彼はオヤジの作ったグラブ・ミッドナイトの三番目のクラブ員。セカンド・ナンバーを受け継いでいる方だが、昔、レーサーを行っていて国際A級の選手と渡りあい、あるサーキット場で2年もの間コースレコードのタイトル・ホルダーであり、現在、大型トラックのプロの運転手でもある方である。
オヤジの書いた小説。「それでも走り続ける。」の霧島怜(レン)のモデルになった方でもある。
彼の書いたブログでは、大型車が車線変更時にバイクを引っかけ、トラックは炎上、運転していた女性ライダーは重体であったが、彼からの報告で、その後、残念ながら亡くなられたそうである。
詳しくは、彼のブログ「工作所から愛をこめて。」の中で書かれていますが、オヤジのいいね。の中の所長さん。から入って頂くと解ると思う。
彼は大型トラックのプロの運転手から見た目。そして、バイク乗りから見た目。という2点からドライバー、ライダーの心理をわかりやすく書いているのだが、簡単に書くと。
大型トラック側からバイク乗りに感じている事は
●大型トラックの死角に入ってくるバイクが多い。
●もう一つ距離をとって欲しい。
バイク側から車のドライバーに感じていることは
●「スピード差が判ってない」そのせいか「急に前に入ってくる」
ということを書いていた。
彼は運転中は考えるよりも、危険を感じて回避して欲しい。という事を書いてあった。
危険予知能力は確かに難しいとは思う。
が、それはただまんべんなく運転しているのではなく、常に周りの様子や前の車の動きを意識して考え、それによりカンを働かせ運転する。
それが、彼の言いたかった事ではないだろうか?
オヤジはバイクや車の運転は下手である。が、臆病な性格のために、幸いなことに大きな事故は若い頃に2回あったが今は無い。(そんなに自慢していう事でもないが。)
だだ、そんなオヤジでも自慢出来る事がひとつだけある。
それは運転中、前の車が交差点に入りウインカーを付けるよりも先に前の車がどちらに行くか。が、大体判ってしまうのだ。
多分、外れることはまずは無い。
それは長年車やバイクを運転している方は当たり前のようにやっているとは思うが、
交差点に入るときに車がまっすぐ走っているのか、左に寄るか、右によるか?
ドライバーの視線はどの方向に向いているのか?交差点に入るのにスピードは落としているのか?などの前走車の動きを相対的に見て判断し、考えるよりも感じているからだと思う。
朝方の通勤時。多くのドライバーを見ているが、結構、運転に集中していない人が多い。4車線の右側をノロノロと走っている車がいると思ったら、携帯をかけながら運転していたり、中には後方の確認をしないで進路変更を行い、自分の走行車線にかぶさってくる車もある。
なるべく死角に入らないように走っていてもこの有様だ。
バイクに乗っているときは、前走車との距離をあけながら走っていると、後続車はイライラして、しまいに追い越し禁止車線で追い抜かれ、対向車が来て慌てて割り込んで急ブレーキを踏まれたりすることもある。(最近では、ヤ●●トのトラックに、ブチ抜かれたなぁーー。)
バイクは急ブレーキをかけると、車と違って転倒するので、車の後ろにピッタリと付くのは自殺行為なんです。ドライバーの皆さん。わかってくださいネ。
考えるな、感じろ!!
オヤジも彼、所長さんと同様に、全てのライダー。そしてドライバーの皆さんに声を大にして言いたい!!
亡くなられた女性ライダーのご冥福を心からお祈り致します。
そして、このような悲しい事が再び無いことを願がいながら。
2014年、7月、3日。
