キリンに憧れて 新章!! えっ?オヤジが捕まったの? | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 10月9日、は久しぶりの快晴!!秋のため外は涼しいが、天気がいいと朝から何かをやりたくなる1日である。

 その為、今日はガレージの色塗りと、しばらく行ってない床屋で1日を過ごす ことにした。


 朝9時、前々から購入してあった塗装をガレージから持ち出し、早速ペンキ塗りに勤しむ。


 こんな壁が・・・・



キリンに憧れて 新章  ♪TAKE IT EASY ♪

       

こんなようになり・・・・
キリンに憧れて 新章  ♪TAKE IT EASY ♪


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 別に、腐り止めのために、加工した木材だけを塗装しても良かったのだが、なんとなく見窄らしいYKKハウスのイメージを変えたくなったので、全面塗装を行う。

 うーーん。なんとなく新しくなって、グッドな感じ。


 ちなみに、見えない後ろ半分はまだ塗っていない。なにせ、まる貧オヤジのために塗装代がもったいないので、次の月の小遣いで、残り半分を塗る予定である。 (すげードケチ!!天気のいい日に一気に塗れよな。)

 今回の塗料も一缶、3、980円は高いので、安い塗料。安い塗料と探して、見つけたのがこの2、280円塗料である。エッヘン!(^_^;)


 さて、11時頃に塗装は完了し、床屋もいくと1日の予定が昼で終わってしまった。

 外は相変わらずの快晴!!

 オヤジは天気が良いと、とにかく車を運転したくなるので、昼からは50キロほど離れた北見にドライブに行く事に決めた。目的は今まで一度も入ったことのないバイク屋に行く事である。

 車はかみさんのミライースを脅し取り、12時前に北見に向かって、車を走らせた。


 北見に近づくと道路は片側2車線と広くなる。その為、車のスピードはUPするのだが、オヤジが気持ちよく走っていると、4台ほどの車の塊が・・・・

 左端に大型トラック、少し斜め後ろ右側に年配者のマークのついている軽。さらに後ろ斜め左に札幌ナンバーのワゴン車。最後尾は斜め右後ろに帯広ナンバーのワゴン車。

 つまり千鳥足状態で車が並んでいたのだ。そして、車間距離を開けてくれていれば、オヤジがさっさと抜かして行ったのだが、残念な事にトラック以外、3台の車はピッタリと車間を開けずに安全運転をしてくれて、オヤジの車をブロックしてくれていたのだ。

「仕方がないな。あまりやりたくないけどやるか。あれ。」と、オヤジはつぶやき、最後尾の帯広ナンバーをパスし、左側を走っている札幌ナンバーの車の後に、ミラ・イースをつけた。

 あくまでも前走車をあおるでもなく、ゆっくりと、しかし確実にミラ・イースのスピードを上げていった。

 こうなると、前走車も知らずしらすにスピードが上がり、4台でオヤジをブロックしていた千鳥足走行の塊が崩れ外れた。

 前走車が2台目の年配者のマークのついている軽を抜かして走った後に、オヤジは隙を見て、札幌ナンバーのワゴン車をパス。

 そして、オヤジのミラ・イースは再び独走状態に。

後ろを見ると、帯広ナンバーのワゴン車がオヤジに抜かされた怒りか、オヤジを追いかけてきた。

 北見の隣町。端野ではパトカーが待ち受けていることが多い。

こんな天気なら、確実にいるであろう。

 気持ちよく、片側2車線の右側を走っていると、50キロ制限の道路のオヤジの進路を異常に遅い車が邪魔していた。・・・・オヤジがその車に詰まってブレーキーを入れている間に、先ほどの帯広ナンバーのワゴン車は、「ザマーミロ!!」と得意げにオヤジを抜かしていった。運転手はオヤジよりはるかに若いニーチャンだった。

 異常に遅い車を左路線からパスして、左側を走る前走車を抜かして、再び右側の車線に戻った途端!!

「ウーウーウーーーーーー!!」

と、何やら日本全国聞きたくない音。ナンバー1のサイレン音が・・・・

そして、見たくない白と黒のツートンカラーの車が、赤い光を周りに撒き散らし、オヤジに向かってきた。

「えっ?オヤジが捕まったの?」

  )゜O゜( ヒェエーーー!!


