全9試合がそれぞれの役割を果たしていて良かったと思うが、セミが残念だった。まぁ、ジュニアのシングルが凄すぎたので、間にセミのタッグがあってメインのIWGPヘビーと進んだのが逆に良かったのかもしれない。
では、そのメインの感想。ザックの様な選手が必要と再認識させられた。派手さがない展開かもしれないが、見入ってしまったのは確かである。それと、オカダが誰とやっても良い試合ができる様になっているので、この先も楽しみである。
そして、試合後に、防衛記録に並ばれた棚橋が挑戦表明していたが、脚だか膝だか痛そうであった。今の棚橋では勝つことは難しいかもしれないが、防衛記録を更新するにはもってこいの相手でしょう。しかも、今までの最多防衛記録をもっていた選手を直接破って更新となれば、話題性も十分である。ただ、その時の実況がうざそうなのだけが気になるが・・
それから、破れたザックだが、プロレスあるあるで、挑戦者の時は無双モードになるが、挑戦にしっぱいした後は、元のポジションに収まるか、踏み台にされるかである。ただ、今回の戦いぶりを観てタッグでも良いのでベルト戦線にいて欲しいと思った。
続いて、セミ。ゴールデンラヴァーズが復活して最初は懐かしさもあり良かったと思ったが、ロサンゼルス大会と今回の両国大会と2試合連続で面白くない試合だった。まぁ、相手にもよると思うが、多分、昔のアポロ55と対戦していた時のイメージが強すぎるのいだと思う。なので、観ているこちらも過去は過去として観ないといけないと感じた。
次はIWGPジュニア選手権だが、壮絶な試合だったという一言に尽きる。ジュニア版の四天王プロレスというかなんと言うか、特にオスプレイが断崖式のスパニッシュフライを敢行し、自らの頭部をエプロンの角にぶつけ、流血するシーンはゾッとした。これ以上、けが人が出るのは興行団体としても良くないので・・
そして、勝ったオスプレイが試合後に、KUSHIDAを次期挑戦者として指名している。実況席という最前列でこの死闘を見せられたら、やりづらい部分もあるかもしれないが、KUSHIDAとオスプレイにしかできない戦いを見せて欲しいと思う。
続いて、ジュニアタッグだが、ベルトを取られると思っていたので、まさかの結果であった。ただ、3Kが巻かなかったのは良かった。次回は、ヒロム・BUSHI組との純粋なタッグ対決が観たい。
他の試合は、まだ正式にタイトルマッチは決まっていないが、前哨戦の様なカードがあった。USヘビーとNEVERを巡る攻防は正直、どうでも良い感じである。中途半端なレスラーたちの戦いなので・・
それに比べ、ロスインゴと鈴木軍の絡みは非常に刺激的である。試合は鈴木軍が支配していたが、試合後は内藤が支配していたと思う。この辺が内藤の変わったところなのでしょう。ただ、試合となれば、みのる有利と感じる。そして、タッグ戦線も圧倒的にKESが有利である。今までロスインゴは、新日所属の選手たちとやっていたが、今回の鈴木軍との抗争で、メッキが剥がれる可能性もある。ここで、十分に対応し、人気そして実力もあることを証明できるかがカギである。この抗争でインパクトを残せないと3年連速MVPは厳しいと思われる。
あとは、特にないが、第2試合のタイチがとても力強く感じた。せっかくなので、もっと上位陣と当たって欲しいと思う。