未払い残業代の計算方法
今日は残業代の計算の仕方を具体例を使って解説します。
A君は1ヶ月の給料が基本給25万円、通勤手当3万円、住宅手当が2万円、固定残業代が月3万円という条件で働いています。
勤務時間は午前10時から午後6時です。しかし、実際には、午後10時まで残業しています。
出勤する日は1ヶ月に20日です。
このとき、A君は会社にいくらかお金を請求することができるでしょうか。
通勤手当や住宅手当が実際にかかる額とは関係なく従業員全員に一律に振り込まれていれば基礎となる1ヶ月の賃金は25万+3万+2万で30万円となります。
この30万円を所定労働時間で割ります。
このケースの所定労働時間は8時間×勤務日数ですから、勤務日が1ヶ月に20日とすると、160時間となります。
基礎となる時給は30万円÷160時間なので1875円となります。
残業時間が1日4時間ですから、4時間かける20日×1875円×割増率1.25により、187500円が残業代です。
本件では固定残業代が3万円ですから1ヶ月で15万7500円が未払い残業代です。
1年間だと189万円請求できることになります。
(上記は1ヶ月を30日として計算しています。また、週に1日は必ず休んでいるという前提としています。ケースによってはこの額より大きくなる場合があります)