「いや、ラピュタは外せない!!」
昨日、5日(土)と本日6日(日)はオヤジの連休となったので、家族で久しぶりにお出かけ。ということなったのだが、この日はかみさんの大好きな福山雅治主演の「そして父になる。」の映画が上映されることになり、かみさんの休日の希望として、映画館に連れて行って欲しい。という希望が出た。
一方、オヤジの方は、車で3時間ほど離れている、帯広の美術館で、子供に人気の「天空の城ラピュタ」や「もののけ姫」のアニメで有名なスタジオ・ジブリの映画の背景の作画で有名な、山本二三展があるので、その休日は帯広に行きたかった。
このままではお互い平行線になり、せっかくの貴重な休みがオシャカになるところである。
「おおっ!!そうだ!!良い案がある!!」
オヤジはポンとヒザを叩いた。
帯広にも映画館がある。
「そこで、映画を見ている間、オヤジは美術館に行ってくる。」
ということで、5日(土)は帯広にドライブとなった。しかも次の日も休日。キャンカーがあるときは、そのまま、あてのない旅に行くところだか、今回は初めての軽自動車。タント・カスタムでの旅となった。
こいつは購入後、リッター何キロ走るかまだ、データー不明のため、燃費のテスト走行もかねている。
一応、子供たちには、今日は帰れないかもしれない。ということだけを伝えておいた。
映画組はかみさんと、意外なことに娘2号が同行することとなった。
そして、美術館組はオヤジと絵の好きな 娘1号が一緒に行くこととなった。
5日、朝一番、時間が惜しいので朝食を取らないで網走の24時間営業の食堂で朝食とする。
朝食セットが200円から300円のため、4人分で1、010円。
旅行の時はいつも食事代がかかるので、少し嬉しいオヤジである。
そして、馴染みのガソリン・スタンドでタント・カスタムの燃料を満タンにして、いよいよ帯広に向けての出発となった。
ガソリン代:770円なり。
道中、大したこともなく、またまた、陸別の道の駅の近くのコンビニでトイレタイム。
そこの駐車場で、ローダウンされた、カスタムカーが・・・・・・
うーーん。夏はいいのだが、冬は完全にラッセル車状態になると思うが??
大丈夫なのだろうか??
で、陸別、足寄の道の駅を通り過ごし・・・・・
12:00に無事に帯広に到着!!走行距離、208.2km
で、昼飯となるのだが・・・・
帯広といえば、ぶた丼!!
というぐらい、有名なのだが、ここは歳をとった夫婦と女の子2人の家族。
肉食系はきついので、なぜか北見でもひいきにしている回転スシ屋に突入することとなる。
お味の方は・・・・・北見の店に慣れているか、北見店の味とちよっと感じが違っていた。
あとで、かみさんにも話したら、かみさんもオヤジと同じ感想を持ったらしい。
ちなみに、ここの代金はかみさんもちで、5、500円也。
PM:1:00に回転寿司屋をあとにして、近くのお店の入ったり、帯広の駅裏の大きなお店の長崎屋に入る。
映画の上映は4時からなのだが、一応、3時頃にかみさんと娘2号を映画館におろし、オヤジと娘1号は、美術館に向かう。
PM 3:15
美術館は数ヶ月前にえりも岬に行った次の日に来たことのある100年記念館の敷地になるので、すぐにたどり着けた。
山本二三展は大人1、000円。高校生600円なので、1、600円では入れるのだが、もうひとつの世界のポスター展の展示場がプラス60円の追い金で入れるので、これも一緒に見ることとする。
入場料 2人で1、660円也。
ちなみに、今日の新聞を読むとオヤジ達の行った5日現在で、開幕25日で来場が1万人を超えたらしい。
クソッ!!うまくいけば、オヤジ達が記念品をもらえたのに・・・・・・
山本二三展では、ラピュタやもののけ姫の背景画を筆頭に、じゃりん子チェや時をかける少女の背景画の描かれていた。
昔、多少の絵心があるオヤジが見たイラストは・・・・・
「すごい!」の一言であった。実にリアルな絵である。
オヤジがここでいうリアルな絵とは、単に写真のようなリアルな絵ではない。
例えば、主人公の家や部屋の絵が描かれていたら、そこに生活感があふれ、いまにもそのトビラから主人公が現れるような雰囲気を持った絵なのである。
ジブリのアニメは子供から大人まで人気がある。そこには、単なる主人公たちの生き生きとした動き、面白いストーリーの他に、このような現実味を帯びた背景画によるものが、三位一体となって、アニメに深みを与えているのだと思う。
PM4:00約、45分ほどの鑑賞を終え、美術館をあとにする。
娘1号は1号なりに自分の好きな絵に対する想いを胸に、何か感ずることがあったと思う。
さて、4時といえばようやく映画が上映される時間。