  一瞬、オヤジの頭には、罰金1万5千円。2点減点。という文字が頭を駆け巡った。

「しかし、解せない。3台も並んで走っていて、なんでオヤジなんだ!!オヤジはこの汚い国家権力に断固戦う!!」

 と、パトカーを待ち構えていると、パトカーはオヤジをさっさとパスして、はるか前方に走り去った。

「えっ?じゃあ?誰?
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 見ると、先ほど猛烈なスピードでオヤジを抜き去った、帯広ナンバーのワゴン車であった。

 皆さん。他の県に行く時は、決して地元組を抜かすと、ロクなことはないですよ。

 地元スペシャルは飛ばす所と抑えて走るところを熟知しているから、あんなに飛ばせるんですよ。


 さて、パトカーのいきなりの出現にドキドキしたオヤジだったが、北見につき本屋や古本屋をめぐり、1時30分近くになり昼飯をどうしょうか?と、悩むオヤジであった。

 ふと、思い出すとビクトリァのステーキ店で、今、ランチバイキングなるものをやっている事を思い出す。
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多分、このお店、全国チェーン店だと思います。

 ここで、チキン・ステーキ+ランチ+カレー+スープで500円。しかもチキン・ステーキ以外は全部食べ放題である。

 今時、ワン・コインでお腹いっぱい!!ワン・コインの温泉といい、今日からワン・コイン・オヤジとでも読んでもらおうか。

(実は注文したメニューも写真に撮ったのだが、かみさんにメニューをブログに乗せるときはお店の人の許可がいる。と脅されて、載せるのをやめました。)

 オヤジは明るい健全なブログを目指します。 (どこがだ!!)


 さて、お腹も膨れ、満足したオヤジは本来の目的、国道沿いにある、今まで一度も入ったことの無かったバイク屋に行くことにした。

 「ごめんください。」と入ろうとしたら、店内は誰もいないし、しかもカギがかかっていた。

ドァーには定休日は水曜日になっている。しかし今日は火曜日だ。


いきなり挫折!!

_| ̄|○ ガックシ!! 


トボトボとしょげて帰る道の途中、大型書店の駐車所で、オヤジの憧れのデカ尻女が・・・・
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 ヤッパリ、この時代のポルシェってカッコええのうーーー。つい先日、最新型のポルシェを見たが、あれは潰されたカエルみたいで、すんごくカッコ悪かった。

 やはりオヤジは友人Iに影響されて、旧車が好きになったのでしょうか?


時間は今だ3時。まだまだ帰るには早すぎる。

 そこで、オヤジは自宅の近隣にある、昔、FXに載っていた時に利用していた、個人で経営するバイク屋に寄ってみることにした。


店内は誰もいない。ドキドキ!!オヤジの心臓の鼓動が高鳴る。


「ごめんください。お忙しところすみません。店内を少し見させてもらっていいですか?」

 

店の奥からはオヤジより少し年上の人が出てきた。

「もう時期が終わったから、あまり置いてないいんだよ。」と店主はすまなそうにオヤジの顔を見て言った。

 オヤジがBMWのR100RSを見ていたら、

「BMWを探しているのかい?と、聞いてきた。

「いや。14Rを持っているのですが、あまりにも重たくて持て余し気味なので、もっと軽いやつはないかと、見ていたのですが。」

「この間売れた、ドカディ・モンスターは車体は400ccクラスで排気量は900ccもあるから、速いしほとんど反則だね。」

「えっ?車体は400ccクラスで排気量は900ccですか?

「そうだね。外車はそんなやつが結構あるよ。」

「しかし、外車はメンテナンスが大変だよ。」と、オヤジになぜ外車がメンテナンスが大変か、親切に教えてくれた。

 

 バイク屋のおやじはの口調はいつの間にか熱弁になってきた。


 「外車は今の国産車に無い魅力があるんだ。それでも、国産車の中でもカワサキはまだ魅力があるほうだよ。曲がらない。止まらない。だけど、本当のバイク好きが魅力されるようなバイクだ!!」


(クーーツ!!このおやじ。一昔前のマッハの話かよ!!俺のレディはでかいけどしっかり曲がるし止まるぜ!!しかし、このおやじ!!カワサキ信者の痛いとこをついてくるぜ!!)とオヤジの魂を揺さぶった。


「しかし、それでもそのバイクに乗りたいって熱いハートを持つ人だけが外車のオーナーになるんだよね。」

「特に、君のようにある程度年を取った人が、外車の魅力に惹かれるみたいだね。」  (もうダメ!!オヤジはこのバイク屋のおやじのファンになっちまった!!)


「失礼ですが、ここでは他のところで買ったバイクでも見て頂けるのでしょうか?と、オヤジは店主に大変失礼な事を単刀直入に聞いてみた。

「今後の車検のこともありますので・・・・」

「いいよ。うちは別によそでバイクを買ったからって見ない。という事はしないよ。」と、このバイク屋のおやじは、オヤジの予想を大きく裏切り気持ちの良い返事をしてくれた。

 ここだ。このバイク屋に今後、何かあったら相談してみよう。

オヤジは思わずうれしくなった


「大変お忙しい中、お邪魔して済みませんでした。また、その時が来たらお世話になります。」

「ところで、どうして君はうちに寄ってくれたの?

「はい。20年前に400ccに載っていた時に、車検などでお世話になっていた事があったので。」


  

 オヤジはこのバイク屋が20年前の昔と変わらないで誠実な商売をしていたことにうれしくなった。


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