岩見沢に泊ったオヤジ達。
15日は後は家に帰るだけとなった。そこで、滝川、旭川のブックオフに寄りながら、のんびり帰る事となった。(岩見沢店は14日の夕方に寄っています。)
ホテルから出て、片側2車線、ヨーするに4車線の反対車線を右折するために、オヤジは2000を走らせてた。
すると・・・
コーーーン。
というカン高い集合管の大きな音が左側から聞こえた。
瞬間!!左側を見ても、車1台も見えなかった。
大丈夫!!右折できる!!と、思いながら、ある考えがよぎった。
この音は間違いなくバイクの音である。しかもかなり回転数を上げている音だから、間違いなくバイクがやってくる!!
そう思ったオヤジは右折を止めて、そのままそこにとどまった。
するとその直後、物凄いスピードで、バイクがカットんで来た!!
さらにライトを点けないで飛ばしている。
オヤジがバイクを乗っていたからこそ、想像できた出来事であった。
普通のドライバーなら、左折の確認後、車が1台もいないのを確認して迷わず右折!!
そこに飛ばしてきたバイクが衝突!!というシーンがありありと想像できた。
せめて飛ばすときはライトを点けて欲しい。点けていなければ、確実に事故を起こした場面であろう。
ちよっと冷や汗をかきながら、更に気を付けながら帰路に就くオヤジ達。
昨晩、あれだけ食べたので、朝食はいらなかったのだが、帰り道に岩見沢で「ゆで太郎。もつ次郎。」という看板が見えた。
別にお腹は空いてはいないのだったが、オヤジの住んでいる街では、もつ煮料理のお店はなかなか無いのであった。
興味を引いたオヤジは早速、中に入ってみる。
モツ煮も食べたいが、さらにそばも食べたい。と、思って入ると、「もつ煮定食。」なるものに、もつ煮に蕎麦がついてくるのが判った。
迷わずもつ煮定食を注文!!
昨日、あれだけ食べたのに、またもりもりと食べれた。
これ、ご飯大盛りで無いのですよ。
これが普通の量らしいです。かなり満腹というか満足して岩見沢を出た。
「うーーん。朝は肉料理はきついけれども、これなら良いなぁーー。」
「流石に岩見沢は遠いから、せめて旭川にあれば、良いんだけれどもなーー。」と、娘と話しながら帰った。
※その後、名寄の旧車イベントで旭川に来た時に、このお店が2店舗出来たのを知ったのだ。
三笠の道の駅でトイレタイム。
そして隣町の美唄市に着いた時であった。
13日の夜に岩見沢に向かって走っていて、ある一つの興味のある看板を見たのだ。
その看板はアルテピッツア美唄。という名称であった。
美唄市の温泉の下に書かれていたので、どうせ温泉の中のお店で、ピザ屋さんだと思ったのだが、非常に気になる存在であった。
オヤジの経験からしたら、かなりの確率で美術館が多いのだ。
下手したらそこに行かないで、後で調べたら、ぜんぜん違う店であったら、気になってまた美唄市迄来そうな感じである。
さらにまだ午前中である。あとは帰るだけなので、娘に少し寄り道して行こう。と言って、アルテピッツア美唄に走った。
ところが、13日に見た看板が無いのだ。
気が付いたら、美唄市を通り過ぎていた。
諦めきれないオヤジは再び岩見沢に向けて戻った。
「あの看板は何だったんだ??」と、思いながら走っていると、娘が「お父さん!!あれだ!!あれだよきっと!!」と、叫んだ!!
見ると・・・
建物の横に貼り付けられた看板があった。
20分位走っただろう。すると・・・廃校となった学校が現れた。
寄ってみたらオヤジの予想どうり、美術館であったが、なんと通常の絵画が展示される美術館ではなく、安田侃彫刻美術館であった。
早速入る。
嬉しいことに入館料は無料である。
休日とあって、けっこう、多くの人が来館していた。
ここは廃校になった学校を利用して、彫刻美術館として使われていたのだ。
大きな学校の中や、広い敷地一杯に色々と安田侃さんの作品が展示されていた。
ここの事務員さんに写真の撮影とブログの許可をもらいに尋ねたとき、事務員さんから、この場所をどうやって知ったか尋ねられた。
オヤジは13日の夜に、アルテピッツア美唄と看板をチラッと見て、温泉の店のピザ屋さんかと思ったのだが、もしかして美術館かもしれないと思ってきました。と正直に答えた。
事務員さんは笑いながら「アルテピアッアは、イタリア語でアルテ(美術・芸術)とピアッア(広場)を意味しているので、芸術広場を意味しているんです。」と、教えてくれた。
ハハハハ。ピアッアとピッツアを見間違えて、思いも知れない場所に来て、楽しいひと時を過ごせた。
さらに事務員さんから、「さらに上に行くと、喫茶店があって、その場所にも作品が飾られていますから、良かったご覧ください。」と言われたので、早速、喫茶店のある場所に向かう。
昨日も快晴であったが、今日も負けない程快晴である。
しかも広い校庭をかなり歩き回った。
喫茶店に入るとかなり汗ばんでいた。
そこで早速、お約束のソフトクリームを注文!!
食べ終わって一息つくと、この喫茶店はかなりオシャレな作りとなっていた。
コーヒーを飲みながら、ゆつくり本を読んでいる人。
休憩がてら軽食を食べている、ツーリングライダー。
何だか全てのこの時間の中が優しく思えてくる。
オヤジは今まで、コーヒーを飲むときは、必ずネットカフェを使っていた。
理由はコスパが良いからだ。
だけどここに来て、始めて喫茶店でこのような時間をすごしたら、良いだろうなーーー。と感じた。
そう思ったら美唄市民が羨ましく感じた。
オヤジと娘1号はしばらくの間、静かに流れる優しい時間(とき。)をここで過ごした。
- 優しい時間(とき。)-アルテピアッア美唄。
ー完ー