土方歳三の最後の地の訪れたオヤジ家一家は、次に娘2号の希望の地である、赤レンガ倉庫へ向かった。
ここは、はっきり言えば、函館のお土産家さんの集まりである。娘2号はここで、お土産の雑貨を購入する予定であった。




この雰囲気はまるっきし、小樽運河みたい。

勝手に撮ってすみません。何だか変わったカスタム・バイクがあったもので・・・・
ベースは何というバイクなのでしょうね??

車も変わっていて、すべてが観光を意識した街でした。
かみさんと、娘1号、2号はしばし、お土産屋さんで時間を潰していたので、オヤジは一人海岸の水上バイクの会場で、水上バイクのエァーターンを見ていた。


おっ!!すげー!!迫力!!
次第に夕方から夜になり、あたりが暗くなり出してきた。
買い物から返ってきたかみさん達と合流したオヤジは・
「よし!!昼はサクランボしか食べなかったから、夜は豪勢に・・・・・・・。」
皆の目が輝き出した!!
「ひと皿、105円の回転スシだ!!」
_| ̄|○
ガックシ!!
アハハハ。オヤジ家の豪華な食事といえば、せいぜい回転スシです。
豪華な海鮮丼とか、イカそうめんはスルーしてしまいました。

函館の街に入る途中で見つけた回転スシ。
なにせ、全皿105円なので、オヤジ家は、ひたすら黙々と食べ続ける。
夕食が終わり、あたりは真っ暗に・・・・・
函館に行けば必ず行く場所。とうか、行かなければ行けない場所。
函館=夜景!!
ということで、オヤジ家は夜景を見に、ロープウェイの場所へ行く。
ロープウェイのチケットは一人往復1、200円。家族で約5、000円だ。
「ただいま、山頂では霧が発生して、夜景は見れません。それでもよろしいですか?」とチケット売り場のお姉さんが話してきた。
オヤジはその時、5,000円も出して霧の山頂は・・・・と少し迷っていた。
と、その時、別な人が、
「夜景が見れる。見れないは別。私はここにやってきた事実が欲しいから、ロープウェイに乗るの。」
と言ってチケットを買った人がいた。
その言葉でオヤジは決心した。
(そうだよ。オヤジ達も、ここに来た。という事実が欲しくてロープウェィに乗るんだ。そして、この函館はもう2度と来ないかもしれないから、5、000円はケチったらいけない。)
「大人、4枚ください。」
そして・・・・・・・
山頂はものの見事に霧で、夜景は全然見えなかった。

本来、霧がなければこのように綺麗な夜景なのだが・・・・・・



おねーさん。あなたの案内は本当に正しかった。
オヤジもかみさんも、少しは見えるかと思ったのだが、一寸先は闇どころか霧だった。
過去、2回夜景を見れたのであったが、最後の最後で、大ドンデン返しとなってしまった。
_| ̄|○ ガックシ!!ガックシ!!
見るところもないので、山頂での滞在時間、約数十分。
期待した夜景が見れなくて疲れたので、もうそろそろホテルに入ることにした。
早速、カーナビで目的地の住所を検索。案内どうりにタントを走らせるが、さっぱりどこを走っているのかわからない。
おまけに雨も降り出してきた。
こんな時のカーナビは心強い。
十数分後、目的地のホテルの看板が見えてきて、ホットするオヤジ。
で、ここでトラブル発生!!
バキッ!!という大きな音を立てて、運転席側のワイパーが外れたのだ。
聞けば昨年から何度も外れていること。
「そうか。帰ったら、きちんと見てもらおう。」と、オヤジはその時、何気なくそう言ったが、後で重大なトラブルを引き起こすことを、今は知らなかった。
今晩の泊まるホテルももちろんラ●ホ。「みずいろの詩。」である。岩見沢でかなりのポイントを稼いだこのホテル以外、オヤジ達は泊まる気はしなかった。
5。ラ●ホ 争奪戦!!
早速、ホテルに「向かう。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」どの部屋も満室である。
「うーーん。今日は土曜日だからなぁーー。今は10時ぐらいだから丁度ピークでないかな?」
年頃の娘が2人もいるから、流石に皆さんお盛んなのね。とは言えないオヤジとかみさんであった。
すると、一部屋のシャッターが開き始めた。
「シメタ!!20分も待てば入れる。」と、言ってオヤジ達は車で待っていたら、
後ろからきた車が、さっさとオヤジ達を抜かしてその車庫に入ってしまった。
「えーーーっ!!汚い奴らだ!!!!プンプンプン!!\(*`∧´)/。」
と、オヤジ達は怒ったが、後の祭り、またどの部屋も満室であった。
不思議なことにシャッターが開いていて、人が車に乗っているのに、どの車も車庫から出ようとしなかった。
しばらく待っても全然空く様子がなかったので、ここはひとまず退散。しばらく街で時間を潰すことにした。
「時間を潰す。といっても、この時間に空いているお店って、あんた知っているの??」と、心配するかみさんに。
「オヤジにまっかせなさい!!」と、向かった場所は・・・・・・
函館のツタヤ書店。
ここは最近出来た本屋で、
おそらく北海道で一番大きい本屋である。


その規模は、ちよっとしたイオンなどの大きなスーパーと規模が同じぐらいの大きさで、2階建て、中身は本やCD,DVDの他に文房具も置いてある。
ここは、明日行く予定だったのだが、さっさと前倒しで行っても良いかな。と思っていたところであった。
中には休憩室もあり、本の好きなオヤジなら、多分、休日に1日いても飽きない場所であった。
始めてみる巨大な本屋と、豪華な設備に、田舎者のオヤジ家はしばし、口をポカンと開けて見入るのであった。
ここで、1時間ほど時間をつぶし、再びラ●ホに舞い戻るオヤジ家。が、無情にもまだ部屋は満室であった。
いい加減に疲れてきているので、ここは諦めて隣のホテルにはいろうとしたら、なんとここも満室であった。
「おい。どうする。下手したら本当に車の中で車中泊だぜ。」
オヤジの心配は本格的になり始めてきた。
と、その時、一台の車が、「みずいろの詩」の方角からやってきた。
「やった!!空いたぞ!!」とすぐに飛び込んでみたものの、やはり全部屋、車庫のシャッターは閉まっていた。
諦めきれずに数回、ホテルの周りを回っていたら、1部屋のシャッターが空き始めた。
ライトを点けているとなかなか出られないと思い、オヤジは車のライトを決して、車が出てくるの待つ。
(なんだか不倫調査をしている探偵みたいだなぁーー。しかも、望遠の付いている1眼デジカメも持ってきているし・・・・)と、オヤジが変な妄想をっしているうちに、ようやくそこの車は出て行った。
「それ!!行けっ!!」
オヤジはすかさず、その空いた車庫にタントを入れた途端に、次の車がやってきた。ほんと、タッチの差であった。
そして、オヤジ達は不意に理解した。さっき、車庫に入っている車に乗っている人は、これから出よう。という人ではなく、これから入ろうとしていた人達だったことを・・・・・
こうして、オヤジ家のラ●ホ 争奪戦!!は無事に幕を閉じたのであった。


おやすみなさい!!
このあと、函館のロープウェィからみた夜景の動画をすぐにUPします。
次回、さようなら!!函館!そして、再び激走!!900マイル!!
(ええっ!もう函館から帰るの?)
