく、男は仕事は命懸け!!と、言われるが、オヤジは別な意味で、仕事は命懸けである。

 

 文字どうり、通勤に判断を誤ると命を落とすことがあるからだ。


朝、いつものように出社するとスタッフのが、「よく出てこれましたね。」と驚いていた。

「いゃーーー。あまり休んでいると気がついたら、自分の居場所が無くなってたりしてねーーー。」と冗談を言い合って仕事に入る。


昼頃、網走のお店から電話が入った。


「やぁーオヤジ!!今日、出社していたんだ。」

「そうですが、どうしたんですか??」

「そっちの様子(天候)はどうだい?」

「どうって、別に風は強いですが、普通ですよ。」

「そうなんだ。」

「どうしたんですか?」

「いぁーー。こっちは、猛吹雪で、さっき停電が起きたから、店を閉めようかと思って電話したんだよ。」

「そうですか。それは大変ですねぇーー。」

「フフフフ♪今日はオヤジ帰れないぞ。」

「?」

「たった今、北見、網走間の国道が閉鎖されたみたいだぞ。」

「そうですか。やはり閉鎖されましたか。」

「帰りはどうするんだ?」

「まあ、行くとこまで行ってから、考えますよ。」


 という事で、昨日は客足が少ないまま1日を終えて、帰宅の準備を始めたオヤジであった。


夜、8時すぎ。

相変わらず風は強かったが、いつの間にか雪は止んでいた。

「こいつは行けるな。」

 多分、昼頃に発動された国道閉鎖はもう解除されていると、そう判断したオヤジは、タントのハンドルを家に向けた。


 強風のため路面はすっかりアイスバーンと化して、時折、車体の軽いタント・カスタムは左右に大きく振られる。

 対向車がいないときは、別に構わないし、最悪の場合でも路肩に落ちるだけなのだが、対向車が来た時は、即座にスピードを落とさないと、ハンドル操作を誤り、対向車に正面衝突。というニュースが朝一番に流れてしまうからだ。


 

 途中、遅い除雪車を追い抜き帰宅を急ぐオヤジ。

のんびり帰っていたら、いつまた、暴風雪がオヤジを襲わないと限らないからだ。

 いつもよりも、若干遅く着いたが、無事にオヤジは自分の住んでいる町までたどり着いた。


 ただし、車は自宅近くの500メートルまでの駐車場に停める。

ここから先は、除雪車は国道を優先させて除雪しているので、オヤジの家には

大型の4WD以外の車以外は入ることは不可能なのである。

 近所の人たちはすでに、1回目の除雪が入った夕方には、全員帰宅していた。

 こうしてオヤジは強風が吹き荒れる中、靴を長靴に履き替えて、一歩、一歩、自宅に進むのであった。




そして、休みの今朝。昨日の天候はうって変わっての快晴である。


 昨日、猛吹雪となった網走も、もう春が近いのであろうか?

暖かい日差しがさしていた。



しかし、この暖かさも、つかの間。


 また、明日から数日間、猛吹雪が吹き荒れるという予報がニュースを賑わしていた。


 うーーーん。今まで、こんなに吹雪くことがなかったんだけどなぁーー。


 やはり異常気象か、氷河期が近づいているのでしょうか??


 これからの地球の様子が、少し心配なオヤジであった。


 で、今やすっかり人気者となったココ。(どこがだ。)

夜はオヤジの布団で寝ることを憶えてしまって、今日も暖かい布団の中でスヤスヤと気持ちのいい寝息を立てています。


 実はいつも一緒に寝るときは、布団に連れて行くと必ず嫌がって外に出ますが、30分ぐらいしたら勝手に自分で入ってきます。


 かみさんの話では、すぐに布団に入る事はしないで、人が先に寝てから布団が暖かくなったときに潜り込むみたいです。


 くそっ!!たまーには先に入って、オヤジの布団を温めてくれっ!!


PS.本当は猫の毛が抜けるから、衛生的には良くないのでしょうねぇーー。

だけど、一度、一緒に寝ることを覚えたら、寂しい思いで一人で寝ることはもう出来ません。


 真っ暗闇の中で、勘で写真を撮ったので、ピンボケは勘弁してね!!










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