キリンへの道ー大型自動2輪への挑戦 とんでもない伏兵ー | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 苦手な一本橋を克服した僕は、次の教習からは自信満々で練習を始めた。つぎの課題はスラロームであった。

 複数のパイロンの間をS字で左右にぬうように走り7秒以内で通らないといけない。という課題で、これが一番バイクを乗るときには実践的な課題だと思った。


 最初、行ったときは当然ハンドル操作でスラロームを行っていたのだが・・・・実はバイクを倒すのとアクセルワークの切り替えしでスラロームを行わなければいけなかった。

 最初はうまく出来ても、最後にはオーバースピード気味になり、何度やっても最後のパイロンをひっかけてしまうのであった。

 結局、この課題は最後の試験日まで満足に成功することはできなかった。

ここでも僕はネットでスラロームのコツを調べた。

 どれもこれもやはりスラロームはリズムに合わせて、バイクを倒すのとアクセルワークの切り替えしでと書かれてあった。そして、その中で一つの質問欄が僕の目に止まった。

 「スラロームはアクセルワークだけで行うと成功するのですが、この教習所は半クラを使えと言い、そのとうりにするとどうしてもうまく出来ません。」

 

アクセルワークだけなら最後にはオーバースピード気味=半クラ+リァブレーキでスピードを落とす。


 次の日から情けない事に、僕はスラロームは半クラを使いスピードを落としながらバイクを傾けたふりを行い、アクセルだけをカラ吹かしてスラロームを走った。

 とーぜん誰の目にも僕がスラロームが出来ない事が一目瞭然としてうっっていた。