これから2時間何をするかと考えたオヤジは、昨日、ネットで帯広をくぐった時に、ある面白い場所が見っかった。
そこは、個人で収集した昔のバイクの博物館であった。
娘1号のスマホで調べた結果、大正という地域にあるのだが、そこまでの場所がわからない。
ということで、オヤジはキャンカーから取り外した、古くて使い物のならないカーナビを取り出した。
早速、場所を検索する。距離は10kmほどばかし。
で、そこに場所に移動するのだが、30分以上かかってもたどり着けなかった。
結局、4:45分にようやく目指す場所に着いたのだが、閉館時間を見れば4時となっていた。
中に人がいる。
「こんにちはーー。こちらは4時に閉館されるんですね。」
中から人が出てくる。
「ああ。いいですよ。今、中の電気を付けますね。」
(ラッキー♪)
ということで、入場料は一人500円で、娘1号の分を入れて1、000円也。
中には陸王(読者の若い諸君!!こいつはハーレーではないのだよ、和製ハーレーと呼ばれる陸王なのだよ。)を筆頭に、レブル、ホークⅡ、水牛と呼ばれたスズキGT750などが、所狭しと並べられていた。
正しく、オヤジの20代の世代のバイクの為、涎が出てしまうぐらい羨ましかった。
約、30分ほどデジカメに写真を撮りまくり、大正バイク博物館を後にした。
帯広に戻ると、ちょうど映画の上映が終わる時間なので、映画館の横に車を止めかみさんと娘2号を待つ。
PM 6:20 かみさんと合流。
かみさんはかみさんで、憧れの福山雅治の映画を観て、興奮していたようだ。
さて、夕食はどこにするか??ということで、オヤジはある所がひらめいた。
PM 7:00 音更道の駅にて
ここは前回、エリモ岬編で娘1号と車中泊をした場所である。
この2階のレストラン。
オヤジが20年ほど前にここで1、000円ぐらいでバイキングを食べた場所である。
値段が良心的な割に満足感が大きかったので、再びここで夕食を食べることとする。
値段がわからないので恐る恐る入ってみると、なんと、1、180円と20年前から200円しか値上をしていない、実に良心的なお店であった。
ちなみに娘2号は小学生の為、食事代は4人で4、060円であった。
意外にも中華料理のバイキングはオヤジ達家族には好評で、これでオヤジの株は13%ほど上がった。
ここは今日の朝も、中華バイキングは凄くよかった。という話が出るぐらい評判がよかったほどであった。
1時間ほどの料理を終えて、音更の本屋をぶらつき、さてこれからどこのホテルに泊まるか?ということとなった。
いつもはキャンカーの為、迷わず旭川に向かって疲れたら寝る。というパターンであったが、今回は軽自動車のためにホテルに泊まらなければならない。
オヤジたちの言うホテルとは、ビジネス・ホテルのようなまっとうな場所ではない。家族4人がまっとなホテルに入ると、たちまち、宿泊料は1泊2万円オーバーとなってしまう。
1泊6千円程のカッコよく言えばシティ・ホテル。はっきり言えば、俗にいうラ●・ホである。
旭川では結構、泊まるホテルが決まっているのだが、帯広は初めてである。ついでにラ●・ホは11時過ぎないと延長が入り、たちまち1泊1万円オーバーとなってしまう。
現在、時間は8時すぎ。延長のない11時までは3時間あまりもある。
さらに帯広はあまり詳しくないので、夜に見る店もないし、お気に入りのラ●・ホも知らない。
そのまま、3時間ほどかけて旭川まで走って、そこのホテルを利用するか??と考えていた。
「!」
よーーく考えたら、3時間も走れば、家にたどり着けるのである。
「帰ろうか?」と、オヤジはボソッとつぶやいた。
その瞬間、お泊まりのあることを期待していた娘2号は非常にがっかりした。
「そうね。3時間もあれば家に帰れるね。」というかみさんの一言ですべてが決まった。
そうして、次の瞬間、オヤジはタント・カスタムのハンドルを家に向けて走らせた。
多分、オヤジの頭はマヒしていたのであろう。
真夜中に3時間も走ることは非常に疲れることである。しかし、そんなことも忘れてひたすらオヤジは真っ暗な山道を車を走らせた。
そして、PM 11:00すぎに無事に自宅に到着。
しかし、体力的には非常に疲労困憊して、次の日の朝(今日)は疲れて朝、起きれないほどであった。
全走行距離、463.5km
かかった費用、約2万1千円ほどであった。
気になるタント・カスタムの燃費は4WDにも関わらず、リッター15km/Lもマークした。
今まで連休があれば、キャンカーで確実に二日間を走り回るオヤジ家一家であったが、キャンカーを手放して、確実に新しい旅のスタイルに変わりつつあるオヤジ家一家であった。
PS 今日はもう遅いので、明日、大正バイク博物館で撮したレトロなばいくの画像をUPいたします。